新潟市西区の歯医者、新潟西歯科クリニック|ブログ

【新潟の歯医者・小児歯科】フッ素塗布の危険性に関する噂とその真相

フッ素塗布は、名前の通り歯にフッ素を塗り、虫歯になりにくい歯をつくるための処置です。
フッ素は歯のエナメル質を強くしたり、虫歯菌の活動を抑えたりする働きがあります。
しかし、フッ素塗布にはいくつか危険性に関する噂があります。
今回はこちらの内容とその真相について解説します。

フッ素の過剰摂取は危険?

子どものフッ素塗布でよく言われているのは、過剰摂取によるリスクです。

フッ素は適量を使用すれば特に問題はありませんが、大量に摂取すると中毒症状を引き起こすことがあります。
しかし、こちらは歯科クリニックで行われるフッ素塗布とは関係のないことだと言えます。
なぜなら、中毒を引き起こすほど大量のフッ素を使用しないからです。

中毒症状につながるのは、あくまでフッ素が配合された歯磨き粉を大量に飲み込むなど、異常な量を摂取した場合のみです。

フッ素にはガンのリスクがある?

フッ素塗布が危険と言われる理由としては、ガンのリスクが疑われることも挙げられます。
こちらも結論から言うと真実ではありません。

その昔、水道水フロリデーションを行っていた地域において、ガンが原因で亡くなった方が多いという報告がされたそうです。
水道水フロリデーションは、水道水にフッ素を加え、飲料水中のフッ化物イオン濃度を適正な濃度に調整する虫歯予防法です。

しかし、水道水フロリデーションがガンのリスクを高めるというデータは、実はアメリカで調査されたデータを間違って解釈したものでした。
つまり事実ではないということです。

このようにフッ素塗布とガンは無関係にもかかわらず、フッ素がガンの原因になるという間違った情報が広まっています。

フッ素塗布にデメリットはあるのか?

子どものフッ素塗布の危険性に関する噂は、そのほとんどが間違いです。
フッ素塗布における本当のデメリットと言えば、定期的に施術を受けなければいけないことくらいです。

フッ素塗布は非常に効果的な虫歯予防法ですが、効果が持続するのは3~4ヶ月程度です。
そのため、子どもの虫歯予防を継続するためには、定期的に歯科クリニックを訪れる必要があります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・フッ素を過剰摂取すると中毒症状を引き起こす可能性がある
・歯科クリニックのフッ素塗布で大量にフッ素塗布を使用することはないため、中毒症状のリスクもない
・フッ素塗布がガンのリスクを高めるという噂はまったくのデマ
・フッ素塗布における唯一のデメリットは、定期的に施術を受けなければいけないこと

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!
スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【新潟の歯医者で歯周病治療】ニンニクが持つ歯周病予防効果について

ニンニクを普段から好んで食べるという方は多いかと思います。
美味しさもさることながら、ニンニクには疲労回復やスタミナアップ、免疫力向上や冷え性改善といったさまざまな健康面でのメリットがあります。
またニンニクには歯周病予防効果も期待できるため、今回はこちらの点を中心に解説します。

ニンニクの歯周病予防効果

ニンニクが持つ歯周病予防に効く作用は、抗菌作用や抗炎症作用です。

ニンニクに含まれるアリシンなどの成分には、歯周病の原因となる細菌の増殖を抑制する効果があります。
そのため、歯周病の発症や進行を防いでくれます。

またニンニクに含まれるジメチルサルファイドという有機硫黄化合物には、炎症を引き起こすサイトカインという物質の生成を抑える作用があります。
こちらの作用により、歯周病が引き起こす歯茎の炎症を抑えたり、慢性的な痛みを軽減したりすることが可能です。

熟成ニンニクエキスと歯周病予防

近年は、熟成ニンニクエキスという成分の歯周病予防効果も注目されています。

熟成ニンニクエキスは、ニンニクを数年間熟成させて抽出したエキス素材です。

ある調査では、熟成ニンニクエキスの摂取を4ヶ月継続した結果として、歯茎周辺の炎症の程度が明らかに低下したことが分かっています。
また18か月にわたる臨床試験の結果から、熟成ニンニクエキスの摂取によって歯周ポケットの深さの進行が遅れたことも判明しています。

