日本人の食生活では、毎日さまざまな種類の食べ物を摂取します。
主食だけでもご飯やパン、うどんやそばなどを食べますし、おかずにしても肉や魚、卵や野菜などを摂り入れます。
また加工肉を摂取する機会も多いですが、こちらには虫歯のリスクがあるとされています。
今回は加工肉の虫歯リスクを中心に解説します。
加工肉の概要
そもそも加工肉とは、生肉に塩漬けや加熱、燻製や添加物の注入などの加工を施した肉製品のことをいいます。
保存性を高めたり、美味しさや食感を改善したりする目的で作られます。
また代表的な加工肉としては、ハムやソーセージ、ベーコンなどが挙げられます。
ハムは豚のもも肉などを塩漬け、燻製、加熱して作られるものです。
ソーセージはひき肉に香辛料などを加えて薄い膜に詰めたもので、ベーコンは豚のバラ肉を塩漬けにし、スモークして作られます。
加工肉の虫歯リスク
加工肉は、精製されていない肉に比べて酸性度が高い傾向にあります。
口に入れると口内が酸性に傾きやすいため、歯のエナメル質も溶けやすくなり、虫歯の原因になることが考えられます。
また加工肉には、味付けや保存性を高めるために、目に見えない形で多くの砂糖や添加物が含まれていることがあります。
これらは口内の細菌のエサとなり、酸を発生させてエナメル質を溶かします。
さらに加工された肉はやわらかいため、歯の間に挟まりやすく、唾液も分泌されにくいです。
唾液には口内を洗い流し、エナメル質再石灰化させる働きがあるため、分泌量が減少すると虫歯のリスクは高まります。
ちなみに加工肉中心の食生活になると、歯を丈夫に保つために必要なビタミンやミネラルが不足します。
加工肉における虫歯リスクの軽減方法
虫歯リスクを軽減させるには、加工肉に頼りすぎず、新鮮な野菜や果物、未加工の肉などをバランス良く摂取することが大切です。
また加工肉を口にした後は、ブラッシングやデンタルフロスにより、歯の間に挟まった食べカスを丁寧に取り除きます。
さらによく噛む習慣をつけたり、唾液腺マッサージを行ったりして、唾液の分泌を促すことも大切です。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・加工肉とは、生肉に塩漬けや加熱、燻製や添加物の注入などの加工を施した肉製品のことをいう
・加工肉は酸性度が高く、歯のエナメル質が溶けやすい傾向にある
・加工肉は目に見えない形で多くの砂糖や添加物が含まれていることがある
・加工された肉はやわらかいため、歯の間に挟まりやすく、唾液も分泌されにくい
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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