マウスピース矯正は、痛みが少なく目立ちにくい上に、従来の矯正治療よりもリーズナブルで、通院回数が少ないというメリットもあります。
しかし、マウスピース矯正を行う場合、日常生活においていくつか注意すべき点があります。
今回は、マウスピース矯正中の歯磨きや食事、喫煙の注意点について解説します。
〇マウスピース矯正中の歯磨きにおける注意点
マウスピース矯正は、ワイヤー矯正とは違い、矯正器具の取り外しが可能です。
そのため、矯正器具の凹凸により、磨き残しが起こるリスクはありません。
ただし、食後の歯磨きについては、通常の歯磨きよりも念入りに行う必要があります。
たとえ、矯正器具を外した状態で食事をしたとしても、汚れが十分に落ちていないままマウスピースを装着すると、虫歯や歯周病のリスクは高まってしまいます。
〇マウスピース矯正中の食事における注意点
マウスピース矯正中の食事では、以下のような食べ物、飲み物の摂取に注意しなければいけません。
・甘いもの
・色の濃いもの
・熱いもの
甘い食べ物や飲み物は、マウスピース内で細菌が繁殖し、虫歯になるリスクを高めます。
最近では、ニアウォーターと呼ばれる無色透明の飲料もありますが、こちらは見た目が水のようなだけで、実際は多くの糖を含んでいるため、注意してください。
また、着色のリスクがあることから、マウスピースを装着したままの状態で、コーヒーや紅茶、赤ワインなどを摂取するのも良くありません。
ちなみに、健康のために白湯を飲んでいるという方もいるかと思いますが、熱いものはマウスピースを変形させるリスクがあるため、装着時は避けるのが無難です。
〇マウスピース矯正中の喫煙における注意点
マウスピース矯正中であっても、その都度マウスピースを取り外せば、喫煙をすること自体は可能です。
しかし、マウスピース矯正の効果を最大限に発揮したいのであれば、なるべく喫煙は避けるべきです。
マウスピース矯正による歯の移動では、歯を支える骨の吸収と再生を活発に行う必要がありますが、喫煙によって血行が悪くなると、こちらのサイクルを正常に進ませるための酸素や栄養素が不足します。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・食後はしっかりと歯磨きを行い、口内の汚れを落とした上でマウスピースを装着する
・マウスピースを装着したまま、甘いものや色の濃いものを摂ってはいけない
・熱いものもマウスピースを変形させるため、装着時は避けるのが無難
・血行の悪化により、歯の移動が遅くなることから、マウスピース矯正中は喫煙を控えるべき
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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