治療を受けた後、インプラントを交換することは可能です。
具体的には、歯科クリニックに交換を要請し、この時保証期間内であれば、無料で交換してもらうことができます。
では、インプラントの交換が必要なケースとは、どういったものなのでしょうか?
今回はこちらの点を中心に解説します。
〇インプラントに違和感や不具合がある場合
インプラントに違和感や不具合がある場合は、歯科クリニックに相談することで交換が可能です。
例えば、噛み合わせが合っていない場合などは、天然歯も含めた噛み合わせの悪化や、口内トラブルにつながる可能性があるため、早急に交換してもらわなければいけません。
また、以下のような不具合が出たときも、できる限り早く相談し、交換する必要があります。
・インプラントがぐらつく
・インプラントからニオイや出血がある
・インプラントが歯茎から見えている
・インプラントが脱落した など
〇上部構造が破損した場合
インプラントの上部構造が破損した場合も、交換が必要になります。
インプラントの被せ物である上部構造は、オールセラミックやジルコニア、メタルボンドなどの素材でできていて、いずれも確かな強度があります。
しかし、破損する可能性はゼロではありません。
特に、強い衝撃があった際に破損するケースが見られます。
また、インプラントの上部構造には耐用年数があり、こちらは一般的に2~10年程度です。
こちらの期間を過ぎると、破損する可能性がより高くなります。
〇インプラントを交換せずに放置するとどうなる?
インプラントに違和感があったり、破損していたりするにもかかわらず、そのまま放置していると、痛みが出る可能性があります。
また、その痛みが悪化することで、インプラント周囲炎を発症するかもしれません。
インプラント周囲炎は進行が早く、適切な処置を行わないと、周りの歯茎が腫れて健康な歯にも悪影響を及ぼすことが考えられます。
ちなみに、インプラントの不具合によって噛み合わせが悪化すると、食べ物をよく噛めなくなるだけでなく、消化不良や見た目の悪化、骨格の歪み、慢性的な肩こりや腰痛にもつながります。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・インプラントの噛み合わせが合っていない場合はすぐに交換しなければいけない
・ぐらつきや出血などの不具合も、インプラント交換のサイン
・インプラントの上部構造が破損した場合も、早急な交換が必要
・交換せずに放置すると、インプラント周囲炎や全身的な不具合にもつながる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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