インプラント治療を受けようと考える方は、事前にあらゆる情報を収集した上で、納得して治療に踏み切る必要があります。
また、そのときに知っておきたいこととして、インプラントの寿命や手術に関することが挙げられます。
今回は、こちらのポイントについて詳しく解説します。
〇インプラントの寿命
インプラントの寿命は、インプラント体と呼ばれる顎の骨と結合するための部品が外れたときに訪れます。
一般的に、こちらの期間は10~15年程度とされていますが、日々のメンテナンスを怠ってしまうと、寿命までもたず早い段階で機能しなくなることもあるため、注意してください。
ちなみに、入れ歯は4~5年程度、ブリッジは7~8年程度が寿命とされているため、インプラントの寿命は比較的長めだと言えます。
〇インプラント手術の成功率
前もって知っておきたいインプラントの手術に関することとしては、成功率が挙げられます。
インプラント手術の成功率は、手術を受ける歯科クリニックのレベルや箇所によって異なりますが、およそ97%と非常に高いです。
ここでいう成功とは、インプラント体が定着せずすぐに抜けてしまったり、1年程度で機能できないほど動揺したりせず、問題なく使用できる状態を指しています。
ちなみに、骨密度が薄く、上顎洞や鼻腔、切歯孔があることから、埋入位置やインプラント体の長さが制限される上顎、骨が軟らかいケースが多い大臼歯などは、手術の成功率が少し下がる傾向にあります。
〇抜歯からインプラント埋入までの期間
抜歯から埋入までの期間も、前もって知っておきたいインプラント治療に関することとして挙げられます。
基本的には、抜歯から1~2ヶ月後に、インプラントを埋入することが多いです。
ただし、歯茎や顎の骨の回復具合によっては、3~4ヶ月かかることもあります。
また、歯茎と顎の骨が完全に治癒するのを待つ場合は、埋入まで6ヶ月以上かかることもあり、こちらは一般的な2回法でよく見られます。
ちなみに、外科治療を1回のみ行う1回法の場合、抜歯から埋入までの期間が長期化する心配はほとんどありませんが、2回法と比べて、採用している歯科クリニックは少ない傾向にあります。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・インプラント治療を受ける前には、寿命や手術に関することを把握すべき
・インプラント体の寿命は10~15年程度と比較的長い
・インプラント手術の成功率はおよそ97%と極めて高い
・抜歯からインプラント埋入までの期間は、1~2ヶ月になることが多い
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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