新潟市西区の歯医者、新潟西歯科クリニック|ブログ

子どもの歯茎の出来物について~考えられる症状は?~

子どもの歯茎に出来物があるのを発見した親御さんは、とても不安な気持ちになるかと思います。

特に、それによって子どもが痛みを訴えている場合などは、よりその不安が大きくなることでしょう。

今回は、子どもの歯茎に出来物ができている場合に考えられる症状について解説したいと思います。

〇フィステル

子どもの歯茎に出来物ができている場合に考えられる症状としては、まずフィステルが挙げられます。

フィステルとは、歯茎にできるニキビのような膨らんだ出来物であり、歯根に溜まった膿が行き場をなくし、袋状に腫れる症状をいいます。

表面が破れ、膿を出し切ると一時的に症状は治まりますが、膿が溜まると再び同じ場所にできる可能性があります。

また、フィステルは歯の神経の細菌感染などが原因で発生するもので、放置していると永久歯にも影響が出てしまいます。

そのため、特に痛みはないことがほとんどですが、こちらの出来物に気付いた親御さんは、すぐに子どもを歯科クリニックに連れていくべきです。

〇口内炎

子どもの歯茎に出来物がある場合、そちらは口内炎である可能性も高いです。

口内炎には、主にヘルペス性とアフタ性の2種類があり、前者は歯茎や口周りに水膨れができる症状で、すでにヘルペスを発症している人と接触することで感染します。

また、後者はもっとも一般的な口内炎であり、小さな白っぽい円形の斑点が歯茎を含む口内に現れます。

できたところに食べ物や歯、歯ブラシなどが当たると非常に痛いため、親御さんが見つける前に、子どもが痛みを訴えて気付くというケースも多いです。

〇その他の症状

その他、子どもの歯茎に出来物がある場合に考えられる症状は以下の通りです。

・萌出嚢胞
・歯肉炎、歯周炎
・体調不良、ストレスによる腫れ

萌出嚢胞は、子どもの歯が生え始めるのに伴って歯茎が腫れる症状であり、歯肉炎や歯周炎は、ブラッシングが不十分なことや、歯が乳歯から永久歯に生え変わることなどが原因で発症します。

ちなみに、単純に体調が悪かったり、ストレスが溜まっていたりすることでも、子どもの歯茎には出来物ができることがあります。

こちらは、免疫力や抵抗力の低下が原因であり、体調の回復とともに治る可能性が高いです。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・フィステルは、歯根に溜まった膿が行き場をなくし、子どもの歯茎が袋状に腫れる症状

・子どもの歯茎にできる口内炎にはヘルペス性とアフタ性の2種類がある

・萌出嚢胞や歯肉炎、歯周炎も、歯茎に出来物ができる症状の1つ

・体調不良やストレスが原因で歯茎に出来物ができることもある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

 

院長【平野大輔先生より一言】

 『フィステルが原因で、歯列矯正が必要になるケースもあります。

お子様の口腔内は日々変わります。注意深く観察する事が、歯並びや、ストレスを予防することに繋がります。

お子様が健やかに成長するためにも、お口の中に興味をもっていただけると幸いです。

ご相談がありましたら、いつもでもご連絡ください。』

 

 

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虫歯と糖の摂取における関係性について解説します

代表的な虫歯の予防法といえば、ほとんどの方が歯磨きを思い浮かべるかと思います。

また、虫歯は糖の摂取に注意することでも予防が可能ですが、このときにはどのようなポイントを押さえておけば良いのでしょうか?

ここからは、いくつかのポイントについて解説したいと思います。

〇1日における糖の摂取量について

虫歯を防止するためには、まず1日における糖の摂取量を意識すべきです。

虫歯は、口内の原因菌が糖(ショ糖)を取り込むことから発症します。

糖から形成されたプラークは、その中でさらに原因菌を増殖させ、酸を作り出し、歯のエナメル質や象牙質を溶かしてしまいます。

そのため、糖の摂取はなるべく抑えるべきなのですが、こちらは果たしてどの程度までが許容範囲なのでしょうか?

