虫歯予防効果をアップさせてくれるマウスウォッシュは、1日2~3回、ブラッシングの後に使用するのが望ましいです。
しかし、中には使えば使うほど効果が出ると考え、1日に何度も使用してしまう方もいるでしょう。
今回は、マウスウォッシュを使用しすぎることの主なデメリットを解説します。
〇口内環境が乱れる
マウスウォッシュを1日に何度も使ってしまうと、口内環境が乱れてしまうおそれがあります。
こちらは虫歯菌とあわせて、口内の必要な菌も殺菌してしまうからです。
口内には無数の細菌が存在しますが、必要な菌がいることによってその環境が保たれています。
そのため、マウスウォッシュで細菌が極端に少ない口内環境になると、本来であれば悪さをしない菌が増殖し、口腔カンジダなどを引き起こすことも考えられます。
〇がんやアレルギーのリスクが高まる
がんやアレルギーのリスクが高まることも、マウスウォッシュを使いすぎることのデメリットです。
マウスウォッシュは製品によって含有成分が異なりますが、場合によっては過剰摂取することにより、発がん性が懸念される成分を含んでいるケースがあります。
またマウスウォッシュには、アルコールの一種であるエタノールを含んでいることもあります。
エタノールは、がんとアレルギーの両方の原因になり得るため、注意が必要です。
もちろんこれらのリスクについては、用法・用量を守ってマウスウォッシュを使用する分には、一切心配する必要はありません。
〇飲酒運転になる
1日2~3回使用する程度であれば構いませんが、何十回も使用していると、常に口内にはマウスウォッシュの成分が残ることになります。
またマウスウォッシュにはノンアルコールのものもありますが、基本的にはアルコールが含まれている製品が多いです。
そのため、使いすぎるとふと車に乗ったとき、飲酒運転扱いになってしまう可能性があります。
飲酒検問では、実際に飲酒をしているかどうかではなく、呼気に含まれるアルコールの数値で判断されます。
そのため、最後にマウスウォッシュを使用してから数十分程度は空けてから乗車しましょう。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・マウスウォッシュは1日2~3回、ブラッシングの後に使用するのが適切
・マウスウォッシュを使いすぎると、口内環境を保つのに必要な菌まで殺菌される可能性がある
・マウスウォッシュを頻繫に使用すると、がんやアレルギーのリスクが高まる
・車を乗る直前にマウスウォッシュを使用すると、飲酒運転扱いになるおそれがある
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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