虫歯を予防するために、食事内容を工夫しているという方もいるでしょう。
例えば甘いものを控えたり、お酒の量を減らしたりといった工夫が挙げられますが、スープの摂取も虫歯予防方法の一つです。
今回は、虫歯予防としてスープを飲むメリット・デメリットについて解説します。
栄養素を効率的に摂取できるのがメリット
虫歯予防としてスープを飲むことのメリットとしては、まず栄養素を効率的に摂取できるという点が挙げられます。
虫歯予防を行うには、野菜などを多く食べて栄養素を摂取しなければいけません。
しかし、生の状態で大量に野菜を食べるのは難しいです。
特に野菜が嫌いな方にとっては、とても苦痛な時間になるでしょう。
一方、スープであれば生野菜よりも多くの量の野菜を食べることができ、なおかつ野菜の甘みや旨みが出て食べやすくなります。
さらに、スープであれば水に溶けやすい栄養素も逃がさずに摂取できます。
口内に残りにくいというメリットもある
虫歯予防してスープを摂取するメリットとしては、口内に残りにくいということも挙げられます。
スープにはさまざまな具材が使用されますが、固形のみの食べ物と比べて食べカスが口内に残りにくいです。
具材を咀嚼して口内で細かくなったとしても、水分によって多少洗い流されるからです。
そのため、虫歯の原因となるプラークの形成を予防できます。
もちろん、スープは出汁のみを野菜などから取り、具材を一切入れずに飲むことも可能です。
こちらは前述したように栄養素が豊富に含まれているだけでなく、口内を食べカスで汚してしまう心配がほとんどありません。
虫歯予防としてスープを飲むデメリット
スープの具材をやわらかくすると食べやすいですが、あまりにもやわらかくすると唾液の分泌量が減少します。
そのため、口内の汚れを洗い流す効果は半減し、虫歯のリスクが高まるおそれがあります。
またスープの種類によっては、糖分が多かったり酸性が強かったりするものもあります。
これらは虫歯を誘発する可能性があるため、基本的には野菜の出汁をベースにしたものをおすすめします。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・スープは野菜などの栄養素を効率的に摂取できるため、虫歯予防におすすめ
・スープであれば、水に溶けやすい栄養素も逃さずに摂取できる
・スープは水分が多いため、口内が洗い流され、食べカスが残りにくい
・スープの具材をやわらかくしすぎると咀嚼の回数が減り、口内を洗い流す効果は半減する
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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