結論からいうと、虫歯を予防するためには、糖を含んだ食事を1日5回までに抑えるべきです。

また、こちらと合わせて、フッ素化物配合の歯磨き粉で1日2回歯を磨くことを意識することで、虫歯のリスクはかなり低くなります。

〇間食について

最近はおうち時間も増え、ついつい間食が増えているという方も多いかと思います。

しかし、虫歯を予防するためには、朝昼晩の食事だけでなく、間食の内容についても意識しなければいけません。

もっとも虫歯になりやすい間食は、食べている時間が長く、なおかつ歯にくっつきやすいアメやキャラメル、グミなどの糖を多量に含むお菓子です。

逆に、虫歯の心配をせずに食べられるものとしては、生野菜やチーズ、ナッツ類などが挙げられます。

ただし、いずれも糖類が含まれていないものに限ります。

〇虫歯になりにくい糖について

先ほどから、虫歯を予防するためには、普段の食事において糖を意識すべきだと解説してきましたが、実は世の中には虫歯のリスクが低い糖が存在します。

こちらは、代用甘味料というもので、細菌が栄養として代謝することができないことから、酸の生産性が低いもしくはまったくないものを指しています。

中でも、キシリトールなどの糖アルコールは、多くの製品で採用されています。

そのため、ガムなどのお菓子を購入する際は、“〇〇トール”や“還元〇〇”といった名称の糖アルコールが含まれているかどうか、成分表示をチェックすることをおすすめします。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・虫歯を予防するためには、糖を含んだ食事を1日5回までにするべき

・間食としては、糖が含まれていない生野菜やチーズ、ナッツ類などを摂取すべき

・キシリトールなどの代用甘味料は酸の生産性が低く、摂取しても虫歯になりにくい

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【必見】口臭に関する素朴な質問にお答えします!

多くの方が疑問を持っていたり、悩んでいたりする症状の1つに、口臭が挙げられます。

口臭に関する知識を少しでも増やすことで、常に臭いを気にしながら生活したり、他人に不快な思いをさせたりする心配が少なくなります。

今回は、口臭に関する素朴な質問にお答えしたいと思います。

〇虫歯や歯周病でなくても口臭は発生する?

「虫歯や歯周病になっていない場合でも、口臭は発生しますか?」というのは、よくある質問の1つです。

結論からいうと、虫歯や歯周病でなくても、口臭は発生することがあります。

口臭には、主に4つの種類があります。

虫歯や歯周病の方は、病的口臭という種類の口臭に該当しますが、以下の3種類は、健康な方でも発生する可能性があります。

・生理的口臭(空腹時などに、口内の細菌が増殖して発生する)
・外因的口臭(酒やタバコなどを摂取することで発生する)
・心因的口臭(本人の思い込みから臭いが発生する)

〇歯磨きだけで十分に口臭は予防できる?

「歯磨きをするだけで、十分に口臭は予防できますか?」というのも、よくある質問の1つです。

口臭予防として歯磨きは必ず行わなければいけませんが、よりしっかりと予防をするのであれば、舌磨きもあわせて実施する必要があります。

口臭の種類はいくつかありますが、主な発生源は舌の表面に付着している舌苔です。

こちらは口内の粘膜、唾液中のタンパク質等が付着したものであり、細菌が分解したときには不快な臭いを発します。

そのため、舌を傷つけないよう、市販の舌ブラシで丁寧に取り除きましょう。

刺激に弱い表面が傷ついてしまうため、歯ブラシで磨くことは控えてください。

〇子どもにも口臭はある?

