歯周病のリスクを高めるのは、主にブラッシング不足です。
歯ブラシだけでなくフロスや歯間ブラシなども使用し、プラークを取り切らなければ、なかなか歯周病を予防できません。
また歯周病のリスクを高める行動の一つに、食べ方があります。
今回は、歯周病につながりやすい意外な食べ方をいくつか解説します。
熱すぎるスープや鍋物ばかり食べる
日常的に沸騰直後のような熱いスープや鍋物などをハフハフと食べる習慣は、歯茎に深刻な微細ダメージを与え続けます。
口腔内の粘膜は非常にデリケートであり、高熱の刺激を受けると軽微な火傷状態に陥ります。
この慢性的な熱刺激によって歯肉の組織が炎症を起こすと、毛細血管が拡張し、歯周病菌の出す毒素に対して非常に脆弱な状態になってしまいます。
さらに、熱さによって傷ついた歯肉の細胞は防御機能が低下するため、本来であれば防げるはずの軽い細菌感染でも、深い歯周ポケットの形成へと進行してしまいます。
フーフーと息を吹きかけて少し冷まし、体温に近い適温になってから口に運ぶという優しさが、歯茎のバリア機能を維持するために大切です。
激辛料理の過剰摂取
激辛ラーメンや麻婆豆腐など、過度なスパイスや唐辛子を好んで食べる習慣も、実は歯周病を誘発・悪化させる原因になります。
カプサイシンなどの強い刺激物は、口腔内の粘膜や歯茎を物理的に激しく刺激し、局所的な充血や炎症を引き起こします。
炎症を起こして過敏になった歯茎は、ブラッシングのわずかな刺激でも出血しやすくなり、結果として丁寧な歯磨きが難しくなる悪循環に陥ります。
また激辛料理を食べた後は口内が強く乾燥しやすく、細菌を抑制する唾液の質や量が一時的に低下するため、歯周病菌が爆発的に繁殖する隙を与えてしまいます。
辛いものを食べる際は、同時に十分な水を飲んで口内を洗い流し、刺激を和らげる工夫を凝らすことが歯茎の健康維持につながります。
酸の不適切な摂取
健康や美容のためにレモン水、黒酢、ポン酢などを毎日のように過剰摂取する食べ方は、歯だけでなく歯茎にも悪影響を与えます。
強い酸性の食品は酸蝕症を引き起こし、歯のエナメル質を溶かして歯の根元を露出させます。
露出した象牙質や歯根部分は非常にやわらかく、プラークが吸着しやすいため、歯周病菌の温床となります。
さらに酸は歯茎の粘膜を刺激して荒れさせるため、歯と歯茎の境目にある防御壁を壊し、菌が深部へ侵入するのを手助けしてしまいます。
酸味のあるものを食べた直後は、歯の組織が一時的に脆くなっているため、まずは水でしっかりと口をゆすぎ、酸を洗い流してから時間を置いてブラッシングをしましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・日常的に熱いスープや鍋物を食べる習慣は、歯茎に深刻な微細ダメージを与え、歯周病のリスクを高める
・激辛料理の過剰摂取は、口内の炎症や唾液の分泌量低下などにつながる
・レモン水、黒酢、ポン酢などを毎日のように過剰摂取する食べ方は、歯だけでなく歯茎にも悪影響を与える
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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