新潟市西区の歯医者、新潟西歯科クリニック|ブログ

歯茎に傷ができてしまう主な原因について知っておこう

知らず知らずのうちに、歯茎に傷がついてしまっている方は多いです。

歯茎の傷はさまざまな原因によって作られ、そのまま放置すると、身体に細菌が入り込んだり、それが心臓や消化器官にまで回って感染症につながったりするおそれもあります。

ここからは、歯茎に傷がついてしまう主な原因について解説したいと思います。

〇オーバーブラッシング

毎日のようにオーバーブラッシングを続けていると、歯茎に傷がつく可能性は高くなります。

こちらは、強い力で歯を磨きすぎてしまうことであり、歯磨きを徹底している方ほど注意しなければいけないものです。

また、オーバーブラッシングは歯茎の傷だけでなく、歯茎を減少させ、歯の根元を露出させることにもつながります。

歯の根元が露出すると、当然食べカスや歯垢が詰まりやすくなり、虫歯のリスクも高まりますし、歯がしみる知覚過敏の原因にもなりかねません。

そのため、歯磨きはゴシゴシ磨くのではなく、優しく細かい動きで丁寧に磨くことをおすすめします。

〇デンタルフロス

歯茎に傷がついてしまう原因としては、デンタルフロスの使用も挙げられます。

こちらは、歯ブラシと併用できるデンタルケアアイテムとしてとても人気ですが、使い方を間違えると危険です。

具体的には、デンタルフロスを使用する際、糸を歯間に無理やり通すことで、反動により歯茎にダメージを与えてしまう可能性があります。

また、挿入する方向を間違えることにより、糸が歯茎に突き刺さってしまい、傷ができることも考えられます。

そのため、デンタルフロスを使用する際は、前もって正しい使い方を習得しておかなければいけません。

〇被せ物

歯科クリニックで治療を行った方は、歯に被せ物がついていることもあるかと思いますが、こちらのサイズが合っていない場合、歯茎に傷がつく可能性があります。

通常、被せ物はキレイにその歯に沿うようについているものですが、大きさや高さが合っていないと、歯茎に食い込み、傷や出血の原因になってしまいます。

また、被せ物のサイズは、時間が経つにつれて合わなくなってしまうことも考えられるため、少しでも被せ物の付近で痛みが出た場合には、すぐに歯科クリニックに相談し、治療を受けるようにしましょう。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯茎の傷は細菌の侵入や感染症などにつながるリスクがある

・オーバーブラッシングは歯茎に傷がつく主な原因の1つ

・デンタルフロスの使い方を間違えることでも傷はつきやすくなる

・被せ物の大きさや高さが合っていないと、歯茎に食い込み、傷になることがある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

赤ちゃんの歯がなかなか生えてこない理由について

赤ちゃんの歯が生え始めるのは、生後6~8ヶ月程度が一般的です。

しかし、場合によっては、こちらの時期を迎えたにもかかわらず、なかなか歯が生えてこないことがあります。

このようなケースには、一体どのような理由が考えられるのでしょうか?

解説しますので、親御さんはぜひ参考にしてください。

〇乳歯萌出遅延

赤ちゃんの歯がなかなか生えてこない代表的な理由としては、乳歯萌出遅延が挙げられます。

こちらは、早産や低体重など、親御さんのお腹の中で発育が十分行われていない場合に多く見られるものです。

場合によっては、1歳を過ぎているにもかかわらず、1本も歯が生えてこないことがあります。

また、赤ちゃんの歯は2歳半くらいですべて生え揃うのが一般的ですが、乳歯萌出遅延によって生え始めが遅れた場合は、生え揃う時期も3歳頃まで先延ばしになることが考えられます。