子どもを持つ親御さんには、「子どもにも口臭はありますか?」という質問をされる方も多いです。

もちろん、大人だけでなく、子どもにも口臭は存在します。

子どもの口臭の原因として多いのは、口呼吸によって口内が乾燥すること、歯垢の磨き残しです。

子どもは口の筋力が弱く、口を閉じることができなかったり、一人では隅々まで歯磨きができなかったりするケースが多いからです。

また、噛む回数が少ないことでも、唾液が分泌されにくくなり、口臭が発生することがあります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯科医に口臭の質問をすることで、口臭に悩んだり、他人に迷惑をかけたりする心配が減る

・虫歯や歯周病でなくても、口臭は発生することがある

・口臭を予防するには、歯磨きだけでなく舌磨きも行う必要がある

・子どもの口臭は主に口呼吸、歯垢の磨き残しによって発生する

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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注意したい口内の出来物について~種類や特徴を解説~

口内の出来物と聞いて、真っ先に皆さんが想像するのは口内炎だと思います。

こちらは、口内やその周辺の粘膜に起こる炎症であり、痛みを伴うものとしてよく知られています。

また、口内炎以外にも、注意したい口内の出来物はいくつかあるため、今回はそちらの種類や特徴を見て行きたいと思います。

〇水疱

口内の出来物の1つに、水疱(すいほう)というものがあります。

こちらは、わかりやすくいうと水ぶくれであり、さまざまな原因で発生します。

代表的なものとしては、やけどによって口内の粘膜が傷つき、その下に体液が溜まることで、膨れ上がってしまうケースが挙げられます。

また、水疱は体内に隠れていた水疱瘡(みずぼうそう)のウイルスが再活性化したり、歯の先端などが口内の粘膜に当たり、傷ついてしまうことで管が詰まり、唾液を排出できなかったりすることでも現れます。

後者のケースは、矯正器具を装着している方にもよく見られるため、注意が必要です。

〇口腔カンジダ症

注意したい口内の出来物を伴う症状には、口腔カンジダ症も挙げられます。

こちらは、主にカンジダ・アルビカンスというカビの一種によって引き起こされる口腔感染症です。

白っぽい点状や線状、あるいは斑点状のものが口内に付着するのが特徴です。

白い斑点は、口内をガーゼなどで拭うと剥がれますが、剥離後の粘膜面は赤みを帯びているケースが多いです。

また、こちらは主に口内の清掃が不十分なことや、入れ歯の装着などによって起こり、口腔粘膜の痛みや味覚障害などの症状につながることもあります。

〇手足口病

手足口病(てあしくちびょう)も、口内に出来物が発生する症状の1つです。

具体的には、口内に水疱状の発疹が現れ、1~3日程度発熱します。

また、手足口病という名前の通り、発疹は手のひらや足の裏、足の甲などに出ることもあり、口内の水疱がつぶれた後には口内炎ができることもあります。

ちなみに、こちらの症状が見られるのはほとんどが小児であり、5歳未満の子どもを持つ親御さんは特に注意が必要です。

飛沫感染や接触感染によって発症し、夏場は特に感染リスクが高くなります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・口内炎は口内やその周辺の粘膜に見られる出来物であり、痛みを伴うことがある

・水疱は口内のやけど、歯や矯正器具によって粘膜が傷つくことなどが原因で現れる出来物

・口腔カンジダ症はカビの一種によって引き起こされる口腔感染症の一種

・手足口病は口内や手足に水疱状の発疹が現れ、1~3日程度発熱する症状で、小児に多く見られる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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頬の内側を噛みやすくなる原因や対策について解説します

