虫歯を予防するためには、正しいブラッシングの徹底やダラダラ食べの防止、歯科クリニックでの定期検診などを行うのが効果的です。
また、これらの虫歯予防方法とともにおすすめしたいのが“重曹うがい”です。
ここからは、重曹うがいの具体的な方法やメリットを中心に解説します。
〇重曹の概要
重曹は、化学名を“炭酸水素ナトリウム”というもので、弱アルカリ性の物質です。
食塩を電気分解し、そこに二酸化炭素を加えてつくられる白い粉末であり、結晶が丸く粒子が細かいという特徴を持っています。
また、重曹は胃の中に入ると胃酸と反応し、水と塩化ナトリウム(塩)、二酸化炭素に分解されます。
つまり、人体には無害な物質だということです。
〇重曹うがいの方法やメリット
虫歯予防に効果的な重曹うがいの方法は、至ってシンプルです。
コップ1杯の水に、食用の重曹をスプーン1杯程度混ぜ、こちらの水で10秒ほどうがいをするだけです。
ポイントとしては、口を閉じて“グチュグチュ”と転がすようにうがいをすることで、高い効果を発揮します。
また、重曹うがいが虫歯予防につながる理由としては、歯を溶かす原因となる酸を中和してくれることが挙げられます。
その他、殺菌効果や口臭予防効果など、重曹うがいには口内環境の良化につながるメリットが数多く存在します。
〇重曹うがいの注意点
虫歯予防に効果を発揮する重曹うがいですが、実施するにあたってはいくつか注意しなければいけない点があります。
まず、先ほども少し触れたように、使用する重曹は“食用”のものでなければいけません。
重曹には、医療用や工業用なども存在しますが、これらを使用すると健康を害してしまうおそれがあるため、注意してください。
また、重曹うがいを行った直後は、歯磨きを避けるようにしましょう。
重曹には研磨作用があり、こちらが歯の黄ばみなどを落としてくれますが、うがいの直後に歯を磨くと、効果が強すぎてエナメル質、歯茎などを傷める可能性があります。
その他、重曹うがいをする際は、“ガラガラ”と喉を使用しないように注意しましょう。
たとえ食用の重曹であっても、こちらの方法では喉を傷めるリスクが高くなります。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・重曹うがいは、水に重曹を入れ、10秒ほどうがいをするだけの簡単な虫歯予防法
・虫歯予防効果だけでなく、殺菌効果や口臭予防効果もあるのが重曹うがいのメリット
・虫歯予防として重曹うがいをする場合は、必ず食用の重曹を使用する
・重曹うがいの直後に歯磨きをすると、エナメル質や歯茎を傷める可能性がある
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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