スポーツマウスピースは、コンタクトスポーツと呼ばれる身体の接触が多いスポーツをするときにおすすめです。
装着することで、歯や唇、舌や顔面などの負傷リスクを軽減できる可能性があります。
しかしスポーツマウスピースは、虫歯との関連性があることでも知られています。
今回はこちらの点について解説します。
〇スポーツマウスピースを装着すると口内が乾く
スポーツマウスピースを装着している際は、歯を全体的に覆うため、口内に唾液が行き渡りにくい状態になります。
その結果、虫歯のリスクが高くなってしまうおそれがあります。
唾液自体は分泌されているものの口内に行き渡りにくいことから、マウスピースを装着している部分は自浄作用が発揮されず、虫歯のリスクが高まるという仕組みです。
〇飲み物や食べ物の影響を受けやすい
スポーツマウスピースは、前述の通り動きの激しいスポーツを行う際に装着するものです。
またスポーツをしているときは、飲み物を口にする機会も多いですが、こちらが虫歯のリスクを高めることがあります。
例えば、砂糖を多く含むスポーツドリンクを飲んだ後すぐにマウスピースをはめてしまうと、マウスピースの内部に溜まりやすくなります。
こちらはマウスピースを装着している以上、ずっと歯に密着した状態になるため、少しずつ歯を溶かしていきます。
またスポーツの休憩時間などに食事をした場合、その後すぐに歯やマウスピースをブラッシングすることは考えづらいです。
そのため、洗浄していない状態で再び装着すると、虫歯を発症しやすくなります。
〇スポーツ中は食いしばる機会も多くなる
スポーツを行う際は、力を入れるために食いしばる機会が多く、スポーツマウスピースをしていても虫歯のリスクが高まりやすいです。
スポーツマウスピースには、食いしばりによって歯にかかる負担を軽減する役割もありますが、継続的に食いしばりをしていると、少しずつ歯にダメージは蓄積していきます。
特にマウスピースが割れている場合などは、天然歯にもかなりの負担がかかっている可能性が高いです。
そのため、いつの間にか天然歯にヒビが入り、隙間から虫歯菌が侵入することが考えられます。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・スポーツマウスピースをすると口内が乾きやすくなり、虫歯のリスクが高まる
・スポーツドリンクなどを飲んだ状態でスポーツマウスピースをはめると、歯が酸に溶かされやすくなる
・スポーツマウスピースをしていても、スポーツによる継続的な食いしばりは歯のダメージや虫歯につながる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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