新潟市西区の歯医者、新潟西歯科クリニック|ブログ

歯がエナメル質を失うのはなぜ?失うとどうなる?

エナメル質は、歯の一番外側を覆っている硬い層のことをいいます。

また、こちらは人間の身体の中でもっとも硬い組織とされていますが、何らかの原因によって失われてしまうことがあります。

ここからは、歯がエナメル質を失うことの原因とその悪影響について解説したいと思います。

〇歯がエナメル質を失うのはなぜなのか?

歯がエナメル質を失う代表的な原因には、虫歯や酸蝕歯が挙げられます。

口内に虫歯菌が増えると、酸が多く生成され、歯の表面にあるエナメル質を溶かしてしまいます。

仮に虫歯を発症していなかったとしても、酸の強い柑橘類などをたくさん食べたり、口内ケアを十分に行わなかったりした場合、酸によってエナメル質が失われることは十分にあります。

また、日常生活における行動が原因で、歯のエナメル質を失うことも考えられます。

例えば、起きているとき、寝ているときに関わらず、慢性的に歯ぎしりや食いしばりをしている方、歯磨きの際に力を入れすぎている方などは、歯の表面が削られ、必然的にエナメル質を減らしてしまうため、注意しなければいけません。

〇歯がエナメル質を失うとどうなるのか?

歯がエナメル質を失うと、虫歯を発症するリスクが極端に高くなります。

一般的に、虫歯は歯の表面から進行するものですが、十分にエナメル質が残っている状態であれば、簡単には内部まで虫歯菌が入り込みません。

よって、丁寧なブラッシングなどでケアをしていれば、初期段階で虫歯菌を退けることが可能です。

しかし、すでに多くのエナメル質を失っている場合、短期間で歯の内部まで虫歯菌が侵入するため、虫歯のリスクは確実に上昇します。

また、歯がエナメル質を失うことの悪影響には、知覚過敏の発症も挙げられます。

こちらは、エナメル質が薄くなることにより、歯の内部にある象牙質に刺激が伝わりやすくなることが理由です。

その他、見た目が悪くなってしまうことも、歯がエナメル質を失うことによる悪影響の1つです。

エナメル質は透明もしくは白色ですが、象牙質は黄色っぽいくすんだ色をしています。

つまり、エナメル質の量が少なければ少ないほど、くすんだ象牙質の色が透けて、歯が黄色く見えてしまうということです。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・エナメル質は歯の一番外側を覆っている硬い層

・歯がエナメル質を失う代表的な原因は虫歯、酸蝕歯

・慢性的な歯ぎしり、食いしばりによっても、エナメル質は減少する

・歯がエナメル質を失うと、虫歯や知覚過敏を発症しやすくなる

・エナメル質が少ない場合、歯の内部が透けて黄色っぽくなってしまう

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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就寝時にマウスピースを装着するメリット・デメリット

マウスピースは、主にプラスチックでつくられた口内用の装着物であり、就寝時に装着するものは“ナイトガード”とも呼ばれます。

では、就寝時にマウスピースを装着するメリット・デメリットには、果たしてどのようなことが挙げられるのでしょうか?

興味がある方はぜひご覧ください。

〇就寝時にマウスピースを装着するメリット

就寝時、マウスピースを装着するメリットは数多くありますが、もっとも代表的なメリットとしては、やはり歯ぎしり、食いしばりによる歯の擦り減りを防ぐことが挙げられます。

寝ている間、無意識に行われるのが歯ぎしりや食いしばりであり、こちらは自身の体重の数倍もの負荷がかかると言われています。

そのため、何も対策をせずに放置していると、少しずつ歯が擦り減ったり欠けたりすることにつながりますが、マウスピースを付けていればその心配はありません。

また、就寝時にマウスピースを装着するメリットとしては、噛み合わせを調整できることも挙げられます。

噛み合わせが良くなれば、食事がしやすくなるだけでなく、頭痛や肩凝りといった弊害も改善できる可能性があります。

ちなみに、金属アレルギーでなかなか矯正治療に踏み出せなかったという方も、マウスピースであれば安全に使用できるため、おすすめです。

〇就寝時にマウスピースを装着するデメリット

マウスピースは、無意識の歯ぎしりや食いしばりから歯を守ってくれたり、嚙み合わせを良くしてくれたりする優れものですが、いくつかデメリットもあります。

まず、これまで何も付けずに眠っていた方にとっては、マウスピースの装着が大きな違和感になることが考えられます。

よって、装着している状態に慣れるまでは、少し寝づらい日々が続くかもしれません。

また、就寝中の歯ぎしりや食いしばりがひどい方は、マウスピースにより、いつもとは違う位置で歯が固定されるため、朝起きたときに顎の痛み、だるさを感じることがあります。

