虫歯を予防するにあたって徹底しなければいけないのは、やはり丁寧なブラッシングです。
また、ブラッシングの際には基本的に歯磨き粉を使用しますが、一体どのような製品を選ぶのが良いのでしょうか?
ここからは、虫歯予防のための歯磨き粉の選び方について解説します。
〇フッ素が多く含まれているものを選ぶ
虫歯予防のための歯磨き粉は、フッ素が含まれているものを選ぶべきです。
フッ素は虫歯予防に欠かせない成分であり、厚生労働省、日本歯科医師会などにおいても、一定の有効性が認められています。
主な働きとしては、虫歯菌の働きの予防、歯質強化、再石灰化の促進などが挙げられます。
また、特におすすめなのは、フッ素が多く含まれた歯磨き粉で、具体的には1,000~1,500ppmほど含まれているのが望ましいです。
ただし、歯ができる時期に過剰なフッ素を摂取すると、歯のエナメル質がダメージを受けてしまうため、子ども(~8歳程度)には高濃度の歯磨き粉を使用してはいけません。
〇殺菌成分が含まれているものを選ぶ
虫歯予防のための歯磨き粉を選ぶ際は、殺菌成分が含まれている製品がおすすめです。
虫歯の原因菌が口内に多く存在するほど、当然虫歯のリスクは高くなります。
そのため、以下のような殺菌成分が含まれているかどうかは、必ず確認すべきです。
・イソプロピルメチルフェノール
・塩化セチルピリジニウム
・塩化ベンザルコニウム など
ちなみに、殺菌成分は虫歯予防の効果を発揮してくれるだけでなく、歯周病や口臭の予防にも効果的です。
〇研磨剤が含まれていないものを選ぶ
虫歯予防の歯磨き粉を選ぶ際は、研磨剤が含まれていないものを選ぶべきです。
研磨剤は、炭酸カルシウムや無水ケイ酸といった名称であり、歯磨き粉のパッケージでは清掃剤と表記されることもあります。
研磨剤はしっかりと汚れを落としてくれるため、市販のホワイトニング歯磨き粉にはよく含まれています。
しかし、虫歯予防として歯磨き粉を選ぶ際は、歯の表面にキズがつき、虫歯の原因になり得る研磨剤を避けなければいけません。
ちなみに、研磨剤は歯だけでなく、歯茎にもキズをつけてしまい、こちらが知覚過敏につながる可能性もあります。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・フッ素が1,000~1,500ppmほど含まれている歯磨き粉は虫歯予防におすすめ
・8歳までの子どもはフッ素高濃度の歯磨き粉を使用してはいけない
・虫歯予防のための歯磨き粉を選ぶ際は、殺菌成分が配合されているものもおすすめ
・歯の表面にキズがつき、虫歯の原因になるため、研磨剤入りの歯磨き粉は避けるべき
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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