代表的な虫歯予防の方法と聞くと、多くの方は歯磨きをイメージされるかと思います。
もちろん、虫歯予防として歯磨きは必要不可欠なものですが、こちらとあわせてマウスウォッシュを使用することで、より虫歯のリスクを減らすことが可能です。
今回は、虫歯予防としてのマウスウォッシュの正しい使い方を中心に解説します。
〇マウスウォッシュの適切な使用量
虫歯予防としてマウスウォッシュを使用する場合、適切な使用量を守らなければいけません。
適切な使用量はメーカーによって多少違いがありますが、必ずパッケージに記載されているため、使用前に確認しましょう。
大体は10~30mlで、付属しているキャップに目安のラインが付いているものが多いです。
ちなみに、記載された使用量を超える量を毎回使用していると、雑菌だけでなく口腔内に必要な常在菌まで死滅させてしまう可能性があるため、注意してください。
〇マウスウォッシュの効果を高める方法
マウスウォッシュの虫歯予防を高めるためには、使用する前にまず歯垢や舌苔を落としておくことをおすすめします。
マウスウォッシュの目的は、口内の汚れを落とすことではなく、あくまで殺菌であるため、前もって歯についた汚れ、舌にこびりついた舌苔を落としておくことで、より効果を感じやすくなります。
また、マウスウォッシュの後に口内をすすぐ方がいますが、こちらは必要ありません。
殺菌効果を高めるためにも、使用後はそのまま液を口内にとどめておくべきです。
ちなみに、マウスウォッシュ後にすぐ飲食をしてしまうと、殺菌した意味がなくなってしまうため、使用後30分程度は飲食も控えてください。
〇マウスウォッシュの使用を中止すべきケース
マウスウォッシュを使用した際に、刺激が強いと感じる場合は、ただちに使用を中止すべきです。
特に、海外製のマウスウォッシュはエタノール濃度が高い製品が多く、味が辛すぎたり、口内がピリピリしたりすることがあります。
また、口内の傷や口内炎などがある場合、マウスウォッシュの使用によって悪化する危険性があるため、このようなケースでは使用を中止するか、ノンアルコールタイプの製品を使用するようにしてください。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・マウスウォッシュの適切な使用量は大体10~30ml
・虫歯予防効果を高めるためには、マウスウォッシュを使用する前に口内の汚れを落とす必要がある
・マウスウォッシュの使用後はすすぎをせず、そのまま口内にとどまらせる
・刺激の強さを感じる場合はただちにマウスウォッシュの使用を中止すべき
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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