もし、1歳の時点でほとんど歯が生えていない、あるいは1本も生えていないのであれば、親御さんがすぐに歯科クリニックに連れていくことをおすすめします。

〇癒合歯

赤ちゃんの歯がなかなか生えてこない場合、そちらの歯は癒合歯の可能性があります。

癒合歯とは、本来1本ずつ生えてくるはずの歯が、2本くっついて生えてしまうことをいいます。

乳歯に多く見られるものであり、原因はまだハッキリと解明されていないものの、胎児の際に乳歯の芽が作られ、そのときにくっついてしまい、そのまま発育してしまったという説が一般的です。

また、こちらは通常の歯と比べて生えるのが遅いことがあり、永久歯への生え変わりを阻害することも考えられるため、一部のみ歯が生えない場合は注意すべきです。

〇先天性欠如

先天性欠如も、赤ちゃんの歯がなかなか生えてこない理由の1つです。

こちらは、生まれつき歯の本数が足りないという症状であり、何らかの理由で歯胚が形成されないことによって起こります。

前述した症状とは違い、遅れて生えてくることもありません。

また、欠如する歯の本数には個人差があり、1~2本だけの場合もあれば、10本以上欠如することもあります。

赤ちゃんの場合、すぐこちらの症状に対応する必要はありませんが、永久歯が生え揃う年齢になっても明らかな欠如が見られる場合は、歯列矯正や部分入れ歯などが必要になることも考えられます。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・早産や低体重など、お腹の中で発育が十分行われていない場合、赤ちゃんの歯は生えるのが遅れることがある

・癒合歯は生えるのが遅く、永久歯への生え変わりにも悪影響を及ぼす可能性がある

・生まれつき歯の本数が少ない場合、将来的に歯列矯正や部分入れ歯が必要になることもある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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歯肉炎とは?~進行具合によって異なる症状について~

歯肉炎は、読んで字のごとく歯肉(歯茎)に炎症がある状態です。

歯と歯の間、歯と歯肉の隙間に溜まった歯垢や歯石が原因で起こります。

また、歯肉炎の症状は進行具合によって異なり、当然進行すればするほど症状はひどいものになります。

ここからは、各段階の症状について解説したいと思います。

〇軽度の歯肉炎

軽度の歯肉炎の症状としては、まず歯肉が赤く腫れたり、歯磨きなどのちょっとした刺激で出血したりすることが挙げられます。

また、歯肉炎が進行すると、歯と歯肉の間に歯周ポケットと呼ばれる深い溝ができますが、こちらの程度の症状もまだ軽度の範囲内です。

ただし、歯周ポケットは歯垢が溜まりやすく、歯肉炎がより進行する原因となるため、注意しなければいけません。

ちなみに、これくらいの段階から、歯肉が少しずつ赤紫色に変色することも考えられます。

〇中度の歯肉炎

中度の歯肉炎の症状としては、まず歯茎がブヨブヨに腫れることが挙げられます。

また、軽度の歯肉炎と比べて口臭が強くなったり、歯周ポケットから膿が出たりと、明確な自覚症状も次々に現れます。

もちろん、歯肉からの出血も継続する上に、硬いものを噛むと痛みを感じることもあるため、生活に支障をきたす可能性は極めて高いです。

〇重度の歯肉炎

重度の歯肉炎の症状には、歯のグラつきが激しくなる、口臭がさらに強くなるといったことが挙げられます。

ここまで歯肉炎が進行したものは、いわゆる“歯槽膿漏”と呼ばれるものであり、歯肉の内側を支える歯槽骨という骨が溶け、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。

また、歯槽膿漏がさらに進行すると、血液を介して細菌が各臓器に運ばれ、身体に様々な影響を及ぼします。

例えば、糖尿病のリスクが高くなったり、肺炎などの呼吸器疾患、感染性心内膜炎などの心疾患に悪影響を及ぼしたりすることが考えられます。

よって、歯槽膿漏の段階にまで達する前に、殺菌成分や抗炎症成分、歯肉活性化成分などが配合された歯磨き粉を使用し、しっかりと歯磨きをすることが大切です。

その他、歯石がある方は、歯科クリニックで定期的に除去してもらい、歯のクリーニングや検診も受け、歯肉炎の進行を食い止めることも重要です。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・軽度の歯肉炎の症状としては、歯肉の腫れや出血、変色などがある

