普段特に意識せず、何気なく歯を磨いているという方は多いかと思いますが、実は歯磨きの方法にはいくつかの種類があります。
中でも“スクラッピング法”は代表的な方法であり、正しく行うことで歯磨きの効果はよりアップします。
ここからは、スクラッピング法の詳細を中心に解説したいと思います。
〇スクラッピング法の概要
スクラッピング法とは、簡単にいうと歯ブラシの毛先を使用する歯磨きの方法をいいます。
正しい手順としては、まず歯ブラシの毛先を歯の表面に直角に当て、毛先が歯間に入る程度に軽く押し付けます。
その後は、毛先が動かないよう、小刻みに振動させながら磨いていきます。
このとき、動かす幅を大きくすると、横磨きになってしまい、スクラッピング法の効果が半減してしまうため、注意してください。
また、細かいコツとしては、歯ブラシをペンのように握り、一度に1~2本の歯に歯ブラシを当て、少なくとも10回以上は小刻みに動かすよう心掛けましょう。
〇スクラッピング法に向いている歯ブラシの特徴
代表的な歯磨きの方法であるスクラッピング法は、毛先や柄の形状が真っ直ぐな歯ブラシで行うことをおすすめします。
毛先がギザギザだったり、柄がカーブしていたりすると、適正な圧力が均等にかからないからです。
また、毛先のサイズは小さめ(自身の歯の1~2つ分)が望ましく、毛の硬さはやや硬めが良いでしょう。
特に、歯の汚れがひどい場合は、ハードタイプの歯ブラシで力を入れないようにしながら磨くことで、短時間で歯垢を除去することができます。
〇その他の歯磨きの方法について
スクラッピング法以外の代表的な歯磨きの方法には、以下が挙げられます。
・ローリング法
毛先を歯の根元に垂直に当て、歯の先端に向けて回転させる方法です。
動かし方は簡単ですが、歯と歯茎の境目を磨き残しやすいです。
・フォーンズ法
毛先を直角に当て、クルクルと回転させながら磨く方法です。
大きな汚れを短時間で磨くことができますが、歯間部の汚れはあまり落とせません。
・バス法
毛先を45度に歯茎に当て、小刻みに動かしながら、1本ずつ横に移動させて磨く方法です。
歯周ポケット付近の汚れを落とせる反面、歯茎を傷つけてしまうおそれがあります。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・スクラッピング法は、毛先を直角に当て、歯1~2本10回を目安に磨く方法
・スクラッピング法には、毛先が真っ直ぐで硬く、なおかつヘッドが小さい歯ブラシが適している
・スクラッピング法以外の歯磨き方法には、ローリング法やフォーンズ法、バス法などがある
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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