ちなみに、市販のマウスピースであれば、高くても数千円程度で購入できますが、オーダーメイドの矯正治療用マウスピースは、つくるのに数十万円かかるケースもあります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・就寝時にマウスピースを装着するメリットは、歯ぎしりや食いしばりによる歯の擦り減り防止

・マウスピースをつけることで就寝中に噛み合わせも調整できる

・就寝時のマウスピース装着に伴う違和感は、慣れるまで少し時間がかかる

・矯正治療用のマウスピースは数十万円するケースもある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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歯磨きに関する疑問にお答えします~ウソ?ホント?~

歯磨きをするにあたって、正しい知識を持つことはとても大切です。

磨き方や歯磨き実施のタイミング、デンタルケア製品の使い方などが間違っていると、正しい虫歯・歯周病予防ができなくなるからです。

今回は、歯磨きに関する疑問にお答えしますので、気になる方はぜひご覧ください。

〇歯磨きは必ず1日3回しなければいけないのか?

幼い頃、「歯磨きは必ず1日3回しなさい」と教えられた方は少なくないと思います。

しかし、実はこちらは正しい認識ではありません。

虫歯や歯周病を防ぐための歯磨きにおいて肝心なのは回数ではなく、歯と歯間や歯と歯茎の境目にあるプラークを丁寧に落とし、口内をリセットすることです。

つまり、しっかり汚れさえ落とせていれば、歯磨きは1日1回だけでも構わないということです。

逆に、1日に数回歯を磨いていたとしても、1回1回が丁寧でなかったり、磨く頻度以上に食べる回数が多かったりすると、虫歯や歯周病のリスクは高くなります。

〇柔らかい歯ブラシは汚れを落としにくい?

歯磨きに欠かせないグッズである歯ブラシには、毛先が硬いものと柔らかいものがありますが、実際選ぶ際には「柔らかい歯ブラシは汚れを落としにくいのでは?」という疑問を抱く方もいるかと思います。

しかし、こちらも認識としては間違っています。

毛先が硬い歯ブラシであっても、柔らかい歯ブラシであっても、口内の汚れを落とす効果に変わりはありません。

なぜなら、歯ブラシで落とすのはあくまでプラークという柔らかい汚れだからです。

そもそも、歯石など口内で硬化してしまったものは、どれだけ毛先が硬い歯ブラシでも落とすことはできません。

〇デンタルフロスだけで歯周病予防はできる?

歯周病を予防するために、デンタルフロスで歯間を清掃している方は多いかと思います。

また、「汚れが取れていれば、デンタルフロスによる歯磨きだけで歯周病が予防できるのか?」という疑問を抱く方もいるかもしれませんが、こちらも正しい認識ではありません。

歯周病を予防するには、歯と歯茎の間にある汚れを取り除く必要がありますが、デンタルフロスだけでは歯と歯の間だけしか汚れを落とせません。

つまり、もっとも取り除きたい部分の汚れは十分に落とせないということです。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯磨きの疑問はなるべく早く解決しておくべき

・丁寧な歯磨きであれば、1日1回でも十分効果を得ることができる

・1日数回歯を磨いても、食事の回数が多ければ虫歯のリスクは高まる

・硬い歯ブラシでも柔らかい歯ブラシでも、プラークを落とす効果に変わりはない

・デンタルフロスだけで歯周病を予防することはできない

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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女性ならではの口臭が発生するタイミングと原因について