歯周ポケットは、通常1~2mm程度ですが、歯周病に罹るとどんどん深さが進行していきます。
深さ4~5mm程度にまで達すれば、初期の歯周病と判断されます。

ニンニクを摂取する際の注意点

歯周病予防の一環としてニンニクを食べるのは良いことですが、ニンニクに含まれるアリシンは刺激が強いです。
そのため、過剰に摂取すると胃の粘膜や胃壁を荒らす可能性があります。

また腸内環境を悪化させ、腹痛や下痢、便秘を引き起こすことも考えられます。

さらに、ニンニクを大量に食べると体臭や口臭が強くなり、長引くこともあります。
アリシンは、ジメチルサルファイドなどの成分に変化します。
ジメチルサルファイドは、前述の通り抗炎症作用がある成分ですが、口臭の元でもあります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・ニンニクに含まれるアリシンには、歯周病菌の増殖を抑制する効果がある
・ニンニクに含まれるジメチルサルファイドという有機硫黄化合物には、抗炎症作用が期待できる
・熟成ニンニクエキスには歯茎炎症を軽減させたり、歯周ポケットの進行を遅らせたりする効果がある
・ニンニクの過剰摂取は胃腸の環境、口臭や体臭の悪化につながる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【新潟の歯医者でホワイトニング】ホワイトニング後にウイスキーを飲んでも良い?

お酒にはさまざまな種類があり、主にビールやチューハイ、ワインなどをメインに嗜む方が多いです。
またその他の人気が高いお酒としては、ウイスキーが挙げられます。
では、ホワイトニングを受けた直後の場合、ウイスキーを飲んでも良いのでしょうか?
今回はこちらの点を中心に解説します。

ホワイトニング後にウイスキーを飲んでも大丈夫?

ウイスキーは、赤ワインなどのお酒と比べるとまだ着色のリスクが低いです。
しかし、ホワイトニング直後はなるべく避けることをおすすめします。

ウイスキーにも赤ワインと同じように色素が含まれているため、ホワイトニング直後の歯に付着すると色戻りの原因になります。

またウイスキーには、タンニンというポリフェノールの一種が含まれています。
こちらは着色成分であり、ホワイトニング直後の着色しやすい歯に浸透してしまいます。

ホワイトニング後のウイスキーの飲み方

ホワイトニングを受けた直後にウイスキーを飲む場合は、ストレートやロックではなく水割りにすることをおすすめします。

水割りは、ウイスキーに氷と水を入れて飲むというシンプルな飲み方です。
水が入ることにより、多少ウイスキーの着色効果を弱められます。

また色戻りのリスクを軽減し、なおかつ美味しく飲みたいというのであれば、ウイスキー1に対して水を2~2.5入れることで程良い濃さに仕上がります。

ちなみにウイスキーの水割りには、アルコール度数を下げて飲みやすくする効果や、ウイスキーの香りを引き出してより味わい深くする効果なども期待できます。

ハイボールを飲むのはNG

ウイスキーを炭酸水で割ったハイボールは、ウイスキーの飲み方として非常に人気があります。
また炭酸水で薄めている分、水割りと同じようにホワイトニング直後でも安全そうですが、実際は摂取しない方が良いです。
なぜなら、炭酸水は酸性の飲み物だからです。

ホワイトニング直後にハイボールを飲むと、保護膜が剥がれ着色しやすくなっている歯に色がつくリスクが高まります。

さらに、酸性に弱くなっている歯の表面に影響を及ぼし、場合によっては歯が溶けてしまうこともあります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・ウイスキーには色素が含まれるため、ホワイトニング直後に摂取すべきではない
・ウイスキーに含まれるタンニンも、色戻りを引き起こす原因の一つ
・ウイスキーの着色リスクを減らしたいのであれば水割りがおすすめ
・ハイボールは着色のリスクが高まったり、ホワイトニング直後の歯が溶けたりする原因になるためNG

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【新潟の歯医者で虫歯治療】根管治療後に起こり得るフレアアップとは?

