新潟市西区の歯医者、新潟西歯科クリニック|ブログ

【新潟の歯医者・矯正歯科】矯正治療時に行われる精密検査とは?

矯正治療を受ける際は、歯科クリニックを訪れてすぐ治療が開始されるわけではありません。
まずは精密検査を受け、徐々に本格的に治療へ移行していくという流れになります。
では、矯正治療時の精密検査では、一体どのようなことが行われるのでしょうか?
今回はこちらの点を中心に解説します。

矯正治療時の精密検査の目的

矯正治療に伴って行われる精密検査には、根本原因の究明や客観的な状態の把握といった目的があります。

検査を行い、歯並びの乱れが歯の位置にあるのか、顎の骨格にあるのか、またはその両方にあるのかを分析します。
また歯並びや顎の骨の状態について、患者さんが客観的に把握するためにも、精密検査は必要です。

さらに、精密検査を行うことにより、検査データに基づいて科学的な根拠がある治療計画を立てられます。
その他、治療後のイメージの明確化、リスクの把握などにもつながります。

矯正治療時の精密検査における主な項目

矯正治療時の精密検査では、主にレントゲン撮影や写真撮影、口腔内検査などが行われます。

レントゲン撮影には、口腔全体の歯や顎の骨、歯周病の有無などを撮影するパノラマレントゲンが使用されるのが一般的です。
歯科クリニックによっては、歯や顎の骨を立体的に把握する歯科用CT、頭部を撮影して上下の顎の位置関係などを分析するセファロレントゲンが使用されることもあります。

また写真撮影は、歯並びや噛み合わせの状態、歯の大きさなどを記録するために行われ、顔貌写真の撮影は顔全体のバランスや口元の状態を記録することが目的です。

ちなみに口腔内検査は、歯科医師が虫歯や歯周病の有無、噛み合わせの状態や顎関節の動きなどを直接確認するものです。

精密検査から矯正治療開始までの流れ

矯正治療に伴う精密検査は、前述した内容を約1時間かけて行います。

また歯科医師が検査データをもとに、歯列不正の根本原因を分析していきます。

そして検査から1ヶ月後を目安に、検査結果の説明や治療方針、使用する装置や矯正期間、料金などに関する説明を受けます。
ここまで行って初めて、矯正治療が本格的に始まります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・矯正治療に伴って行われる精密検査には、根本原因の究明や客観的な状態の把握といった目的がある
・矯正治療時の精密検査では、主にレントゲン撮影や写真撮影、口腔内検査などが行われる
・精密検査から約1ヶ月後、検査結果の説明などを受けてから、ようやく矯正治療がスタートする

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【新潟の歯医者で歯周病治療】歯周病菌の種類と特徴について

歯周病菌は、名前の通り歯周病の原因となる細菌ですが、こちらは実は複数の種類が存在します。
また各歯周病菌にはそれぞれ違った特徴があり、いずれも可能な限り口内から排除しなければいけないものです。
今回は、主な歯周病菌の種類と特徴を中心について解説します。

レッドコンプレックスと呼ばれる3つの歯周病菌

歯周病菌としてもっとも代表的なのは、レッドコンプレックスと呼ばれる重度の歯周病患者に見られる3つの細菌です。
具体的にはジンジバリス菌、トレポネーマ・デンティコーラ菌、タンネレラ・フォーサイシア菌の3つを指しています。

ジンジバリス菌は酸素を嫌う嫌気性菌で、主に歯周ポケットに生息します。
他の細菌と協力してプラークを形成し、歯や歯茎に強く付着するのが特徴です。
歯茎の炎症を悪化させ、歯を支える骨を破壊する力も強いです。

トレポネーマ・デンティコーラ菌は、歯周ポケットの奥深く、酸素が少ない環境で増殖するらせん状細菌です。
歯周病を進行させる要因の一つであり、組織を破壊する酵素を産生します。

またタンネレラ・フォーサイシア菌は、ジンジバリス菌など他の歯周病菌との相互作用によって病原性を高め、炎症反応を引き起こします。

その他の歯周病菌

レッドコンプレックス以外にも、歯周病に関与する細菌は多数存在します。

アクチノバチルス・アクチノミセテムコミタンス菌は、若い方が発症する若年性歯周炎の原因菌として知られています。
若年性歯周炎の進行が早いのは、こちらの細菌が短期間で急速な歯周組織の破壊を引き起こすことが原因です。

