多くの方が疑問を持っていたり、悩んでいたりする症状の1つに、口臭が挙げられます。
口臭に関する知識を少しでも増やすことで、常に臭いを気にしながら生活したり、他人に不快な思いをさせたりする心配が少なくなります。
今回は、口臭に関する素朴な質問にお答えしたいと思います。
〇虫歯や歯周病でなくても口臭は発生する?
「虫歯や歯周病になっていない場合でも、口臭は発生しますか?」というのは、よくある質問の1つです。
結論からいうと、虫歯や歯周病でなくても、口臭は発生することがあります。
口臭には、主に4つの種類があります。
虫歯や歯周病の方は、病的口臭という種類の口臭に該当しますが、以下の3種類は、健康な方でも発生する可能性があります。
・生理的口臭(空腹時などに、口内の細菌が増殖して発生する)
・外因的口臭(酒やタバコなどを摂取することで発生する)
・心因的口臭(本人の思い込みから臭いが発生する)
〇歯磨きだけで十分に口臭は予防できる?
「歯磨きをするだけで、十分に口臭は予防できますか?」というのも、よくある質問の1つです。
口臭予防として歯磨きは必ず行わなければいけませんが、よりしっかりと予防をするのであれば、舌磨きもあわせて実施する必要があります。
口臭の種類はいくつかありますが、主な発生源は舌の表面に付着している舌苔です。
こちらは口内の粘膜、唾液中のタンパク質等が付着したものであり、細菌が分解したときには不快な臭いを発します。
そのため、舌を傷つけないよう、市販の舌ブラシで丁寧に取り除きましょう。
刺激に弱い表面が傷ついてしまうため、歯ブラシで磨くことは控えてください。
〇子どもにも口臭はある?
子どもを持つ親御さんには、「子どもにも口臭はありますか?」という質問をされる方も多いです。
もちろん、大人だけでなく、子どもにも口臭は存在します。
子どもの口臭の原因として多いのは、口呼吸によって口内が乾燥すること、歯垢の磨き残しです。
子どもは口の筋力が弱く、口を閉じることができなかったり、一人では隅々まで歯磨きができなかったりするケースが多いからです。
また、噛む回数が少ないことでも、唾液が分泌されにくくなり、口臭が発生することがあります。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・歯科医に口臭の質問をすることで、口臭に悩んだり、他人に迷惑をかけたりする心配が減る
・虫歯や歯周病でなくても、口臭は発生することがある
・口臭を予防するには、歯磨きだけでなく舌磨きも行う必要がある
・子どもの口臭は主に口呼吸、歯垢の磨き残しによって発生する
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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