根管治療は、虫歯が歯の奥深くにある歯髄にまで達してしまった場合に行う治療です。
簡単にいうと、重度の虫歯治療という位置づけになります。
また根管治療後には、フレアアップという患者さんを悩ませる現象が起こることがあります。
今回は、フレアアップの概要や対処法などについて解説します。

フレアアップの概要

フレアアップは、根管治療を行った後、強い痛みや歯茎の腫れなどが生じる現象です。
特に初回の根管治療の後に起こることが多いです。

根管治療中の歯は、重度の虫歯を患っています。
言い換えれば、多くの汚れが付着し、細菌が繁殖している状態です。

またこのような歯は、根っこの先までキレイにするために、必要最低限ではありますが根の先の組織を触ることになります。
このときの刺激により、炎症が急性化することがフレアアップの原因の一つです。

その他、患者さんの体調による免疫力の低下も、フレアアップのリスクを高めるとされています。

フレアアップの発生率について

根管治療中のフレアアップは、決して頻繁に起こるものではありません。
発生率としては、0.4~20%程度とされています。

しかし、こちらの数字を見ればわかるように、発生率の範囲は広く報告されています。
これは研究によって、フレアアップの定義が若干異なることが原因と推察できます。

またフレアアップの症状や主に痛みや腫れですが、痛みについては患者さんの主観的な評価になります。
そのため、研究間のデータの比較が難しく、こういった理由も発生率の範囲が広いことに影響しています。

フレアアップの症状が出た場合の対処法

根管治療後にフレアアップの症状が出てしまった場合、症状の内容によって歯科クリニックに相談するか否かを判断します。

食べ物を咀嚼したときにのみ痛みが出る場合、治療から1週間程度で症状は和らいでいくため、少しの間様子を見ましょう。
痛みが強い場合は、歯科クリニックで処方された痛み止めで対応します。

しかし1週間以上痛む場合や、痛み止めの効果がない場合などは、早急に歯科クリニックに相談しましょう。
こちらの痛みが慢性化すると、今後の根管治療にも影響を及ぼします。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・フレアアップは、根管治療を行った後、強い痛みや歯茎の腫れなどが生じる現象
・フレアアップの原因は、根管治療で歯根の組織に触れるときの刺激や患者さんの免疫力の低下
・フレアアップの発生率は0.4~20%と決して高くはない
・治療後1週間以上フレアアップの症状が続く場合、痛み止めが効かない場合は歯科クリニックに相談すべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者・予防歯科】納豆を食べることによる口内環境へのメリットとは?

日本人にとって非常に馴染み深い食品である納豆は、便秘解消や免疫力向上、美肌効果やダイエット効果などさまざまな健康のメリットがあります。
また納豆を食べることにより、口内環境にも良い影響を及ぼすとされています。
今回は、具体的にどのような好影響を与えるのかについて解説します。

虫歯予防

納豆を摂取することにより、虫歯予防の効果が期待できます。
こちらは、納豆に含まれるデキストラナーゼという酵素の働きによるものです。

デキストラナーゼには、歯にプラークを付着させる粘着性の高い物質であるデキストランを分解する作用があります。
この作用により、歯にプラークが付着しにくくなります。

プラークは食べカスが変化したもので、虫歯菌を含む多くの細菌で構成されています。
つまり納豆を食べれば、虫歯の原因となる物質が口内にとどまりにくくなるということです。

歯周病予防

納豆を摂取すれば、歯周病もある程度予防できます。

納豆に含まれる納豆菌や乳酸菌には、歯周病菌を減らす効果があります。
また納豆のネバネバ成分であるポリグルタミン酸は、唾液の分泌を促し、口内の自浄作用を高めてくれます。

さらに、大豆イソフラボンには歯周病の炎症を抑制する作用があり、ビタミンKは歯や骨の形成・強化をサポートする働きを持っています。
つまり歯周病を予防したい方だけでなく、すでに歯周病の症状が現れ始めている方にとっても、納豆は魅力的な食品だということです。

納豆を食べることによる口内環境への悪影響

納豆は口内環境を良くしてくれる食品ですが、摂取することで口臭の原因になります。
こちらは口内環境への悪影響だと言えます。

口臭の原因は、納豆菌が発酵するときにアンモニア成分が発生し、口内に残ってしまうことです。
場合によっては、このニオイで周りの方に不快な思いをさせることもあります。

ただし、アンモニア成分は体内に吸収されるものではありません。
つまり、納豆が引き起こす口臭はあくまで一過性のものだということです。
そのため、ブラッシングをしたりガムを噛んだりすることで対処できます。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・納豆に含まれるデキストラナーゼは、歯にプラークを付着しにくくし、虫歯を予防する効果がある
・納豆菌や乳酸菌には歯周病菌を減らすため、歯周病予防につながる
・納豆にはポリグルタミン酸や大豆イソフラボン、ビタミンKなどの歯周病予防成分も含まれる
・納豆が引き起こす口臭はあくまで一過性のもの