食事の際、誤って頬の内側を噛んでしまい、強い痛みが走ったり、出血したりすることがあります。

このような現象の原因として有名なのは、以前より太ったことにより、顔の肉が内側に張り出すことですが、実は他にもいくつか原因があります。

今回は、頬の内側を嚙みやすくなる原因について解説します。

〇加齢

頬の内側を噛みやすくなる原因の1つに、加齢が挙げられます。

人は年齢を重ねると、噛む回数や口を動かす機会が減少します。

これによって口の筋力は低下し、皮膚も徐々にたるんでいきます。

また、皮膚がたるむことにより、咀嚼する際、頬の内側のたるんだ部分を誤って噛む可能性は高くなってしまいます。

そのため、ある程度年齢を重ねたら、表情筋を鍛える顔の体操を行ったり、意識して会話を増やしたりといった対策を取らなければいけません。

ちなみに、加齢によって歯が擦り減り、噛み合わせが低くなることでも、頬の内側は噛みやすくなります。

〇虫歯治療

頬の内側を嚙みやすくなる原因としては、虫歯治療も挙げられます。

正確にいうと、虫歯治療に伴って被せ物や新しい歯を入れた場合に、噛み合わせが変わることにより、それに慣れるまで頬の内側を噛みやすくなることがあります。

多くの場合、被せ物や新しい歯が馴染んでくれば、脳が自然と噛まないような動きをするため、特に心配することはありません。

ただし、場合によっては上下の歯の位置関係から、頬の内側の皮膚が巻き込まれやすくなっていることも考えられるため、あまりにも頻繫に起こる場合は、歯科クリニックに相談してください。

〇疲労、ストレス

疲労やストレスが溜まることも、頬の内側を嚙みやすくなる原因の1つです。

仕事や日頃の生活でストレスや疲労が溜まっていると、ボンヤリしやすくなり、食事の際には頬の内側だけでなく、舌も噛みやすくなってしまいます。

つまり、体調が悪く、顎の運動が制御しにくくなるということです。

また、このような状況を防ぐためには、十分な休養やストレス発散をするのが一番ですが、食事の前にコップ1杯の水を飲み、口内の滑りを良くすることでも、ある程度噛みやすくなるのを回避できます。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・年齢を重ねると、皮膚がたるんだり歯が擦り減ったりすることで、頬の内側を噛みやすくなる

・虫歯治療後、被せ物などで噛み合わせが変わることも、頬の内側を嚙みやすくなる原因の1つ

・疲労やストレスが蓄積されると、顎の運動が制御しにくくなり、頬の内側や舌を噛みやすくなる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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矯正治療中の方が積極的に摂取すべき食べ物とは?

矯正治療を行っている方は、口内に矯正器具を装着していることにより、食事に影響が出てしまうことがあります。

では、矯正治療中には、一体どのような食べ物を摂取すべきなのでしょうか?

ここからは、おすすめの食べ物の種類とその理由について解説したいと思います。

〇痛みが軽減される食べ物

矯正治療を行う方は、口内に器具が当たったり、歯が少しずつ移動したりすることにより、多少の痛みが出ることがあります。

そのため、矯正治療中には、なるべく痛みを感じにくい食べ物を摂取すべきです。

例えば、野菜であればそのまま食べるのではなくスムージーにしたり、お米はお粥やリゾットにしたりすることで、痛みを軽減させながら必要な栄養素を摂取することが可能です。