口臭は性別に関係なく見られる症状ですが、女性は男性と比べて、発生のリスクが特に高いとされています。

なぜなら、女性ホルモンの変動が口臭につながるケースがあるからです。

ここからは、女性ならではの口臭が発生する主なタイミングと、その原因について解説したいと思います。

〇生理前、生理中

代表的な女性ホルモンの1つに、エストロゲンというものがあります。

こちらは、女性らしさをつくるホルモンであり、成長とともに分泌量が増え、女性らしい丸みのある体形をつくったり、肌を美しくしたりしてくれる作用があります。

しかし、女性特有の現象である生理前や生理中には、エストロゲンの分泌量が極端に少なくなり、それに伴って唾液の量も減少します。

また、生理前や生理中はストレスや不安感も募りやすく、口内が乾くため、女性はこちらのタイミングで口臭を発生させやすくなります。

〇妊娠中

妊娠中の女性も、生理前もしくは整理中のときと同じように、ホルモンバランスの変化によって口臭が強くなりやすいです。

具体的には、ホルモンバランスの変化によって唾液の分泌量が減少し、細菌の繁殖を抑えられなくなったり、食べカスを洗い流せなくなったりすることで、口臭につながります。

また、妊娠中は食事の回数が多くなったり、甘いものを多く食べるようになったりすることで、口内が汚れ、口臭が発生することも考えられます。

ちなみに、中には悪阻(つわり)がひどく、歯を磨くことができないという理由で、十分に口内の食べカスを取り除けないという方もいます。

〇閉経前後

閉経前後、いわゆる更年期に差し掛かった女性は、特に女性ホルモンのバランスが崩れやすくなります。

このとき、自律神経のバランスが大きく乱れることで、唾液の分泌量は減少し、口臭につながってしまいます。

また、単純に年齢を重ねることでも、唾液の分泌機能は低下するため、これくらいの時期になって急に口臭が発生することも少なくありません。

ちなみに、閉経前後における唾液量の減少は、食べ物が飲み込みづらくなることにもつながります。

つまり、喉の詰まりや誤嚥性肺炎のリスクも高まるということです。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・生理前や生理中はエストロゲン、唾液の減少により、口臭が発生しやすくなる

・妊娠中の女性も、ホルモンバランスの変化によって口臭が強くなりやすい

・妊娠中は食事の回数が増えるなどの理由でも、口内の汚れや口臭が発生しやすくなる

・閉経前後の女性は自律神経のバランスが乱れやすく、口臭が発生しやすい

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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幼い子どもが歯磨きを嫌がる場合の対処法について

幼い子どもの中には、親御さんが歯磨きをしようとしたとき、嫌がって泣き出したり、暴れたりする子もいます。

また、毎回このような状況だと、親御さんの負担は非常に大きくなってしまいます。

ここからは、幼い子どもが歯磨きを嫌がる場合に、ぜひ実践していただきたい対処法をいくつか紹介したいと思います。

〇口内をゆすぐだけにする

幼い子どもが歯磨きを嫌がって泣いたり、暴れたりする場合は、強引に磨こうとしたり、大きな声で怒ったりしてはいけません。

このような行動を取ると、子どもはますます歯磨きが嫌いになってしまうからです。

よって、どうしても磨くことができないという場合、その日は諦めて口内をゆすぐだけにとどめておきましょう。

具体的には、子どもに白湯を飲ませ、うがいによって口内の汚れを洗い流す程度にしておきます。

もちろん、本当は毎日歯を磨くのが一番ですが、今後のことを考えるのであれば、特に嫌がるときには引くことも肝心です。

〇体勢を変える

幼い子どもが歯磨きを嫌がる場合、親御さんは体勢を変えることも考えましょう。

親御さんが子どもの歯を磨く際、子どもを寝かせた状態で、上から磨くというケースも多いかと思います。

しかし、こちらの体勢だと、上からのぞき込む親御さんの顔が怖く映り、嫌がったり泣いたりしてしまう可能性が高くなります。

そのため、子どもがなかなか歯磨きをさせてくれない場合には、膝などに座らせて対面する形で磨いたり、鏡を見ながら子どもの後ろ側から磨く形を取ったりすることをおすすめします。

〇ぬいぐるみや人形を利用する

幼い子どもが歯磨きを嫌がる場合には、子どもが好きなぬいぐるみや人形を利用するのも1つの手です。

こちらは、「〇〇ちゃんの代わりに僕が歯を磨いちゃおう」といったように、親御さんではなく、あくまでぬいぐるみや人形がしゃべっているかのようにして、楽しく歯を磨いてもらうという工夫です。

1~2歳くらいの子どもであれば、このような工夫ですぐに機嫌が良くなることもありますし、今後の歯磨きが楽しみだと思ってもらえる可能性もあります。

子どもがお気に入りのぬいぐるみや人形を持っているという場合には、ぜひトライしてみてください。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・幼い子どもが歯磨きを嫌がっても、強引に磨いたり、大きな声で怒ったりするのはNG

・どうしても歯磨きを嫌がる場合、その日は口内をゆすぐ程度にとどめておくべき

・歯磨きの体勢を変えることで、子どもはおとなしくなる可能性がある

・お気に入りのぬいぐるみや人形で機嫌を良くするのも効果的

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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歯磨き粉の効果をアップさせるにはどうすれば良い?