またプレボテラ・インターメディア菌は、妊娠性歯肉炎などの原因菌としても知られ、ホルモンの影響で増殖が促進されることがあります。

歯周病菌の全体像

歯周病は、特定の歯周病菌1種類だけで引き起こされるのではなく、これらの細菌が複雑なバイオフィルムを形成し、互いに影響し合いながら病気を進行させます。
このような感染症を混合感染症といいます。

仕組みとしては、口内の細菌バランスが崩れると、元々口の中にいた常在菌が病原性を持つようになり、免疫反応を引き起こして歯周組織を破壊します。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病菌としてもっとも代表的なのは、レッドコンプレックスと呼ばれる重度の歯周病患者に見られる3つの細菌
・その他にも若年性歯周炎、妊娠性歯肉炎などの原因になる歯周病菌が存在する
・歯周病は1種類だけでなく、複数の細菌が複雑なバイオフィルムを形成し、病気を進行させる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者で虫歯治療】自由診療の虫歯治療にかかった費用が返還される制度とは?

一般的な虫歯治療は、保険が適用される保険診療です。
そのため、患者さんの自己負担額はそこまで多くありません。
一方、セラミック治療などを受ける場合、保険が適用されない自由診療になります。
今回は、自由診療の虫歯治療にかかった費用が返還される制度について解説します。

医療費控除

自由診療の虫歯治療にかかった費用が返還される代表的な制度としては、まず医療費控除が挙げられます。

医療費控除は、1年間の医療費の合計が一定額を超えたときに、所得控除を受けられるというものです。
納税者本人だけでなく、生計を一にする配偶者や親族のために支払った医療費も含まれます。

セラミック治療の場合、虫歯や歯が欠けてしまった部分を修復する目的などであれば、医療費控除の対象になります。

ただし所得控除という形であるため、実際に支払った治療費が手元に戻ってくるというわけではありません。

高額療養費制度

自由診療の虫歯治療費が返還される制度としては、高額療養費制度も挙げられます。

こちらは、1ヶ月分の医療費の自己負担額が上限額を超えた場合に、その超えた分が払い戻される制度です。
医療機関や、所得区分によって自己負担上限額が定められています。

また高額療養費制度は、虫歯治療などの歯科治療も対象ですが、原則として医科と歯科の自己負担額は別々に計算されます。
そのため、よほど高額な治療を受けない限り、費用は返還されない可能性が高いです。

ちなみに70歳未満の場合、住民税非課税者を除くと最低でも数十万円程度虫歯治療費がかからなければ、高額療養費精度の対象にはなりません。

その他の制度について

加入している健康保険組合によっては、独自の制度として自己負担額の払い戻しを行っている場合があります。
そのため、高額な歯科治療を受ける際は、所属する健康保険組合の規約を確認することをおすすめします。

また一部の自治体では、子どもや高齢者などを対象に、歯科治療費の助成制度を設けていることもあります。
こちらも健康保険と同じく、患者さんが居住している市区町村のホームページ、窓口などで確認する必要があります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・自由診療の虫歯治療後に医療費控除を受ければ、所得控除が受けられる場合がある
・医療費控除は所得控除のため、手元に治療費が返ってくるわけではない
・1ヶ月分の歯科治療費が高額な場合、高額療養費制度を利用できる可能性がある
・健康保険組合や一部の自治体では、独自の払い戻し制度や助成制度を設けていることもある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【新潟の歯医者・矯正歯科】片方の歯だけ歯並びが悪くなる原因について

歯並びが良くない方は、見た目にコンプレックスを抱いてしまったり、ブラッシングがしにくくなったりすることがあります。
また歯並びの悪さは左右均等とは限らず、左右のいずれかだけ悪くなってしまうこともあります。
今回は、片方の歯だけ歯並びが悪くなる原因を中心に解説します。

片方の歯並びだけが悪くなる原因

生まれつきの要因、生活習慣による要因のいずれかにより、片方だけ歯並びが悪くなることがあります。

左右の歯の大きさが違ったり、片側だけ歯が不足していたり(先天性欠如)すると、歯並びは左右非対称になります。
また成長期に上下の顎の骨の発育に差が出ると、歯列に歪みが生じることがあります。