・中度の歯肉炎の症状には、歯茎の軟化や口臭、歯周ポケットから膿が出ることなどが挙げられる

・重度の歯肉炎は歯槽膿漏といい、最終的には歯が抜け落ちる

・歯肉炎が進行する前に、歯磨きや歯石取り、定期検診をするのがおすすめ

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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子どもの歯茎の出来物について~考えられる症状は?~

子どもの歯茎に出来物があるのを発見した親御さんは、とても不安な気持ちになるかと思います。

特に、それによって子どもが痛みを訴えている場合などは、よりその不安が大きくなることでしょう。

今回は、子どもの歯茎に出来物ができている場合に考えられる症状について解説したいと思います。

〇フィステル

子どもの歯茎に出来物ができている場合に考えられる症状としては、まずフィステルが挙げられます。

フィステルとは、歯茎にできるニキビのような膨らんだ出来物であり、歯根に溜まった膿が行き場をなくし、袋状に腫れる症状をいいます。

表面が破れ、膿を出し切ると一時的に症状は治まりますが、膿が溜まると再び同じ場所にできる可能性があります。

また、フィステルは歯の神経の細菌感染などが原因で発生するもので、放置していると永久歯にも影響が出てしまいます。

そのため、特に痛みはないことがほとんどですが、こちらの出来物に気付いた親御さんは、すぐに子どもを歯科クリニックに連れていくべきです。

〇口内炎

子どもの歯茎に出来物がある場合、そちらは口内炎である可能性も高いです。

口内炎には、主にヘルペス性とアフタ性の2種類があり、前者は歯茎や口周りに水膨れができる症状で、すでにヘルペスを発症している人と接触することで感染します。

また、後者はもっとも一般的な口内炎であり、小さな白っぽい円形の斑点が歯茎を含む口内に現れます。

できたところに食べ物や歯、歯ブラシなどが当たると非常に痛いため、親御さんが見つける前に、子どもが痛みを訴えて気付くというケースも多いです。

〇その他の症状

その他、子どもの歯茎に出来物がある場合に考えられる症状は以下の通りです。

・萌出嚢胞
・歯肉炎、歯周炎
・体調不良、ストレスによる腫れ

萌出嚢胞は、子どもの歯が生え始めるのに伴って歯茎が腫れる症状であり、歯肉炎や歯周炎は、ブラッシングが不十分なことや、歯が乳歯から永久歯に生え変わることなどが原因で発症します。

ちなみに、単純に体調が悪かったり、ストレスが溜まっていたりすることでも、子どもの歯茎には出来物ができることがあります。

こちらは、免疫力や抵抗力の低下が原因であり、体調の回復とともに治る可能性が高いです。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・フィステルは、歯根に溜まった膿が行き場をなくし、子どもの歯茎が袋状に腫れる症状

・子どもの歯茎にできる口内炎にはヘルペス性とアフタ性の2種類がある

・萌出嚢胞や歯肉炎、歯周炎も、歯茎に出来物ができる症状の1つ

・体調不良やストレスが原因で歯茎に出来物ができることもある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

 

院長【平野大輔先生より一言】

 『フィステルが原因で、歯列矯正が必要になるケースもあります。

お子様の口腔内は日々変わります。注意深く観察する事が、歯並びや、ストレスを予防することに繋がります。

お子様が健やかに成長するためにも、お口の中に興味をもっていただけると幸いです。

ご相談がありましたら、いつもでもご連絡ください。』

 

 

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虫歯と糖の摂取における関係性について解説します

代表的な虫歯の予防法といえば、ほとんどの方が歯磨きを思い浮かべるかと思います。

また、虫歯は糖の摂取に注意することでも予防が可能ですが、このときにはどのようなポイントを押さえておけば良いのでしょうか?

