子どもの歯の生え変わりは、身体が大人に変わっていくための大事な過程です。
しかし、中にはスムーズに乳歯から永久歯へと生え変わらず、トラブルが起こってしまう事例もあります。
ここからは、具体的にどのようなトラブルがあるのか、トラブルを解決するにはどうすれば良いのかについて解説します。
〇乳歯が抜けない
子どもの歯の生え変わりでは、新しく生えてきた永久歯に押し出されるような形で乳歯が抜け落ちます。
しかし、すでに乳歯の裏側から永久歯が生えてきているにもかかわらず、なかなか乳歯が抜け落ちないというケースが度々見られます。
また、このような状態をそのままにしていると、乳歯が抜け落ちたときに、永久歯の歯並びが悪くなってしまうことがあります。
そのため、乳歯が抜けない場合は早急に歯科クリニックを訪れ、治療を受けることをおすすめします。
具体的には、マウスピースやワイヤーなどの器具により、乳歯が抜けた後の歯並びが悪くならないように矯正します。
〇永久歯が生えてこない
子どもの歯の生え変わりにおけるトラブルには、永久歯が生えてこないということも挙げられます。
通常、乳歯は6歳頃から抜け始め、その代わりに永久歯が生え始めますが、7歳になっても8歳になっても生えてこないことがあります。
こちらの理由としては、歯茎が分厚すぎることや、乳歯が早く抜けてしまい、永久歯の上に骨が乗っていることなどが挙げられます。
また、余分な歯(過剰歯)が永久歯の成長を阻んでいたり、永久歯が骨の中に埋もれてしまっていたりすることも考えられます。
このように、原因はさまざまであるため、まずは歯科クリニックを訪れ、どのような解決方法があるのかについて相談してください。
〇歯と歯の間が大きく開いている
子どもの歯の生え変わりが終わった後、永久歯と永久歯の間が大きく開いていることがあります。
こちらは、特に前歯の永久歯において起こりやすいですが、少しの隙間であれば問題ありません。
しかし、前から見たとき、肉眼で完全に隙間が見えるくらい、ハッキリ前歯と前歯が離れている場合は、歯科クリニックに相談することをおすすめします。
このようなケースでは、骨の中に埋まった過剰歯が影響していることも考えられます。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・乳歯が抜け落ちない場合、永久歯の歯並びが悪化しないよう、早めに矯正を行うべき
・子どもの歯の生え変わりでは、さまざまな原因により永久歯が生えてこない場合がある
・隣り合う永久歯に大きな隙間がある場合、骨の中に埋まった過剰歯が影響している可能性がある
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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