さらに、親御さんの歯並びが片方だけ悪い場合、その子どもにあたる方は遺伝によって同じような歯並びになる可能性があります。

ちなみに後天性の要因としては、片噛み癖や頬杖などがあります。
虫歯や歯周病などの影響により、片方の歯ばかりでものを噛んでいると、少しずつ片方のエラが張ったり、顎がずれたりします。

頬杖をつく癖がある場合も、片側の顎にばかり圧力がかかり、顎の骨格や噛み合わせに影響を及ぼします。

片方の歯だけ歯並びが悪いことのデメリット

左右いずれかだけ歯並びが悪い場合、顔の歪みにつながります。
具体的には、正面から見たときに顔が歪んで見えたり、口角の高さが左右で異なったりします。

また左右のバランスが悪いまま噛み続けると、顎関節症のリスクも高まります。
顎関節症は、顎の痛みや音、口が開きにくいといった症状を伴います。

さらに、噛み合わせの歪みが身体の姿勢にも影響し、肩こりや頭痛などを引き起こす可能性もあります。

片方の歯だけ歯並びが悪い場合の治療法

部分的な歯並びの悪さには、その範囲に応じた治療法を適用します。

例えば矯正治療でいうと、悪くなっている一部の歯だけを動かす部分矯正が適用されることがあります。
ただし、こちらは噛み合わせ全体を整えることが難しいため、適用できる症例は限られます。

また歯の形を整え、セラミックの被せ物で見た目を改善するセラミック矯正でも、片方の歯並びのみを改善できます。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・先天性欠如や成長期における上下の顎の発育の差は、片方の歯だけ歯並びが悪くなる原因になる
・片噛み癖や頬杖など、生活習慣における要因も一部の歯並びを悪くする
・片方の歯だけ歯並びが悪い場合、部分矯正やセラミック矯正で治療するケースが多い

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者で虫歯治療】虫歯治療の際に用いられるレントゲン撮影について

虫歯治療を行う際には、患部を確認するために、レントゲン撮影を行うことがあります。
レントゲン撮影はX線撮影とも呼ばれるもので、放射線を用いて体内の状態を確認し、平面的な画像を得る医療検査です。
今回は虫歯治療で用いられるレントゲン撮影に関することをいくつか解説します。

レントゲン撮影で虫歯はどのように写る?

一切虫歯を発症していない健康な歯は、レントゲン撮影を行ったときに白く写ります。
こちらは、エナメル質や象牙質など、硬い組織はX線を通しにくいからです。

一方、虫歯によって上記のような組織が破壊されると、X線が透過しやすくなり、黒い影として写ります。
具体的には、虫歯が初期段階の場合は小さな薄い影として見え、進行するにつれて影は大きく濃くなります。

ちなみに歯と歯の間や、以前治療した詰め物・被せ物の下にできた虫歯についても、レントゲン撮影で確認できます。

レントゲン撮影で虫歯が見つからないケース

レントゲン撮影は虫歯の発見に有効ですが、すべての虫歯が写るわけではありません。

例えばエナメル質の表面のごく浅い部分にある虫歯は、レントゲンに写らないことがあります。
また表面ではなく噛む面の溝にある虫歯は、初期段階では見えにくく、進行してからでないと写らない傾向にあります。

さらに歯並びによっては、複数の歯が重なって写り、虫歯が見えづらくなることも考えられます。

ちなみに二次虫歯については、金属の詰め物を使用している場合、少し確認しづらくなることがあります。

レントゲン撮影とあわせて行われる検査

虫歯治療ではレントゲン撮影が行われますが、それだけでは限界があるため、他の検査もあわせて行われることが多いです。
具体的には視診や探針、レーザー光などの検査です。

視診は歯科医師が肉眼で歯の状態を確認する方法です。
実績のある歯科医師は、歯を直接見ることでそれが虫歯なのかそうでないのかを判断できます。

また探針については、先の細い器具で歯の表面を触り、引っかかりなどがないかを確認するというものです。

ちなみに弱いレーザー光を当て、初期の虫歯を発見する装置も存在します。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・虫歯はレントゲン撮影をしたとき、黒い影として写る
・虫歯が初期段階の場合は小さな薄い影として見え、進行するにつれて影は大きく濃くなる
・ごく浅い虫歯や歯の噛む面にある虫歯などは、レントゲンに写らないことがある
・虫歯治療ではレントゲン撮影の他、視診や探針、レーザー光なども併用される

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者で歯周病治療】歯周病予防にうがい薬は効果があるのか?