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者・小児歯科】赤ちゃんに使用する歯磨きナップについて

まだ歯が生えたばかりの赤ちゃんに対しては、歯ブラシではなく歯磨きナップを使用して口内ケアを行います。
歯磨きナップは、ブラシではなくシートタイプのデンタルケア商品であり、親御さんは詳細を把握しておく必要があります。
今回は歯磨きナップの特徴や使い方、注意点などについて解説します。

歯磨きナップの特徴

歯磨きナップは、ウェットタイプのデンタルケア商品です。
濡れたシートで赤ちゃんの歯の汚れを拭き取れるため、手軽に口内ケアができます。

また歯磨きナップの多くは、キシリトールが配合されています。
キシリトールは、虫歯の原因となる酸をつくらないため、安心して使用できます。

さらにノンアルコール・無着色・無香料・防腐剤不使用のため、赤ちゃんの身体に影響が出ることはまずありません。

ちなみに商品によっては、緑茶ポリフェノールなどが配合されているものもあります。

歯磨きナップの使い方

赤ちゃんに歯磨きナップを使用する際は、まず個包装されているところから1枚取り出します。
このとき、開封したものはすぐに使用するのがポイントです。

その後、取り出した歯磨きナップを赤ちゃんの歯や歯茎に優しくこすりつけます。
歯の表面だけでなく、裏側も忘れずに拭きましょう。

最後に、使用した歯磨きナップを破棄します。
詰まりの原因になるためトイレに流すことはせず、一度使用したものは繰り返し使わないように注意してください。

歯磨きナップの注意点

赤ちゃんの口内に傷などの異常がある場合、その部位には歯磨きナップを使用してはいけません。
赤ちゃんの粘膜は非常に繊細であるため、少し拭いただけでも症状が悪化してしまう可能性があります。

また歯磨きナップは基本的に防腐剤不使用のため、個包装に傷がつくとナップにカビ等が生えることが考えられます。
そのため、個包装の状態で持ち歩く際は、傷がつかないように細心の注意を払いましょう。

さらに、歯磨きナップを使用することで発疹などの異常が現れた場合、すぐに使用を中止します。
症状が改善しない場合、歯科クリニックや小児科、皮膚科などのクリニックを受診してください。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯磨きナップは赤ちゃんのデンタルケア商品で、歯や歯茎を拭いて使用する
・ノンアルコール・無着色・無香料など赤ちゃんでも安心して使用できるものが多い
・歯磨きナップを使用するときは、歯の表面だけでなく裏側も忘れずに拭く
・歯磨きナップは防腐剤不使用のため、個包装で持ち歩く場合は傷がつかないように注意する

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者・矯正歯科】矯正治療後に使用するリテーナーの種類について

矯正治療は、矯正装置で歯を移動させたら終わりというわけではありません。
歯を移動させた後は、リテーナーと呼ばれる保定装置を装着します。
こちらを使用することで、移動した歯が固定され、後戻りのリスクが軽減されます。
今回は、代表的なリテーナーの種類について解説します。

マウスピースタイプ

マウスピースタイプのリテーナーは、透明リテーナーとも呼ばれるもので、その名の通り透明なプラスチック製のマウスピースです。
歯列全体を覆うように装着し、後戻りを防ぎます。

またマウスピースタイプのメリットは、審美性が高く目立たないという点です。
さらに取り外しが容易なため、清潔に保ちやすいという点も魅力的です。

ただし、長時間装着しなければ後戻りが起こりやすいという点はデメリットです。

プレートタイプ

プレートタイプは、歯の表面をワイヤーで押さえつつ、歯の裏側からプラスチックのプレートで歯列を抑えるタイプのリテーナーです。

耐久性が高いことから奥歯の噛み合わせを維持するのに適していて、長期間使用できます。
マウスピースタイプと同じく着脱式で清潔に保ちやすく、破損した場合は歯科クリニックで補修できます。

しかし、プレートタイプのリテーナーはワイヤーを使用しているため、前歯の表面からワイヤーが見えてしまいます。
そのため、お世辞にも審美性が高いタイプとは言えません。