虫歯予防を行うにあたって、歯磨き粉は歯ブラシと同じくらい重要なデンタルケアグッズです。

しかし、中には間違った使い方をすることで、こちらの効果を半減させてしまっている方も少なくありません。

今回は、歯磨き粉の効果を高めるためにはどうすれば良いのかについて解説します。

〇歯磨き粉は乾燥した状態の歯ブラシにつけるべき

歯ブラシに歯磨き粉をつける際、毛先部分を水で濡らしてからつけるという方も多いかと思います。

しかし、歯磨き粉の効果をアップさせるには、乾燥した状態でつけなければいけません。

濡れた歯ブラシに歯磨き粉をつけることで、確かに磨いたときの泡立ちは良くなります。

ただし、“泡立ちが良い=しっかり磨けている”ということではありません。

むしろ、泡立ちが良いとそれだけで満足感を得てしまい、磨き残しがあるにも関わらず、完璧に磨けた気になってしまうため、注意しましょう。

〇適切な量を使用するのがポイント

歯磨きの際、可能な限り多く歯磨き粉を使用することで、取ることができる汚れの量が増えたり、虫歯や歯周病の予防効果がアップしたりすると考える方もいるかと思います。

しかし、残念ながらこちらの考えは正しくありません。

歯磨き粉には、適切な量というものがあります。

具体的には、年齢によって以下のような目安が設けられています。

・6ヶ月~2歳:約3mm
・3~5歳:約5mm
・6歳以上:約1cm

上記の目安以上歯磨き粉を使用しても、効率良く1回の歯磨きで使いきれない上に、口の中が泡だらけになってしまい、かえって歯磨きの効果を弱めるおそれがあります。

〇歯磨き後のうがいはサッとゆすぐ程度で

歯磨き粉を使ってブラッシングした後には、何度もコップに水を注ぎ、口内が完全にスッキリするまでうがいをしている方がほとんどだと思いますが、実はこちらの行動も間違っています。

多くの水で何度もうがいをすると、歯磨き粉に含まれる薬用成分が完全に口外に出てしまい、効果が弱まってしまうおそれがあるからです。

よって、歯磨き後のうがいをする際は、15ml程度の水を口に含み、5秒程度1回だけゆすぐようにしましょう。

15mlは、ペットボトルのキャップ2個分くらいのかなり少ない量です。

このようにすることで、歯磨き粉を洗い流しつつ、なおかつ適度に薬用成分を口内に残すことができます。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯磨き粉の効果を最大限に活かすには、乾燥した状態の歯ブラシにつけて歯を磨くべき

・歯磨き粉は年齢によって異なる適切な量を使うのがポイント

・歯磨き粉をつけすぎると、かえって歯磨きの効果が弱まることがある

・薬用成分をある程度口内に残せるよう、ブラッシング後のうがいは軽く済ませるべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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タバコがインプラントに与えるマイナスな影響について

インプラントは、歯の失った箇所に人工の歯根を埋め込み、カバーする治療法です。

審美性が高く、なおかつ頑丈で長持ちするのが大きなメリットですが、タバコを吸っている方は、インプラント治療を受けるにあたって、良くない影響が出る可能性があります。

ここからは、こちら影響について詳しく解説したいと思います。

〇なかなか定着しない

インプラントは、人工歯根とその連結部分により、義歯をしっかりと固定することで、自身の歯と同じようにものを噛むことができます。

しかし、タバコを吸うことによって、人工歯根がうまく骨に定着せず、インプラントが失敗に終わってしまう可能性があるため、注意しましょう。

タバコの煙には、ニコチンという依存症の高い成分が含まれていますが、こちらは血管を収縮させたり、骨や組織に十分な酸素が行き渡らなくなったりする原因になるものです。

つまり、ニコチンによって骨が活動しにくくなることで、なかなかインプラントが定着しないということです。

〇感染リスクが高くなる

人間の体内には、免疫機能に大きな役割を果たす白血球というものが存在します。

しかし、タバコを吸うことによってニコチンが体内に入ると、白血球の働きは弱くなり、細菌感染のリスクが高まってしまいます。

インプラントは、歯の失った部分に人工歯根を埋め込む外科手術であるため、術後も傷口からの細菌感染には注意する必要があります。

よって、タバコが原因で白血球の働きが弱まり、免疫力も低下している方は、インプラント治療を受けるべきではありません。

〇歯肉の炎症が起こる

タバコを吸うことで血流が悪くなると、必然的に唾液量も減少します。

また、唾液には口内をキレイにしてくれる作用がありますが、タバコが原因で唾液量が減少すれば、当然こちらの作用も弱くなり、歯垢が溜まることによって、インプラント周辺における歯茎が炎症を起こしやすくなります。