歯周病を予防するための基本的な方法は、虫歯とほぼ変わりません。
毎日しっかりブラッシングを行い、食事内容に気を付けつつ定期検診にも通うことで、ある程度予防できます。
では、歯周病予防をするにあたって、うがい薬の使用は効果があるのでしょうか?
今回はこちらの点を中心に解説します。

うがい薬は歯周病予防に効果がある?

結論からいうと、うがい薬は歯周病予防効果を発揮します。

うがい薬に含まれるクロルヘキシジンは、強力な殺菌効果があり、歯周病菌の増殖を抑えます。
また塩化セチルピリジニウムは、歯周病の原因であるプラークの付着を防ぐ効果が期待できます。

さらにグリチルリチン酸ジカリウムは抗炎症作用があり、歯茎の腫れや炎症を抑制してくれます。
その他、トラネキサム酸には歯茎の出血を抑える効果があります。

ちなみに、すべてのうがい薬にこれらの成分が含まれているわけではないため、あくまで有効成分が多く含まれた商品を選ぶことが大切です。

うがい薬の効果的な使い方

歯周病予防の一環としてうがい薬を使用する場合、ブラッシングの後に使用することをおすすめします。
ブラッシングでしっかりとプラークを除去してからうがい薬を使用すると、殺菌成分がより行き渡りやすくなるからです。

また寝ている間は唾液の分泌量が減少し、細菌が繁殖しやすくなるため、寝る前の使用が特におすすめです。

ちなみに、うがい薬は抜歯後やインプラント治療後など、感染症予防として歯科医師の指示のもとで使用することもあります。
つまり、歯科医師のお墨付きがあるということです。

うがい薬を使用する際の注意点

歯周病予防としてうがい薬を使用する場合、ノンアルコールの低刺激タイプを選びましょう。
アルコール成分が強い商品は、逆に歯茎へ刺激を与えてしまいます。

また市販のうがい薬は、あくまで予防目的です。
歯茎の腫れや出血などがひどい場合は、すぐに歯科クリニックに相談してください。

歯科クリニックで診断を受ければ、必要に応じて保険診療で処方されるより薬理効果の高い医療用うがい薬を使用することも選択肢に入ります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・うがい薬には、クロルヘキシジンや塩化セチルピリジニウムなど歯周病予防に効果のある成分が含まれる
・うがい薬の効果を高めるには、ブラッシング後や就寝前に使用するのがおすすめ
・うがい薬は、歯茎への刺激がマイルドなノンアルコールタイプを選ぶべき
・すでに歯周病の症状がひどい場合は、すぐ歯科クリニックに相談すべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者で入れ歯治療】入れ歯が外れやすくなるシーンについて

入れ歯はオーダーメイドで作製されるものであるため、基本的には患者さんの口内にピッタリフィットしています。
しかし、場合によっては使用中外れやすくなってしまい、不便さを感じることもあります。
今回は、入れ歯が外れやすくなる主なシーンについて解説します。

食事内容に問題がある場合

食事内容に問題がある場合、オーダーメイドの入れ歯でも外れやすくなることがあります。

例えば粘着性の高いものを食べたとき、入れ歯に食べ物がくっつき、引っ張られることによって外れやすくなります。
ここでいう粘着性の高いものにはガムや餅、キャラメルやグミといったものが該当します。

また極端に硬いものを噛んだり、食事中に噛み合わせがずれたりすると、入れ歯に不均衡な力がかかって外れることがあります。
入れ歯を装着すればある程度の咀嚼力は得られますが、あまりに負担をかけるような食事内容は控えるべきだと言えます。

口内の変化が起こっている場合

入れ歯が外れやすくなるシーンとしては、口内の変化が起こっているときも挙げられます。

総入れ歯については、歯茎との間の唾液が吸盤のような役割を果たすことで、安定する仕組みになっています。
そのため、唾液の分泌量が少なくなると吸着力が低下し、入れ歯が外れやすくなります。

また加齢によって歯茎や顎の骨が痩せていくと、作製当初はピッタリだった入れ歯との間に隙間ができ、外れるリスクが高まります。

さらに事故などによって外傷を負い、その影響が口内にまで及んでいる場合も、入れ歯のフィット感は失われてしまうことがあります。

大きさや形状が合っていない場合

歯科クリニックで作製した入れ歯の大きさ、形状が合っていない場合も、当然外れやすくなります。

冒頭で、入れ歯は基本的に患者さんの口内にフィットしているという話をしましたが、歯科医師の腕に差があるのは事実です。
そのため、入れ歯が小さかったり大きかったりする可能性はあります。