またオーダーメイドで作製されるリテーナーであるため、完成するまでにはある程度の時間を要します。

ワイヤータイプ

ワイヤータイプのリテーナーは、前歯の裏側にワイヤーを固定するタイプです。
イメージとしては、ワイヤー矯正と同じようなものです。

ワイヤーで歯を直接押さえるため、矯正治療後の動きやすい歯を強固に固定できるというメリットがあります。

しかし、他のタイプと違って取り外しができないため、保定期間中は歯とワイヤーの間に食べカスやプラークが溜まりやすくなります。
そのため、定期的なクリーニングが必要です。

ちなみに、ワイヤータイプは前歯の保定に有効なものであり、奥歯への保定効果はほとんど期待できません。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・リテーナーは、矯正治療後の後戻りを防ぐために装着する保定装置
・マウスピースタイプのリテーナーは審美性が高く、取り外せるため清潔に保ちやすい
・プレートタイプのリテーナーは耐久性が高いことから、奥歯の保定に適している
・ワイヤータイプは歯を直接ワイヤーで押さえるため、強い保定力が期待できる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者で虫歯治療】昔と現在の虫歯治療の違い

今でこそ、虫歯を発症したら歯科クリニックで治療を受けられるという環境が当たり前になっています。
しかし、昔はまだまだ治療の技術が発達していなかったため、虫歯治療の内容も現在とは大きく異なるものでした。
今回は、昔と現在の虫歯治療の主な違いについて解説します。

治療方法

日本で虫歯治療が本格的に定着したのは、1870年代のことです。
またこれからしばらくの虫歯治療は、虫歯を大きく削って詰め物をしたり、被せ物をしたりするのが一般的でした。
こちらは、患者さんの症状の程度に関係なく行われていた治療です。

一方、現在は各患者さんにおける虫歯の進行具合に合わせ、歯を削る量を最低限に抑えることが意識されています。
また神経を残す治療も行われているため、より患者さんの負担を減らしつつ、さまざまな症例に対応できるようになっていると言えます。

麻酔

昔と現在とでは、虫歯治療の際に用いられる麻酔にも大きな違いがあります。

昔の虫歯治療でも、患者さんの痛みを軽減するために麻酔は使用されていました。
しかし歯科治療の技術が未熟だった頃は、当然麻酔技術も限られていました。
そのため、麻酔をしても患者さんが感じる痛みの程度は大きかったとされています。

一方、現在の虫歯治療では、非常に効果の高い麻酔が使用されています。
また麻酔そのものの効果だけでなく、麻酔を投与する際の負担まで考慮されています。

例えば昔と比べて注射針が大幅に細くなっていたり、体温に近い温度で麻酔薬を注入したりするため、患者さんが痛みを感じることはほとんどありません。

患者さんへの対応

昔と現在の虫歯治療では、歯科医師による患者さんへの対応も大きく異なります。

昔は、患者さんへの説明や相談が十分に行われていないことが多くありました。
こちらは歯科医師本人の知識が乏しかったからであり、多くの患者さんは治療に対する不安を抱いていたといいます。

これに対し現在の虫歯治療では、患者さんへの説明や相談が重要視され、治療前のカウンセリングや痛みに対する配慮が徹底されています。
患者さんに持病がある場合などは、他の診療科目の医師と連携して虫歯治療を行うこともあります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・昔はどの患者さんにも同じように行っていた虫歯治療も、現在は患者さんの症状に合わせられるようになっている
・麻酔の技術も、昔と比べて現在は格段にレベルが上がっている
・治療の不安をなくすため、現在は昔よりも患者さんへの治療の説明や相談が重視されるようになっている

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者で歯周病治療】ヘルペスウイルスと歯周病の関係性

歯周病は虫歯と並び、多くの方が悩んでいる口腔疾患の一つです。
自覚がない方でも、発症している可能性は極めて高いです。
また歯周病は、さまざまな疾患と関わりがあることでも知られていて、その一つにヘルペスが挙げられます。
今回は、ヘルペスウイルスと歯周病の関係性を中心に解説します。

ヘルペスウイルスの概要

ヘルペスウイルスは、人に感染するウイルスの一種であり、単純ヘルペスウイルスや水疱・帯状疱疹ウイルスなどが該当します。

感染後は神経細胞に潜伏し、ストレスや免疫の低下によって再活性化します。
その結果、口唇ヘルペスや帯状疱疹を引き起こします。
これらの疾患が認められた場合は、激しい痛みを伴うこともあります。

ちなみに、ヘルペスウイルスは多くの方が幼少期に感染し、生涯にわたって体内に存在します。
根本的な除去については、現在も困難とされています。

ヘルペスウイルスと歯周病の関係性とは?