また、このような炎症は、痛みにつながるだけでなく、悪化すると骨が痩せたり、インプラントが支えを失って脱落したりすることにもつながるため、注意しなければいけません。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・インプラントは歯の失った箇所に人工の歯根を埋め込み、カバーする治療法

・タバコからニコチンを摂取することにより、インプラントが定着しない場合がある

・ニコチンはインプラント治療後の細菌感染リスクを高める可能性がある

・タバコを吸うことで唾液が減ると、自浄作用が弱まり、インプラント周辺の歯茎が炎症を起こしやすくなる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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歯ブラシの毛先が広がってしまう主な理由について

歯ブラシは、虫歯や歯周病予防には欠かせないオーラルケア商品の1つです。

そのため、常にキレイな状態で使用するのが望ましいですが、中にはすぐに毛先が広がってしまい、使い心地の悪さを感じているという方もいるかと思います。

ここからは、歯ブラシの毛先が広がってしまう主な理由について解説したいと思います。

〇ブラッシングの圧が強い

歯ブラシの毛先がすぐ広がる理由としては、まずブラッシングの圧が強いことが挙げられます。

歯ブラシは消耗品であり、数ヶ月程度で交換すべきものですが、毎日ゴシゴシと強い圧で磨きすぎると、1ヶ月も経たないうちに毛先が広がってしまうことがあります。

よって、思い当たる節がある方は、強い力で短時間磨くというよりも、適度な力でゆっくり磨き、プラークコントロールと毛先のケアが両方できるように心掛けましょう。

〇持ち方に問題がある

歯ブラシの毛先が広がってしまう理由としては、持ち方に問題があることも挙げられます。

成人の方が歯を磨く際には、“ペングリップ”という持ち方をすることで、毛先が傷みにくくなります。

こちらは、ペンを握るときのように、親指、人差し指、中指の3本で柄の部分を支える持ち方です。

一方、手をグーにして柄の部分を握る持ち方だと、力加減が難しく、思いの外ブラッシングの圧が強くなり、毛先が広がってしまうことが考えられます。

もちろん、このような状況が続くと、歯茎や歯が傷む原因にもなりかねません。

〇ブラッシングの方向が違う

ブラッシングの方向を間違えることでも、歯ブラシの毛先は広がりやすくなります。

歯を磨くときには、基本的に歯ブラシを縦に使い、歯茎を磨くときには横に使います。

こうするだけでも、傷み具合はかなり変わってきます。

逆に、磨く部分に関係なく、縦方向のみあるいは横方向のみに歯ブラシを使用すると、長期間同じ歯ブラシを使い続けるのは難しくなります。

また、磨く方向とあわせて意識したいのが、磨く際のストロークです。

大きなストロークでゴシゴシ磨きすぎると、必要以上に歯ブラシの根元が引っ張られ、消耗が早くなってしまうため、縦方向・横方向に関わらず、ブラッシングの際は小刻みに動かすことをおすすめします。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯を磨く力が強すぎると、簡単に歯ブラシの毛先は広がってしまう

・ペンを握るように歯ブラシを持ち、丁寧に磨くことで、毛先は広がりにくくなる

・歯を磨く際は縦方向、歯茎を磨く際は横方向に歯ブラシを使うべき

・大きなストロークをつけて磨くと、歯ブラシはすぐに傷み、使用できなくなる可能性がある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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歯茎が下がってしまう原因やデメリット、対策について

ある日ふと鏡を見ると、前より歯茎が下がっているように見えたり、歯が伸びているように見えたりするということがあります。

では、このような歯茎の変化が起こる原因は一体何なのでしょうか?