また入れ歯が小さい場合、歯茎を覆う面が足りず、吸着力が弱くなって外れることが考えられます。
さらに大きすぎる場合は、唇や頬の筋肉の動きにひっかかり、入れ歯が動いて外れることがあります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・粘着性の高いものや硬いものなどばかり食べている場合、入れ歯が外れやすくなることがある
・唾液の分泌量が減ったり、顎や歯茎の骨が痩せたりした場合も、入れ歯は外れやすくなる
・歯科医師の技術が足りず、作製した入れ歯が小さかったり大きかったりする場合も、外れるリスクは高い

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者で虫歯治療】虫歯を10年放置するとどうなるのか?

虫歯を発症している方の中には、歯科クリニックへの恐怖心などが理由で、長い間虫歯を放置してしまっている方もいます。
またひどい場合は10年近く放置し、一切治療を受けていないというケースも見られます。
では、10年も虫歯を放置してしまった場合、一体どうなってしまうのでしょうか?

歯の崩壊と神経の壊死

10年も虫歯を放置すると、症状はすでに末期にまで達しています。
そのため、歯はボロボロになり、神経も壊死している可能性が高いです。

また虫歯が神経にまで到達して神経が壊死した場合の症状として、痛みがなくなることが挙げられます。

虫歯は本来、進行すればするほど痛みが増すものですが、10年も放置すると痛みをほとんど感じなくなります。
こちらを「治った」と勘違いされる方が多いですが、実際は神経が死滅して痛みを感じなくなっただけで、その後も症状は進行し続けます。

歯を失う可能性が高まる

虫歯を10年治療せず放置していた場合、歯を失う可能性は極めて高いです。

神経が死滅した歯は、痛みを感じなくなるだけでなく、正常な歯に比べて非常に脆くなります。
具体的には、歯冠と呼ばれる歯の白い部分がボロボロになるため、通常の虫歯治療で改善させるのは難しいです。

また神経にまで達した虫歯については、本来神経と汚れを取り除く根管治療というものが適用されます。
しかし、歯がボロボロでほとんど原型がないようなケースでは、根管治療を行うのも困難です。
このようなケースでは、抜歯を選択するしかありません。

ちなみに、抜歯をした部分に人工歯を装着することは可能ですが、一度抜歯した歯は二度と元に戻ることがありません。

感染の拡大と全身への影響

10年単位で虫歯を放置すると、歯根部分に感染が広がり、顎の骨が溶かされてしまうことがあります。

また歯の根の先に膿が溜まり、血液中に細菌が侵入して敗血症を引き起こすことも考えられます。
さらに、虫歯菌が心臓や脳に侵入すると、心筋梗塞や脳梗塞の原因になることもあります。

これらの疾患は、命を落とす危険のある重篤な疾患です。
つまり、10年虫歯を放置することにより、死亡リスクがグッと高まるということです。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・虫歯を10年放置すると歯がボロボロになり、神経も壊死してしまう可能性が高い
・虫歯を放置し続けると痛みがなくなるが、これは神経が死滅しただけで治ったわけではない
・10年放置した虫歯は治療が難しく、抜歯で対応するしかない可能性がある
・虫歯菌の感染が全身にまで広がると、命落としかねない全身疾患を患うことがある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者・予防歯科】知覚過敏を放置するとどうなる?

知覚過敏は、虫歯などを発症していないにもかかわらず、冷たいものや甘いものなどの刺激がしみるようになる症状です。
こちらは主にエナメル質の摩耗や欠損、歯茎の退縮などによって引き起こされるものです。
また知覚過敏の状態を放置することで、いくつかのデメリットが生まれます。
今回はこちらの内容について解説します。

痛みの悪化と広範囲化

知覚過敏をそのままにしていると、痛みが悪化したり痛みの範囲が広がったりするおそれがあります。

知覚過敏の原因となるエナメル質の磨耗、象牙質の露出が進行すると、歯がさらに過敏になります。
そのため、ほんの少し歯に食べ物が触れたり、風が当たったりするだけでもかなりの激痛を伴うことがあります。