ここからは、いくつかのポイントについて解説したいと思います。

〇1日における糖の摂取量について

虫歯を防止するためには、まず1日における糖の摂取量を意識すべきです。

虫歯は、口内の原因菌が糖(ショ糖)を取り込むことから発症します。

糖から形成されたプラークは、その中でさらに原因菌を増殖させ、酸を作り出し、歯のエナメル質や象牙質を溶かしてしまいます。

そのため、糖の摂取はなるべく抑えるべきなのですが、こちらは果たしてどの程度までが許容範囲なのでしょうか?

結論からいうと、虫歯を予防するためには、糖を含んだ食事を1日5回までに抑えるべきです。

また、こちらと合わせて、フッ素化物配合の歯磨き粉で1日2回歯を磨くことを意識することで、虫歯のリスクはかなり低くなります。

〇間食について

最近はおうち時間も増え、ついつい間食が増えているという方も多いかと思います。

しかし、虫歯を予防するためには、朝昼晩の食事だけでなく、間食の内容についても意識しなければいけません。

もっとも虫歯になりやすい間食は、食べている時間が長く、なおかつ歯にくっつきやすいアメやキャラメル、グミなどの糖を多量に含むお菓子です。

逆に、虫歯の心配をせずに食べられるものとしては、生野菜やチーズ、ナッツ類などが挙げられます。

ただし、いずれも糖類が含まれていないものに限ります。

〇虫歯になりにくい糖について

先ほどから、虫歯を予防するためには、普段の食事において糖を意識すべきだと解説してきましたが、実は世の中には虫歯のリスクが低い糖が存在します。

こちらは、代用甘味料というもので、細菌が栄養として代謝することができないことから、酸の生産性が低いもしくはまったくないものを指しています。

中でも、キシリトールなどの糖アルコールは、多くの製品で採用されています。

そのため、ガムなどのお菓子を購入する際は、“〇〇トール”や“還元〇〇”といった名称の糖アルコールが含まれているかどうか、成分表示をチェックすることをおすすめします。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・虫歯を予防するためには、糖を含んだ食事を1日5回までにするべき

・間食としては、糖が含まれていない生野菜やチーズ、ナッツ類などを摂取すべき

・キシリトールなどの代用甘味料は酸の生産性が低く、摂取しても虫歯になりにくい

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【必見】口臭に関する素朴な質問にお答えします!

多くの方が疑問を持っていたり、悩んでいたりする症状の1つに、口臭が挙げられます。

口臭に関する知識を少しでも増やすことで、常に臭いを気にしながら生活したり、他人に不快な思いをさせたりする心配が少なくなります。

今回は、口臭に関する素朴な質問にお答えしたいと思います。

〇虫歯や歯周病でなくても口臭は発生する?

「虫歯や歯周病になっていない場合でも、口臭は発生しますか?」というのは、よくある質問の1つです。

結論からいうと、虫歯や歯周病でなくても、口臭は発生することがあります。

口臭には、主に4つの種類があります。

虫歯や歯周病の方は、病的口臭という種類の口臭に該当しますが、以下の3種類は、健康な方でも発生する可能性があります。

・生理的口臭(空腹時などに、口内の細菌が増殖して発生する)
・外因的口臭(酒やタバコなどを摂取することで発生する)
・心因的口臭(本人の思い込みから臭いが発生する)

〇歯磨きだけで十分に口臭は予防できる?

「歯磨きをするだけで、十分に口臭は予防できますか?」というのも、よくある質問の1つです。

口臭予防として歯磨きは必ず行わなければいけませんが、よりしっかりと予防をするのであれば、舌磨きもあわせて実施する必要があります。

口臭の種類はいくつかありますが、主な発生源は舌の表面に付着している舌苔です。

こちらは口内の粘膜、唾液中のタンパク質等が付着したものであり、細菌が分解したときには不快な臭いを発します。

そのため、舌を傷つけないよう、市販の舌ブラシで丁寧に取り除きましょう。

刺激に弱い表面が傷ついてしまうため、歯ブラシで磨くことは控えてください。

〇子どもにも口臭はある?