また、タンパク質を摂取するのであれば、肉や魚よりも柔らかい豆腐、豆乳などを積極的に摂ることを心掛けましょう。

〇挟まりにくい食べ物

矯正治療中は、歯と矯正器具の間に食べ物が挟まりやすくなります。

そのため、挟まりやすい繊維質の食べ物は避けるのが無難です。

例えば、魚であればマグロなどのスジが強いものは避け、サーモンやホタテといったスジが柔らかいものを選びましょう。

また、鶏肉の場合は通常のモモ、ムネではなく挽肉を選ぶことで、歯と矯正器具の間に挟まりにくくなります。

〇ビタミンB群の含有量が多い食べ物

矯正治療を行っている方は、ビタミンB群を豊富に含む食べ物も摂取すべきです。

中でもおすすめなのは、ビタミンB2、B6を多く含む食べ物です。

ビタミンB2には、矯正器具が口内に当たることで起こる炎症を早期に回復してくれる効果があります。

牛乳や卵、海藻やマッシュルームなどに豊富に含まれているため、これらの摂取は積極的に行いましょう。

また、ビタミンB6には、皮膚や粘膜の健康を維持してくれる効果があるため、こちらも矯正治療中の痛みを緩和する栄養素として機能します。

主にニンニクやバナナ、レバーやカツオといった食べ物に含まれているため、ぜひこの機会に覚えておいてください。

ちなみに、どうしても食事だけで十分な栄養素を摂取できない場合は、サプリメントも適宜摂取すべきです。

ただし、サプリメントの過剰摂取をすると体調不良や腹痛などの原因になるため、注意してください。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・矯正治療中は痛みを軽減するために、お粥や豆腐など柔らかい食べ物を摂取すべき

・矯正治療中は、歯に挟まりやすい繊維質の強い食べ物を避けるべき

・ビタミンB2、B6の含有量が多い食べ物は口内の炎症や健康維持に効果がある

・栄養素を摂取する際はサプリメントの過剰摂取に注意

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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“歯科心身症”とは?~主な種類や症状、治療法について~

口内に痛みがあったり、違和感があったりといった理由で、歯科クリニックを受診する方は多いかと思います。

しかし、このような症状は、必ずしも歯に原因があるとは限りません。

ここからは、歯以外が原因とされる“歯科心身症”の概要や主な種類、症状、治療法について解説したいと思います。

〇歯科心身症とは?

歯科心身症は、別名口腔心身症とも呼ばれるもので、その発症や経過に心理社会的要因が密接に関与した、口内の疾患や不快症状のことを指しています。

よりわかりやすくいうと、口に関連する器官の感覚に異常が発生する症状であり、治療期間も長期になることが多いです。

また、患者さんによって現れる症状は多種多様で、さまざまなケースがあることも、歯科心身症の大きな特徴だと言えます。

〇歯科心身症の主な種類、症状

歯科心身症の主な種類としては、まず“口臭恐怖症”が挙げられます。

こちらは、実際は生理的範囲内に収まっているにも関わらず、「自分には強い口臭がある」「自分の口臭は他人に迷惑をかけている」と思い込む症状を指しています。

一日中口臭を感じることから、日常生活に支障をきたすことも珍しくありません。

また、歯科心身症の種類には、“舌痛症”も挙げられます。

舌痛症は、舌に異常がないものの、舌の痛みが継続して発生している状態を指し、歯科治療後などに見られることもあります。

その他、痛みではなく、口内に何かしらの異物感(歯の上に何かが乗っている等)があるものの、実際には特に何もないという症状を“体感異常症”もしくは“体感幻覚症”といいます。

〇歯科心身症の治療法は?

歯科心身症にはさまざまな症状が見られますが、場合によっては歯科クリニックでの治療も可能です。

例えば、口臭恐怖症の場合、歯科クリニックで口臭測定を行い、問題がないことを確認した後、心理療法や向精神薬などを用いて治療を行うことがあります。

ただし、特に原因が見当たらない舌痛症や体感異常症、体感幻覚症については、歯科クリニックで治療するのが困難な場合もあります。

このような場合は、総合の口腔外科もしくは大学病院を受診することになります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯科心身症は、発症や経過に心理社会的要因が関与した口内の疾患や不快症状をいう

・一般的に治療期間が長く、人によって現れる症状が異なるのが特徴

・歯科心身症には口臭恐怖症、舌痛症、体感異常症・体感幻覚症などがある

・歯科心身症は歯科クリニックや口腔外科、大学病院などで治療することができる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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子どもの虫歯治療中、親御さんも診察室に入るという選択肢

子どもの虫歯治療に親御さんが付き添う場合、2人で診察室に入るケースと、親御さんのみ待合室で待機するケースがあります。

では、子どもの虫歯治療中、親御さんも一緒に診察室に入ることには、どのようなメリットがあるのでしょうか?