また痛みの範囲も広がり、食事や発音だけでなく、口と関連するあらゆる生活習慣において不便さを感じるようになります。

虫歯や歯周病リスクの増大

虫歯や歯周病のリスクが増大することも、知覚過敏の状態を放置するデメリットです。

知覚過敏の方は、ブラッシングの際歯ブラシが歯に当たることでも痛みを感じるようになります。
そのため、無意識のうちにブラッシングを避ける機会が増えます。

ブラッシングは、虫歯や歯周病の直接的な原因となる食べカスやプラークを除去するための作業です。
こちらがおろそかになると、当然虫歯や歯周病は発症しやすくなります。

特に甘いものや酸性の強いものを食べた後のブラッシングを怠ると、高確率で口内疾患を発症することになります。

根管治療のリスク増大

根管治療のリスクが増大することも、知覚過敏を放置することのデメリットだと言えます。

知覚過敏の痛みを我慢し続けると、歯の神経にまで炎症が広がり、歯髄炎という疾患につながることがあります。
歯髄炎を発症した場合、神経を除去する根管治療が必要になります。

根管治療は、通常の虫歯治療よりも期間が長い治療であり、当然費用もかかりやすくなります。

さらに、難易度も一般的な虫歯治療より高く、実績のある歯科医師でも100%成功するとは限りません。
治療のやり直しが発生した場合、さらに治療期間は長くなります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・知覚過敏は、虫歯などを発症していないにもかかわらず、冷たいものなどの刺激がしみるようになる症状
・知覚過敏を放置すると症状が悪化したり、範囲が広がったりする
・知覚過敏によってブラッシングがおろそかになると、虫歯や歯周病のリスクも高まる
・根管治療を受ける可能性が高まることも、知覚過敏を放置することのデメリット

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者で歯周病治療】歯周病菌のピラミッドとは?

歯周病菌は、文字通り歯周病を引き起こす細菌であり、ほぼすべての方の口内に少なからず存在します。
また歯周病菌にもさまざまな種類があり、こちらを表したピラミッドというものが存在します。
今回は、歯周病のピラミッドについて、それを構成する歯周病菌について解説します。

歯周病菌のピラミッドとは?

歯周病菌のピラミッドとは、口内の細菌を病原性の高さによって3つの階層に分け、ピラミッド状に表したものです。

最下層には、病原性の低い善玉菌や弱毒菌が含まれます。
こちらにはブルーコンプレックスやパープルコンプレックス、グリーンコンプレックスやイエローコンプレックスという細菌が含まれます。

また中層には、オレンジコンプレックスという病原性が中程度の細菌が含まれています。
オレンジコンプレックスは中学生頃に感染し、初期の歯肉炎や歯周炎を引き起こす原因になります。

そして最上層には、レッドコンプレックスという極めて病原性が高い細菌の集合体が含まれます。
P.g.菌など、代表的な歯周病菌がこれに該当し、18歳以降に口内へ定着します。

歯周病菌のピラミッドが完成するメカニズム

口内には数百種類以上の細菌が存在しますが、歯周病菌のピラミッドは、幼い頃から少しずつさまざまな細菌に感染し、定着していくことで形成されます。

まずは最下層の菌が棲みつき、その後中層の菌が棲みつく環境がつくられます。
これらの環境が整うと、最上階にレッドコンプレックスが定着し、ピラミッドが完成します。

またピラミッドが完成すると、細菌はバイオフィルムと呼ばれる膜を形成して保護され、病原性が高まります。

歯周病菌のピラミッドの形成を防ぐには?

歯周病菌のピラミッドの形成を防ぐには、幼い頃から口内を清潔に保つことが大切です。
丁寧なブラッシングや定期検診などを行うことで、将来の歯周病予防につながります。

また大人になってからは、どれだけブラッシングを頑張ってもピラミッドが完成しているため、歯周病のリスクが高くなります。
そのため、特にセルフケアやプロフェッショナルケアを徹底しなければいけません。

特に、中高年以降は歯周病のリスクがグッと高まります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病菌のピラミッドとは、口内の細菌を病原性の高さによって3つの階層に分け、ピラミッド状に表したもの
・最上階には、レッドコンプレックスという病原性が極めて高い細菌が存在する
・歯周病菌のピラミッドの形成は、子どもの頃からの口内ケアである程度予防できる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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