子どもを持つ親御さんには、「子どもにも口臭はありますか?」という質問をされる方も多いです。

もちろん、大人だけでなく、子どもにも口臭は存在します。

子どもの口臭の原因として多いのは、口呼吸によって口内が乾燥すること、歯垢の磨き残しです。

子どもは口の筋力が弱く、口を閉じることができなかったり、一人では隅々まで歯磨きができなかったりするケースが多いからです。

また、噛む回数が少ないことでも、唾液が分泌されにくくなり、口臭が発生することがあります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯科医に口臭の質問をすることで、口臭に悩んだり、他人に迷惑をかけたりする心配が減る

・虫歯や歯周病でなくても、口臭は発生することがある

・口臭を予防するには、歯磨きだけでなく舌磨きも行う必要がある

・子どもの口臭は主に口呼吸、歯垢の磨き残しによって発生する

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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注意したい口内の出来物について~種類や特徴を解説~

口内の出来物と聞いて、真っ先に皆さんが想像するのは口内炎だと思います。

こちらは、口内やその周辺の粘膜に起こる炎症であり、痛みを伴うものとしてよく知られています。

また、口内炎以外にも、注意したい口内の出来物はいくつかあるため、今回はそちらの種類や特徴を見て行きたいと思います。

〇水疱

口内の出来物の1つに、水疱(すいほう)というものがあります。

こちらは、わかりやすくいうと水ぶくれであり、さまざまな原因で発生します。

代表的なものとしては、やけどによって口内の粘膜が傷つき、その下に体液が溜まることで、膨れ上がってしまうケースが挙げられます。

また、水疱は体内に隠れていた水疱瘡(みずぼうそう)のウイルスが再活性化したり、歯の先端などが口内の粘膜に当たり、傷ついてしまうことで管が詰まり、唾液を排出できなかったりすることでも現れます。

後者のケースは、矯正器具を装着している方にもよく見られるため、注意が必要です。

〇口腔カンジダ症

注意したい口内の出来物を伴う症状には、口腔カンジダ症も挙げられます。

こちらは、主にカンジダ・アルビカンスというカビの一種によって引き起こされる口腔感染症です。

白っぽい点状や線状、あるいは斑点状のものが口内に付着するのが特徴です。

白い斑点は、口内をガーゼなどで拭うと剥がれますが、剥離後の粘膜面は赤みを帯びているケースが多いです。

また、こちらは主に口内の清掃が不十分なことや、入れ歯の装着などによって起こり、口腔粘膜の痛みや味覚障害などの症状につながることもあります。

〇手足口病

手足口病(てあしくちびょう)も、口内に出来物が発生する症状の1つです。

具体的には、口内に水疱状の発疹が現れ、1~3日程度発熱します。

また、手足口病という名前の通り、発疹は手のひらや足の裏、足の甲などに出ることもあり、口内の水疱がつぶれた後には口内炎ができることもあります。

ちなみに、こちらの症状が見られるのはほとんどが小児であり、5歳未満の子どもを持つ親御さんは特に注意が必要です。

飛沫感染や接触感染によって発症し、夏場は特に感染リスクが高くなります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・口内炎は口内やその周辺の粘膜に見られる出来物であり、痛みを伴うことがある

・水疱は口内のやけど、歯や矯正器具によって粘膜が傷つくことなどが原因で現れる出来物

・口腔カンジダ症はカビの一種によって引き起こされる口腔感染症の一種

・手足口病は口内や手足に水疱状の発疹が現れ、1~3日程度発熱する症状で、小児に多く見られる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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頬の内側を噛みやすくなる原因や対策について解説します

