予防歯科と聞くと、歯科クリニックに通って定期的にメンテナンスを受けることを想像する方も多いかと思います。
もちろんそれも予防歯科の一つですが、食生活の改善を含む自宅でのケアも怠ってはいけません。
今回は、予防歯科に効果的な“歯に優しい食品”をいくつか紹介したいと思います。
〇フルーツ
フルーツの中には虫歯リスクが低く、歯に優しいといえるものが多くあります。
具体的にはイチゴやリンゴ、梨やキウイなどがおすすめです。
イチゴは甘く虫歯になりやすいそうに思えますが、こちらはキシリトールの含有量が多いです。
キシリトールは天然の甘味料であり、砂糖と同じくらい甘いものの酸を生成せず、虫歯菌の力を弱めることができます。
またリンゴや梨、キウイなどは水分が多く、食物繊維も豊富であるため、食べるだけで口内をキレイに洗い流してくれる働きがあります。
〇ナッツ
予防歯科に効く歯に優しい食品としては、ナッツも挙げられます。
ナッツが歯に優しいのは、炭水化物の含有量が少ないからです。
虫歯は炭水化物(糖、デンプン)が歯に残っている場合に発生します。
こちらは口内に棲みつく虫歯菌が炭水化物を栄養にし、歯の表面を溶かす酸をつくり出してしまうことが理由です。
しかしナッツの栄養はタンパク質と身体に良い数種類のオイル、そして食物繊維やビタミン、ミネラルが中心です。
炭水化物はあまり含まれていないため、虫歯菌のエサにされる可能性が低いです。
特におすすめのナッツ類はアーモンドやクルミであり、毎日数粒食べるだけでも歯の健康をサポートしてくれます。
〇全粒穀物
全粒穀物も、予防歯科効果が期待できる歯に優しい食品です。
全粒穀物とは精白していない穀物のことであり、胚芽や胚乳、外皮のすべてが含まれます。
胚芽や外皮などが除去されていない分、精白された穀物よりも食物繊維やビタミン、ミネラルや抗酸化物質などが豊富です。
また代表的な全粒穀物としては、玄米やオートミールなどが挙げられますが、これらは消化を助け全身の健康を促進する作用があります。
虫歯を予防するには、このように全身に作用する食品を摂取することも大切です。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・イチゴやリンゴ、梨やキウイなどのフルーツは虫歯のリスクが低い
・ナッツは炭水化物の含有量が少なく、虫歯菌のエサになる可能性が低い
・特におすすめのナッツ類はアーモンドやクルミ
・全粒穀物は食物繊維やビタミン、ミネラルなどが豊富で、高い予防歯科効果を発揮する
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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