ヘルペスウイルスの中でも、特に単純ヘルペスウイルスは、歯周病との関係性が深いことで知られています。
具体的には、単純ヘルペスウイルスが口内の粘膜に感染し、ヘルペス性歯肉口内炎を引き起こします。

こちらの感染症は、歯茎や口の中、喉の奥に水疱や口内炎を複数形成します。

またヘルペスウイルスの感染は、歯周組織の炎症を悪化させ、歯周病の進行を加速させることがあります。
例えば歯周病の初期症状である歯茎の炎症が見られる場合、ヘルペスウイルスの働きによって歯周ポケットが深くなったり、歯が動揺したりすることも考えられます。

さらに歯茎に膿が形成され、強烈な悪臭を放つこともあります。

ヘルペス性歯肉口内炎の治療法

ヘルペス性歯肉口内炎の治療では、抗ウイルス薬を服用もしくは軟膏を患部に塗布することが多いです。

痛みに関してはアセトアミノフェンという解熱・鎮痛薬を使用します。
非ステロイド系の消炎鎮痛剤は、感染を拡大する傾向があるため、基本的には使用しません。

またヘルペスウイルス自体が根絶することはないため、体力が落ちたときなどをきっかけに、再度ウイルスの活動が活発になり、同じ症状が出ることがあります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・ヘルペスウイルスは人に感染するウイルスの一種
・単純ヘルペスウイルスは口内の粘膜に感染し、ヘルペス性歯肉口内炎を引き起こす
・ヘルペスウイルスの感染は、歯周組織の炎症を悪化させ、歯周病の進行を加速させることがある
・ヘルペス性歯肉口内炎の治療には抗ウイルス薬や軟膏、アセトアミノフェンなどが使用される

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者でインプラント】更年期におけるインプラント治療の注意点と対策

多くの女性は、50歳前後で月経が止まる閉経を迎えます。
こちらの閉経を挟んだ前後5年の約10年間を更年期といいます。
また更年期の方がインプラント治療を受ける際は、いくつか注意すべきことがあります。
今回は注意すべき点の内容と、具体的な対策について解説します。

口内環境の悪化

更年期を迎えた女性は、主にホルモンバランスの影響により、口内環境が悪化しやすいです。
具体的には歯周病やドライマウスのリスクが高まります。

歯周病が進行している場合、まず歯科クリニックで歯石除去などの治療を受けます。
ドライマウスの症状が出ているときは、マウスウォッシュや保湿ジェルの使用などにより、唾液の分泌量を増やします。
これらの対策を取ることで、インプラント治療を受けられる可能性があります。

ちなみに、更年期の方は骨密度の低下により、顎の骨が薄くなることも考えられます。
こういったケースでも、骨移植を行うことができれば、インプラント治療は適用されます。

コラーゲンの減少

更年期の方は、エストロゲンという女性ホルモンの一種が減少することにより、体内のコラーゲンも減少します。

また歯茎はコラーゲンの占める割合が多いため、減少すると弾力がなくなり、下がりやすくなる傾向にあります。
インプラント治療を受けた後、歯茎が下がると人工歯根が見えてしまったり、インプラント周囲炎のリスクが高まったりするおそれがあります。
そのため、なるべくコラーゲンを増やすことを心掛けましょう。

具体的な方法としては、ビタミンCを積極的に摂取することが挙げられます。
ビタミンCには、コラーゲンの合成を助ける効果があります。

免疫力の低下

免疫力の低下も、更年期の女性にはよく見られる症状です。
また免疫力の低下は、スムーズなインプラント治療を阻害する要因になります。

例えばインプラント治療後の傷がなかなか治らなかったり、治療箇所の感染リスクが高まったりすることが考えられます。

こちらは栄養バランスの良い食事を摂り、回復力や免疫力を高めることで対処しましょう。
また無理のないスケジュールで治療を進めることや、ストレスを溜めず、十分な睡眠を取ることなども大事です。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・更年期の女性は口内環境が悪化しやすいため、インプラント治療を受ける前に治療に適した口内環境にすべき
・更年期の方はコラーゲンが減少し、歯茎が下がってインプラントの人工歯根が見えてしまう可能性がある
・免疫力が低下する更年期のインプラント治療では、栄養バランスや無理のないスケジュール管理が大切

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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