食事の際、誤って頬の内側を噛んでしまい、強い痛みが走ったり、出血したりすることがあります。

このような現象の原因として有名なのは、以前より太ったことにより、顔の肉が内側に張り出すことですが、実は他にもいくつか原因があります。

今回は、頬の内側を嚙みやすくなる原因について解説します。

〇加齢

頬の内側を噛みやすくなる原因の1つに、加齢が挙げられます。

人は年齢を重ねると、噛む回数や口を動かす機会が減少します。

これによって口の筋力は低下し、皮膚も徐々にたるんでいきます。

また、皮膚がたるむことにより、咀嚼する際、頬の内側のたるんだ部分を誤って噛む可能性は高くなってしまいます。

そのため、ある程度年齢を重ねたら、表情筋を鍛える顔の体操を行ったり、意識して会話を増やしたりといった対策を取らなければいけません。

ちなみに、加齢によって歯が擦り減り、噛み合わせが低くなることでも、頬の内側は噛みやすくなります。

〇虫歯治療

頬の内側を嚙みやすくなる原因としては、虫歯治療も挙げられます。

正確にいうと、虫歯治療に伴って被せ物や新しい歯を入れた場合に、噛み合わせが変わることにより、それに慣れるまで頬の内側を噛みやすくなることがあります。

多くの場合、被せ物や新しい歯が馴染んでくれば、脳が自然と噛まないような動きをするため、特に心配することはありません。

ただし、場合によっては上下の歯の位置関係から、頬の内側の皮膚が巻き込まれやすくなっていることも考えられるため、あまりにも頻繫に起こる場合は、歯科クリニックに相談してください。

〇疲労、ストレス

疲労やストレスが溜まることも、頬の内側を嚙みやすくなる原因の1つです。

仕事や日頃の生活でストレスや疲労が溜まっていると、ボンヤリしやすくなり、食事の際には頬の内側だけでなく、舌も噛みやすくなってしまいます。

つまり、体調が悪く、顎の運動が制御しにくくなるということです。

また、このような状況を防ぐためには、十分な休養やストレス発散をするのが一番ですが、食事の前にコップ1杯の水を飲み、口内の滑りを良くすることでも、ある程度噛みやすくなるのを回避できます。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・年齢を重ねると、皮膚がたるんだり歯が擦り減ったりすることで、頬の内側を噛みやすくなる

・虫歯治療後、被せ物などで噛み合わせが変わることも、頬の内側を嚙みやすくなる原因の1つ

・疲労やストレスが蓄積されると、顎の運動が制御しにくくなり、頬の内側や舌を噛みやすくなる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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矯正治療中の方が積極的に摂取すべき食べ物とは?

矯正治療を行っている方は、口内に矯正器具を装着していることにより、食事に影響が出てしまうことがあります。

では、矯正治療中には、一体どのような食べ物を摂取すべきなのでしょうか?

ここからは、おすすめの食べ物の種類とその理由について解説したいと思います。

〇痛みが軽減される食べ物

矯正治療を行う方は、口内に器具が当たったり、歯が少しずつ移動したりすることにより、多少の痛みが出ることがあります。

そのため、矯正治療中には、なるべく痛みを感じにくい食べ物を摂取すべきです。

例えば、野菜であればそのまま食べるのではなくスムージーにしたり、お米はお粥やリゾットにしたりすることで、痛みを軽減させながら必要な栄養素を摂取することが可能です。

