キシリトールは、糖アルコールという天然甘味料の一種であり、虫歯菌の活動を抑え、酸の中和を促進する効果があるため、虫歯予防のために摂取されることが多いです。
また、こちらはさまざまな製品から摂取できますが、子どもにキシリトール製品を与える場合、親御さんはどのようなポイントを押さえるべきなのでしょうか?
〇糖類、酸生物が入っていないものを選ぶ
子どもにキシリトール製品を与える場合、糖類や酸生物が入っていないものを選びましょう。
冒頭で触れたように、キシリトールには虫歯予防効果がありますが、糖類が含まれている製品を摂取すると、虫歯菌のエサを増やすことになり、予防効果は薄れてしまいます。
また、オレンジやレモンの果汁など、酸生物は歯のエナメル質を溶かしてしまうおそれがあるため、避けるべきです。
一方、パッケージに“シュガーレス”や“糖類0”などと記載されている製品、酸性物を含んでいない製品は、大きな虫歯予防効果が期待できます。
〇キシリトール配合率が高い製品を選ぶ
子どもにキシリトール製品を与える場合には、できるだけキシリトール配合率が高い製品を選びましょう。
具体的には、キシリトールが全体の50%以上配合されている製品をおすすめします。
スーパーやコンビニで販売されている製品の多くは、50~60%程度のキシリトールを配合しています。
もちろん、キシリトール配合率が低い製品では、虫歯が予防できないというわけではありません。
しかし、このような製品の場合、1日に必要なキシリトールを摂取するには、かなりの量を食べなければいけなくなります。
ちなみに、製品にキシリトールの配合率が記載されていない場合は、キシリトール÷炭水化物×100で数値を割り出すことができます。
〇幼い子どもにはタブレットがおすすめ
キシリトール製品と聞くと、多くの方はガムを想像されるかと思いますが、2~3歳の幼い子どもには、タブレットタイプのものを与えるのがおすすめです。
ガムの場合、最後には吐き出すことになりますが、幼い子どもはうまく吐き出せず、そのまま飲み込んでしまう危険性があるため、与えてはいけません。
また、グミやラムネなど、他にも幼い子どもが安心して摂取できるキシリトール製品はたくさんあるため、子どもが継続できそうなものを選んでください。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・天然甘味料の1つであるキシリトールには虫歯の予防効果がある
・子どもにキシリトール製品を与える場合、糖類や酸生物が入っていないものを選ぶべき
・キシリトールが全体の50%以上配合されている製品がおすすめ
・幼い子どもはガムをうまく吐き出せないため、タブレットやグミなどを与えるのがベスト
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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