デメリットとあわせて解説しますので、ぜひご覧ください。

〇子どもの虫歯治療中、親御さんが診察室に入るメリット

子どもの虫歯治療中、親御さんも一緒に診察室に入るメリットとしては、まず治療内容を直接チェックできるという点が挙げられます。

子どもが嫌がるような強引な治療でないかどうか、安全性に問題はないかどうかなどを確認できるため、待合室で待機するよりも安心感を得ることができます。

また、親御さんがすぐそばにいることで子どもが安心するというのも、歯科治療を行う上ではメリットだと言えます。

すぐ近くに親御さんがいないと、やはり子どもは不安な気持ちになりますし、親御さんを介さなければ、歯科医師と十分にコミュニケーションが取れないことも考えられます。

その他、診察室に入ることにより、実際には治療を受けない親御さんと歯科医師の間にも、ある程度の信頼関係が生まれることが期待できます。

〇一緒に診察室に入ることのデメリットは?

子どもと一緒に診察室に入ることのデメリットとしては、虫歯治療を受ける子どもに甘えが出やすくなることが挙げられます。

子どもの中には、すぐ近くに両親がいることにより、「甘えれば痛い治療を受けずに済む」と考える子もいるため、このような考えの場合はスムーズに治療が進まないことも考えられます。

また、子どもとともに診察室に入る親御さんは、治療によって出血したり、泣いたりする我が子を見なければいけないため、少々心苦しくなる可能性もあります。

〇今後のことを考えると1人での治療がおすすめ

問題なく座ることができる子どもに関しては、「1人で治療を受けることができた」と自信を持ってもらうために、できる限り1人で診察室に入ってもらうことをおすすめします。

もちろん、最初は何をされるのかわからなかったり、親御さんがいないことで不安になったりするため、戸惑う子どもも多いかと思いますが、このような経験はきっと今後の虫歯治療においてプラスに働きます。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・子どもの虫歯治療には、1人で受けるケースと親御さんも診察室に入るケースがある

・子どもの虫歯治療を親御さんが見守るメリットは、直接治療内容を確認できること

・子どもの不安を取り除いたり、歯科医師と信頼関係を築けたりすることもメリット

・親御さんがいることで子どもが甘え、治療がスムーズに進まないケースには注意が必要

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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子どもに見られる“癒合歯”のリスクや治療法について

子どもの歯に見られる症状の1つに、“癒合歯(ゆごうし)”というものがあります。

こちらは、歯の形態異常であり、放置することでさまざまなリスクが生まれるものです。

ここからは、癒合歯とはどのようなものなのか、リスクや治療法にはどのようなものがあるのかについて解説したいと思います。

〇癒合歯とは?

子どもの歯に見られる癒合歯とは、隣り合う複数の歯がくっつく(癒合する)ことにより、1本の歯のように生える症状をいいます。

永久歯よりも、乳歯に見られることが多いです。

具体的には、下顎の乳側切歯と乳犬歯、下顎の乳中切歯と乳側切歯、上顎の乳側切歯と乳中切歯などがくっついてしまうものであり、すぐには気付かないこともよくあります。

また、こちらの症状は、基本的には自然治癒することがありません。

〇癒合歯におけるリスクとは?

子どもの乳歯が癒合歯である場合、そのまま放置するとさまざまなリスクが高まります。

1つは、次に生えてくる永久歯に悪影響を及ぼすリスクです。

癒合歯がある場合、永久歯の本数が減少したり、大きさが通常よりも小さくなってしまったりする可能性が高くなります。

また、癒合歯があることで、スムーズに乳歯から永久歯へ歯が生え変わらないおそれもあります。

こちらは、永久歯の生え変わり時期に癒合歯がうまく吸収されず、自然に抜けるのが困難になることが理由です。

その他、子どもの癒合歯におけるリスクとしては、虫歯を発症しやすくなることも挙げられます。

癒合している歯の境目には、通常の歯には見られない溝があります。

こちらには歯垢が溜まりやすく、しっかりと歯磨きをしていても、虫歯のリスクは高くなります。

〇癒合歯の治療法は?

