一度発症した虫歯は、基本的に自然治癒することがありません。
複数回歯科クリニックに通い、しっかりと治療を受けて治す必要があります。
また、中には何度治しても虫歯を再発させてしまい、大変な思いをする方もいます。
今回は、このような状況になってしまう方の特徴を見ていきたいと思います。
〇噛み合わせが悪い
何度治しても虫歯が再発してしまう方は、噛み合わせが悪いケースが多いです。
噛み合わせが悪いと、どうしても歯ブラシが届かない部分が出てきてしまいます。
また、そのような箇所は歯垢が溜まりやすくなり、次第に歯ブラシでは取り除くのが困難な歯石へと変わっていきます。
歯垢や歯石が増えることは、当然虫歯のリスクを高めることとなるため、噛み合わせが悪い方は歯磨きをしっかり行うというよりも、歯科矯正によって汚れを落としやすい歯に整えるべきだと言えます。
〇口の中が乾きがち
口の中が乾きがちな方は、何度治しても虫歯が再発してしまう傾向にあります。
口内で作り出される唾液には、自浄作用や酸の中和作用があり、唾液に含まれるカルシウムやリンなどの成分は、溶けた歯を修復してくれる効果も持っています。
こちらを言い換えると、常に口の中が乾いている方は、口内を唾液で洗い流せず、なおかつ酸の中和や歯の修復もできないため、虫歯を再発させやすいということになります。
また、口内が乾きがちな方は、以下に当てはまっている場合が多いです。
・あまり鼻呼吸をしない方
・歯が前に出ている方
・咀嚼回数が少ない方 など
〇年齢が高い
年齢が高い方は、若い方と比べ、一度治した虫歯が再発しやすくなる傾向にあります。
こちらの原因としては、まず正しい歯磨きをするのが難しくなることが挙げられます。
高齢の方は、筋力が落ちているため、しっかり力を入れてブラッシングするのが難しい上に、フロスなどを使用するのが苦手なケースも多いです。
また、年齢が高くなると、若いときよりも食事量が減り、それに伴って唾液の分泌量も減ってしまいます。
そのため、高齢の方ほど定期的に歯科クリニックに通い、虫歯が再発していないか検査を受けるべきだと言えます。
その他、アゴの運動などを行い、唾液の分泌を促すこともおすすめです。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・何度治療しても、虫歯が再発してしまうという方は存在する
・歯並びが悪い方は歯垢や歯石が十分に除去できず、虫歯を再発させやすい
・口の中が乾きがちな方は唾液が機能しないため、虫歯のリスクが上昇する
・年齢が高い方は歯磨きの技術が落ち、唾液量も減ることで虫歯になりやすい
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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