入れ歯を使用する方は、脱着のルールを守るだけでなく、管理のルールも徹底して守らなければいけません。
しかし、意外とおろそかにしているケースは多く、それだと平均よりも早く劣化してしまうおそれがあります。
今回は、入れ歯の管理で見落としがちなNG行動について解説します。
超音波洗浄器に素で入れる
メガネ用などの超音波洗浄機を使用する際、洗浄槽のステンレス面に直接入れ歯を置いてスイッチを入れるのは避けるべきです。
超音波の微細な振動により、入れ歯と金属製の槽が細かく接触し続け、入れ歯の表面が摩耗したり、微小な欠けが生じたりすることがあります。
また、直接置くと振動が効率よく全体に伝わらないこともあります。
対策としては、専用のプラスチックカゴに入れるか、洗浄液を満たしたプラスチックコップの中に入れ歯を入れ、そのコップを洗浄機の水槽に浮かべる二重洗浄が理想的です。
柑橘系成分入りの洗剤を使う
「口に入れるものだから、爽やかなレモンの香りの食器用洗剤で洗いたい」という心理はわかりますが、柑橘類に含まれる成分「リモネン」には注意が必要です。
リモネンはプラスチックを溶解・変質させる性質を持っていて、入れ歯のレジン素材の種類によっては、表面の光沢を失わせたり、ベタつきの原因になったりすることがあります。
特に、やわらかい裏打ち材を使用している入れ歯の場合、成分が浸透して素材を硬化させてしまうリスクが高いです。
洗剤を使用する場合は、香料や添加物が少ない中性かつ無香料に近いものを選ぶか、専用の洗浄剤に徹するのがもっとも安全な選択です。
マウスウォッシュに浸け置きする
「お口をゆすぐ液体なら、入れ歯の除菌にも良さそう」と思われがちですが、市販のマウスウォッシュには高濃度のアルコールや強い着色料が含まれているものが多くあります。
これに入れ歯を長時間浸けてしまうと、プラスチック部分が変色したり、アルコールによるひび割れを誘発したりします。
特にリステリンなどの着色が強いタイプは、入れ歯に色が移ってしまい、洗っても落ちなくなることがあります。
マウスウォッシュはあくまで自前の口腔粘膜や残存歯のためのものであり、入れ歯というプラスチック製品を浸け置くための設計はされていません。
浸け置きは、専用の錠剤を溶かした水で行うのが鉄則です。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・超音波洗浄器を使用する場合、洗浄槽に直接入れ歯を置いてスイッチを入れるのは避けるべき
・入れ歯の中には、柑橘系成分入りの洗剤で洗わない方が良いものもある
・入れ歯の浸け置き洗いには、マウスウォッシュではなく必ず専用の錠剤を使用しなければいけない
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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