子どもの癒合歯に施す治療は、基本的にシーラントやフッ素の塗布といった、虫歯を予防するための治療のみです。

癒合している箇所を削って複数の歯に戻したり、抜歯したりすることはほとんどありません。

また、矯正によって治療するかどうかも、基本的にはすべての永久歯が生え揃ってから判断することになります。

ただし、現在の癒合具合や永久歯の萌出状況、顎の成長度などに著しい問題が見られる場合は、早期に矯正治療を実施することも考えられます。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・隣り合う複数の歯がくっつく症状のことを癒合歯という

・子どもの癒合歯は永久歯の生え変わりや形状に悪影響を及ぼす場合がある

・子どもの癒合歯は虫歯の発症リスクを高めるおそれがある

・癒合歯の治療は虫歯予防のためのものがほとんどで、場合によっては矯正を行う

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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舌ブラシのメリットや使用上のポイント、注意点について

“舌ブラシ”は、舌に発生する舌苔と呼ばれる汚れを取り除く専用のブラシです。

歯を磨くための歯ブラシとはまったく異なるものであり、こちらを使用することにはさまざまなメリットがあります。

ここからは、舌ブラシのメリットと使用上のポイント、注意点をあわせて解説したいと思います。

〇舌ブラシのメリットは?

舌磨きを行う方の中には、通常の歯ブラシで舌をゴシゴシと磨いてしまう方も多いですが、こちらは決して良くありません。

舌の表面は非常にデリケートな部分であり、歯ブラシを使用すると傷ついてしまうおそれがあります。

一方、舌ブラシは、基本的にソフトな素材を使用しているため、舌にダメージを与えにくく、なおかつ舌に付着する舌苔を効率良く取り除いてくれます。

効率良く舌苔を除去できるということは、虫歯や歯周病、口臭などを効率的に改善できるということになります。

また、舌ブラシは歯ブラシと違い、歯磨き粉をつける必要もないため、時間がないときでも手っ取り早く舌を磨くことができる、経済的な負担が少ないといったメリットもあります。

〇舌ブラシを使用する際のポイントは?

舌ブラシを使用する際は、舌の奥から前に向かって、優しく舌苔をかき出すように動かします。

3~4回程度かき出すだけでも、舌苔はある程度落とすことができます。

また、舌ブラシを使用した後は、歯磨き後と同じように水でうがいをし、口内をしっかり洗浄することが大切です。

ちなみに、舌ブラシを使用するタイミングとして適しているのは、起床した直後の朝食前です。

朝食前に舌苔をある程度取り除くことで、就寝中に増加した細菌を朝食とともに飲み込んでしまうリスクを避けることができます。

〇舌ブラシを使用する際の注意点は?

前述の通り、舌は刺激に弱く、非常にデリケートな部分です。

そのため、舌ブラシを使用するのは、基本的に1日1回までにしておきましょう。

舌を磨きすぎてしまうと、元々ざらついている舌の凹凸がなくなってしまい、唾液を溜めることができず、口が乾きやすくなります。

また、舌ブラシを頻繁に使用することで、炎症を起こしたり、出血や味覚障害を起こしたりすることもあるため、注意してください。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯ブラシと比べて舌に与える負担が少ないのが舌ブラシのメリット

・舌ブラシには手っ取り早く使用できる、経済的な負担が少ないというメリットもある

・舌ブラシを使用するべきタイミングは起床後の朝食前

・頻繁に舌ブラシを使用しすぎると、口内の乾燥や炎症などが起こる場合がある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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