新潟市西区の歯医者、新潟西歯科クリニック|ブログ

【新潟の歯医者で歯周病治療】ニンニクが持つ歯周病予防効果について

ニンニクを普段から好んで食べるという方は多いかと思います。
美味しさもさることながら、ニンニクには疲労回復やスタミナアップ、免疫力向上や冷え性改善といったさまざまな健康面でのメリットがあります。
またニンニクには歯周病予防効果も期待できるため、今回はこちらの点を中心に解説します。

ニンニクの歯周病予防効果

ニンニクが持つ歯周病予防に効く作用は、抗菌作用や抗炎症作用です。

ニンニクに含まれるアリシンなどの成分には、歯周病の原因となる細菌の増殖を抑制する効果があります。
そのため、歯周病の発症や進行を防いでくれます。

またニンニクに含まれるジメチルサルファイドという有機硫黄化合物には、炎症を引き起こすサイトカインという物質の生成を抑える作用があります。
こちらの作用により、歯周病が引き起こす歯茎の炎症を抑えたり、慢性的な痛みを軽減したりすることが可能です。

熟成ニンニクエキスと歯周病予防

近年は、熟成ニンニクエキスという成分の歯周病予防効果も注目されています。

熟成ニンニクエキスは、ニンニクを数年間熟成させて抽出したエキス素材です。

ある調査では、熟成ニンニクエキスの摂取を4ヶ月継続した結果として、歯茎周辺の炎症の程度が明らかに低下したことが分かっています。
また18か月にわたる臨床試験の結果から、熟成ニンニクエキスの摂取によって歯周ポケットの深さの進行が遅れたことも判明しています。

歯周ポケットは、通常1~2mm程度ですが、歯周病に罹るとどんどん深さが進行していきます。
深さ4~5mm程度にまで達すれば、初期の歯周病と判断されます。

ニンニクを摂取する際の注意点

歯周病予防の一環としてニンニクを食べるのは良いことですが、ニンニクに含まれるアリシンは刺激が強いです。
そのため、過剰に摂取すると胃の粘膜や胃壁を荒らす可能性があります。

また腸内環境を悪化させ、腹痛や下痢、便秘を引き起こすことも考えられます。

さらに、ニンニクを大量に食べると体臭や口臭が強くなり、長引くこともあります。
アリシンは、ジメチルサルファイドなどの成分に変化します。
ジメチルサルファイドは、前述の通り抗炎症作用がある成分ですが、口臭の元でもあります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・ニンニクに含まれるアリシンには、歯周病菌の増殖を抑制する効果がある
・ニンニクに含まれるジメチルサルファイドという有機硫黄化合物には、抗炎症作用が期待できる
・熟成ニンニクエキスには歯茎炎症を軽減させたり、歯周ポケットの進行を遅らせたりする効果がある
・ニンニクの過剰摂取は胃腸の環境、口臭や体臭の悪化につながる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!
スタッフ一同、心よりお待ちしております。