虫歯予防につながる習慣と言えば、やはりブラッシングや歯科クリニックでの定期検診をイメージする方が多いかと思います。
もちろんこちらは正しい認識ではありますが、より虫歯予防効果を高めるには、運動も適宜採り入れることが望ましいです。
今回は、虫歯予防効果のある運動について解説します。
ストレッチ
首や肩、胸の周りを中心としたストレッチは、口内トラブル予防に非常に有効です。
現代人はデスクワークやスマホの普及により、首や肩が慢性的に凝り固まっています。
実は、唾液を作り出す唾液腺へとつながる血管や神経は、すべて首の周りを通っています。
そのため、首や肩が凝ると血流が滞り、唾液の分泌量が著しく低下してしまいます。
ストレッチによって首回りの筋肉をほぐしてあげると、ブロックされていた血流が一気に解放され、唾液腺への栄養供給がスムーズになります。
これにより唾液の質が向上し、虫歯菌を洗い流す自浄作用がしっかりと機能するようになります。
お風呂上がりなど、リラックスタイムに行うのが特に効果的です。
筋力トレーニング
スクワットや腕立て伏せなど、無理のない範囲で行う軽い筋力トレーニングも虫歯予防に貢献します。
筋トレを行うと、体内で成長ホルモンやテストステロンなどの代謝を促すホルモンが分泌されます。
これらのホルモンは、全身の組織の修復を促す働きを持っていて、歯の再石灰化をサポートする環境を整えます。
ただし重すぎるウエイトを扱うような激しい筋トレは、歯を強く食いしばる原因になり、歯にヒビを入れたり削ったりして虫歯リスクを高めるため逆効果です。
あくまで、息が少し上がる程度の軽めの筋トレを自重で行うことが、免疫力を高め、健康な歯を維持するためのスマートなアプローチです。
太極拳
太極拳は、ゆっくりとした独特の動きと深い呼吸を同調させる中国の伝統的な武術・健康法です。
このスローモーションの動きは、脳の興奮を鎮め、副交感神経を優位にする効果が非常に高いことが知られています。
激しい運動とは異なり、体を動かしながらも心は深い瞑想状態に近くなるため、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が急激に減少します。
これにより、ストレスによって減少していた唾液の分泌が正常化し、口の中が潤いで満たされます。
また太極拳は常に足の裏全体で地面を捉え、重心を低く保つため、全身のバランス感覚が養われ、顎の余計な緊張や食いしばりが抜けていきます。
歯に負担をかけず、内側から口内環境を整える優れた運動です。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・ストレッチによって首回りの筋肉をほぐすと、ブロックされていた血流が一気に解放され、唾液腺への栄養供給がスムーズになる
・軽めの筋トレを自重で行うことは、免疫力を高め、健康な歯を維持するためのスマートなアプローチ
・太極拳を行うことで、唾液の分泌が正常化し、口の中が潤いで満たされる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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