ここからは、歯茎が下がった場合のデメリットや対策とあわせて解説したいと思います。

〇歯茎が下がる原因

歯茎が下がる原因はさまざまであり、ある程度年齢を重ねている方は、それだけで歯の根っこ部分が露出することがあります。

こちらは、肌がハリを失い、少しずつ下がってくるのと同じ原理です。

また、まだ若いにもかかわらず、歯茎が下がったように感じる方は、ブラッシングに問題があることが考えられます。

ゴシゴシと乱暴にブラッシングをしていたり、毛先が硬い歯ブラシを使用したりしていると、歯茎が傷つき下がってしまうため、注意しなければいけません。

その他、歯茎が下がる原因としては、以下のようなことも挙げられます。

・歯周病を患っている
・歯ぎしりや食いしばりをしている
・詰め物、被せ物が合っていない
・爪を噛む癖がある
・噛み合わせが悪い
・元々骨や歯茎が薄い など

〇歯茎が下がることによるデメリット

歯茎の位置が下がってしまうと、歯の根っこが露出するため、以前よりも冷たいものがしみるようになります。

また、露出した歯の根っこには、エナメル質が存在しないため、虫歯菌への抵抗力が極めて弱く、放置していると虫歯になるリスクが高まります。

その他、年齢よりも老けて見られることが増えたり、食事の際にものが挟まりやすくなったりすることもデメリットです。

〇歯茎が下がった場合の対策

歯茎が以前より下がったように感じる方は、できる限り優しくブラッシングをすることを心掛けましょう。

このとき使用する歯ブラシは、“ふつう”か“やわらかめ”がおすすめです。

ちなみに、柔らかめの歯ブラシで優しくブラッシングするだけでは、十分にプラークが落ちない可能性がありますが、デンタルフロスを併用すればこちらの問題もある程度解決できます。

また、歯ぎしりや食いしばりがある方は、歯科クリニックでマウスピースを作成し、歯や歯茎に強い負荷をかけないようにするのも効果的です。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯茎が下がる原因は加齢や間違ったブラッシング、歯ぎしりや食いしばりなど

・歯茎が下がると冷たいものがしみたり、虫歯のリスクが高まったりする可能性がある

・歯茎が下がった場合は、フロスを併用しながら、柔らかめの歯ブラシで歯磨きをすべき

・歯ぎしりや食いしばりがある方は、歯科クリニックでマウスピースを作成するのもおすすめ

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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虫歯予防に効果的な“重曹うがい”の方法、メリットについて

虫歯を予防するためには、正しいブラッシングの徹底やダラダラ食べの防止、歯科クリニックでの定期検診などを行うのが効果的です。

また、これらの虫歯予防方法とともにおすすめしたいのが“重曹うがい”です。

ここからは、重曹うがいの具体的な方法やメリットを中心に解説します。

〇重曹の概要

重曹は、化学名を“炭酸水素ナトリウム”というもので、弱アルカリ性の物質です。

食塩を電気分解し、そこに二酸化炭素を加えてつくられる白い粉末であり、結晶が丸く粒子が細かいという特徴を持っています。

また、重曹は胃の中に入ると胃酸と反応し、水と塩化ナトリウム(塩)、二酸化炭素に分解されます。

つまり、人体には無害な物質だということです。

〇重曹うがいの方法やメリット

虫歯予防に効果的な重曹うがいの方法は、至ってシンプルです。

コップ1杯の水に、食用の重曹をスプーン1杯程度混ぜ、こちらの水で10秒ほどうがいをするだけです。

ポイントとしては、口を閉じて“グチュグチュ”と転がすようにうがいをすることで、高い効果を発揮します。

また、重曹うがいが虫歯予防につながる理由としては、歯を溶かす原因となる酸を中和してくれることが挙げられます。

その他、殺菌効果や口臭予防効果など、重曹うがいには口内環境の良化につながるメリットが数多く存在します。

〇重曹うがいの注意点

虫歯予防に効果を発揮する重曹うがいですが、実施するにあたってはいくつか注意しなければいけない点があります。

まず、先ほども少し触れたように、使用する重曹は“食用”のものでなければいけません。

重曹には、医療用や工業用なども存在しますが、これらを使用すると健康を害してしまうおそれがあるため、注意してください。

また、重曹うがいを行った直後は、歯磨きを避けるようにしましょう。

重曹には研磨作用があり、こちらが歯の黄ばみなどを落としてくれますが、うがいの直後に歯を磨くと、効果が強すぎてエナメル質、歯茎などを傷める可能性があります。

その他、重曹うがいをする際は、“ガラガラ”と喉を使用しないように注意しましょう。

たとえ食用の重曹であっても、こちらの方法では喉を傷めるリスクが高くなります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・重曹うがいは、水に重曹を入れ、10秒ほどうがいをするだけの簡単な虫歯予防法

・虫歯予防効果だけでなく、殺菌効果や口臭予防効果もあるのが重曹うがいのメリット

・虫歯予防として重曹うがいをする場合は、必ず食用の重曹を使用する

・重曹うがいの直後に歯磨きをすると、エナメル質や歯茎を傷める可能性がある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

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