また、タンパク質を摂取するのであれば、肉や魚よりも柔らかい豆腐、豆乳などを積極的に摂ることを心掛けましょう。

〇挟まりにくい食べ物

矯正治療中は、歯と矯正器具の間に食べ物が挟まりやすくなります。

そのため、挟まりやすい繊維質の食べ物は避けるのが無難です。

例えば、魚であればマグロなどのスジが強いものは避け、サーモンやホタテといったスジが柔らかいものを選びましょう。

また、鶏肉の場合は通常のモモ、ムネではなく挽肉を選ぶことで、歯と矯正器具の間に挟まりにくくなります。

〇ビタミンB群の含有量が多い食べ物

矯正治療を行っている方は、ビタミンB群を豊富に含む食べ物も摂取すべきです。

中でもおすすめなのは、ビタミンB2、B6を多く含む食べ物です。

ビタミンB2には、矯正器具が口内に当たることで起こる炎症を早期に回復してくれる効果があります。

牛乳や卵、海藻やマッシュルームなどに豊富に含まれているため、これらの摂取は積極的に行いましょう。

また、ビタミンB6には、皮膚や粘膜の健康を維持してくれる効果があるため、こちらも矯正治療中の痛みを緩和する栄養素として機能します。

主にニンニクやバナナ、レバーやカツオといった食べ物に含まれているため、ぜひこの機会に覚えておいてください。

ちなみに、どうしても食事だけで十分な栄養素を摂取できない場合は、サプリメントも適宜摂取すべきです。

ただし、サプリメントの過剰摂取をすると体調不良や腹痛などの原因になるため、注意してください。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・矯正治療中は痛みを軽減するために、お粥や豆腐など柔らかい食べ物を摂取すべき

・矯正治療中は、歯に挟まりやすい繊維質の強い食べ物を避けるべき

・ビタミンB2、B6の含有量が多い食べ物は口内の炎症や健康維持に効果がある

・栄養素を摂取する際はサプリメントの過剰摂取に注意

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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“歯科心身症”とは?~主な種類や症状、治療法について~

口内に痛みがあったり、違和感があったりといった理由で、歯科クリニックを受診する方は多いかと思います。

しかし、このような症状は、必ずしも歯に原因があるとは限りません。

ここからは、歯以外が原因とされる“歯科心身症”の概要や主な種類、症状、治療法について解説したいと思います。

〇歯科心身症とは?

歯科心身症は、別名口腔心身症とも呼ばれるもので、その発症や経過に心理社会的要因が密接に関与した、口内の疾患や不快症状のことを指しています。

よりわかりやすくいうと、口に関連する器官の感覚に異常が発生する症状であり、治療期間も長期になることが多いです。

また、患者さんによって現れる症状は多種多様で、さまざまなケースがあることも、歯科心身症の大きな特徴だと言えます。

〇歯科心身症の主な種類、症状

歯科心身症の主な種類としては、まず“口臭恐怖症”が挙げられます。

こちらは、実際は生理的範囲内に収まっているにも関わらず、「自分には強い口臭がある」「自分の口臭は他人に迷惑をかけている」と思い込む症状を指しています。

一日中口臭を感じることから、日常生活に支障をきたすことも珍しくありません。

また、歯科心身症の種類には、“舌痛症”も挙げられます。

舌痛症は、舌に異常がないものの、舌の痛みが継続して発生している状態を指し、歯科治療後などに見られることもあります。

その他、痛みではなく、口内に何かしらの異物感(歯の上に何かが乗っている等)があるものの、実際には特に何もないという症状を“体感異常症”もしくは“体感幻覚症”といいます。

〇歯科心身症の治療法は?

歯科心身症にはさまざまな症状が見られますが、場合によっては歯科クリニックでの治療も可能です。

例えば、口臭恐怖症の場合、歯科クリニックで口臭測定を行い、問題がないことを確認した後、心理療法や向精神薬などを用いて治療を行うことがあります。

ただし、特に原因が見当たらない舌痛症や体感異常症、体感幻覚症については、歯科クリニックで治療するのが困難な場合もあります。

このような場合は、総合の口腔外科もしくは大学病院を受診することになります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯科心身症は、発症や経過に心理社会的要因が関与した口内の疾患や不快症状をいう

・一般的に治療期間が長く、人によって現れる症状が異なるのが特徴

・歯科心身症には口臭恐怖症、舌痛症、体感異常症・体感幻覚症などがある

・歯科心身症は歯科クリニックや口腔外科、大学病院などで治療することができる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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