オールセラミッククラウンとは、内側も外側も100%セラミックのみでつくられたクラウン(被せ物)のことをいいます。
こちらは、審美歯科治療の一環として用いられるものであり、多くのメリットがあることから、人気の素材となっています。
今回は、オールセラミッククラウンのメリットについて解説したいと思います。
〇見た目が美しい
オールセラミッククラウンにおける一番のメリットは、見た目が美しいということです。
透明感のある白さであるため、口を開けたときや笑ったとき、銀歯のように目立つことがありません。
また、周囲の歯と馴染むような色合いで作製されるため、天然歯に近い白さが再現されることから、自然な仕上がりが実現できます。
また、神経のない歯は根元を中心にグレーがかったように変色しますが、オールセラミッククラウンを被せることにより、このような変色も目立たなくなります。
〇金属の影響を受けない
金属を使用する保険の差し歯や、金属の表面にセラミックを焼き付けたメタルボンドの場合、金属が歯茎に漏れ出し、歯茎が黒くなってしまうことがあります。
特に、金属の土台を使用する場合、歯茎が黒くなりやすく、一度黒くなってしまった歯茎は刺青のようになり、被せ物を後から変えても、色が元に戻ることはありません。
一方、オールセラミッククラウンは、名前の通りすべてがセラミックでできていて、一切金属は使用していないため、上記のような金属による影響を受けることなく、審美性を維持できます。
もちろん、金属アレルギーの症状が出る心配もなく、金属の被せ物でよく起こる二次虫歯のリスクも少ないです。
〇経年劣化が少ない
レジンやプラスチックなどの素材は、着色や経年劣化が目立ち、歯茎との隙間も出てくるため、通常3~5年程度でつくり替える必要があります。
一方、陶器でできたオールセラミッククラウンは、表面がツルツルしているため、プラークなどの汚れがつきにくく、着色や変色、劣化などが少ないというメリットがあります。
そのため、きちんとメンテナンスをすれば、長期間キレイな状態を保つことが可能です。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・オールセラミッククラウンは、内側も外側も100%セラミックのみでつくられたクラウン
・オールセラミッククラウンは見た目が美しく、自然な仕上がりが期待できる
・オールセラミッククラウンは、歯茎の変色など、金属の影響を受けない
・オールセラミッククラウンは汚れがつきにくく、他の素材と比べて経年劣化が少ない
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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