新潟市西区の歯医者、新潟西歯科クリニック|ブログ

虫歯予防にチーズが効果的な理由について解説します

虫歯予防につながる食品としては、小魚やカボチャ、ニンジンといった野菜類などが有名です。

また、あまりイメージがない方も多いかもしれませんが、実はチーズも虫歯予防効果を持っています。

ここからは、虫歯予防にチーズが効果的な理由や、特におすすめのチーズなどについて解説したいと思います。

〇虫歯予防にチーズが効果的な理由

食事をした後は、口内が酸性に傾きます。

これによって酸の量が増加し、歯のエナメル質が溶けやすくなるため、虫歯ができやすくなります。

虫歯予防にチーズが効果的な理由は、ずばり口内を酸性からアルカリ性に変える働きがあるからです。

つまり、チーズを食べることで口内の酸性化を防ぎ、虫歯になりにくくなるということです。

また、チーズにはリン酸カルシウムが多く含まれていて、こちらには歯の再石灰化を促す効果があり、チーズの主要タンパク質であるカゼインには、歯のエナメル質に吸着し、虫歯菌の付着を抑える働きもあります。

〇特におすすめのチーズ

特に虫歯予防におすすめのチーズは、硬めで重量感のあるものです。

例えば、以下のような種類のチーズです。

・チェダーチーズ
・ゴーダチーズ
・ミモレット
・グリュイエールチーズ
・パルミジャーノレッジャーノ など

このようなタイプのチーズがおすすめの理由としては、硬めの方がよく噛まなければいけないため、唾液が出やすくなり、自浄作用が高まることが挙げられます。

〇虫歯予防としてのチーズの食べ方

虫歯予防としてチーズを摂取するのであれば、食後に2~3口をよく噛んで食べることをおすすめします。

こうすることにより、唾液にチーズの成分が溶け出し、虫歯予防効果がアップします。

また、チーズの虫歯予防効果をより高めるために、チーズを食べた後の歯磨きはすぐに行わないようにしましょう。

具体的には、10分程度時間を置いてからブラッシングを行います。

こちらは、すぐに歯磨きをすることにより、虫歯予防効果のある栄養素が洗い流されてしまうことが理由です。

もちろん、チーズさえ食べていれば虫歯にならないというわけではないため、効果を持続させようとして、ブラッシングをしないというのはNGです。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・チーズには口内を酸性からアルカリ性に変える働きがある

・チーズに多く含まれるリン酸カルシウムには、歯の再石灰化を促す効果がある

・虫歯予防におすすめチーズは、チェダーチーズなどハードタイプで重量感のあるもの

・食後に2~3口をよく噛んで食べることで、虫歯予防効果がアップする

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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スタッフ一同、心よりお待ちしております。

虫歯予防としてのマウスウォッシュの正しい使い方について

代表的な虫歯予防の方法と聞くと、多くの方は歯磨きをイメージされるかと思います。

もちろん、虫歯予防として歯磨きは必要不可欠なものですが、こちらとあわせてマウスウォッシュを使用することで、より虫歯のリスクを減らすことが可能です。

今回は、虫歯予防としてのマウスウォッシュの正しい使い方を中心に解説します。

〇マウスウォッシュの適切な使用量

虫歯予防としてマウスウォッシュを使用する場合、適切な使用量を守らなければいけません。

適切な使用量はメーカーによって多少違いがありますが、必ずパッケージに記載されているため、使用前に確認しましょう。

大体は10~30mlで、付属しているキャップに目安のラインが付いているものが多いです。

ちなみに、記載された使用量を超える量を毎回使用していると、雑菌だけでなく口腔内に必要な常在菌まで死滅させてしまう可能性があるため、注意してください。

〇マウスウォッシュの効果を高める方法

マウスウォッシュの虫歯予防を高めるためには、使用する前にまず歯垢や舌苔を落としておくことをおすすめします。

マウスウォッシュの目的は、口内の汚れを落とすことではなく、あくまで殺菌であるため、前もって歯についた汚れ、舌にこびりついた舌苔を落としておくことで、より効果を感じやすくなります。

また、マウスウォッシュの後に口内をすすぐ方がいますが、こちらは必要ありません。
殺菌効果を高めるためにも、使用後はそのまま液を口内にとどめておくべきです。

ちなみに、マウスウォッシュ後にすぐ飲食をしてしまうと、殺菌した意味がなくなってしまうため、使用後30分程度は飲食も控えてください。

〇マウスウォッシュの使用を中止すべきケース

マウスウォッシュを使用した際に、刺激が強いと感じる場合は、ただちに使用を中止すべきです。

特に、海外製のマウスウォッシュはエタノール濃度が高い製品が多く、味が辛すぎたり、口内がピリピリしたりすることがあります。

また、口内の傷や口内炎などがある場合、マウスウォッシュの使用によって悪化する危険性があるため、このようなケースでは使用を中止するか、ノンアルコールタイプの製品を使用するようにしてください。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・マウスウォッシュの適切な使用量は大体10~30ml

・虫歯予防効果を高めるためには、マウスウォッシュを使用する前に口内の汚れを落とす必要がある

・マウスウォッシュの使用後はすすぎをせず、そのまま口内にとどまらせる

・刺激の強さを感じる場合はただちにマウスウォッシュの使用を中止すべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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虫歯予防としてガムを噛む際のポイントについて解説します

虫歯予防の方法の1つに、ガムを噛むことが挙げられます。

普段からガムを噛むという方にとっては、こちらは気軽に行うことができる虫歯予防ですが、実践するのであれば、事前に重要な点をいくつか押さえておく必要があります。

今回は、虫歯予防としてガムを噛む際のポイントについて解説します。

〇ガムの選び方について

虫歯予防としてガムを噛む場合、どのようなガムを選んでも良いというわけではありません。

必ず、キシリトールが配合されたガムを選びましょう。

特に、キシリトール100%配合のものはおすすめです。

キシリトールには、虫歯菌の糖代謝を阻害し、活動や繁殖を困難にさせるだけでなく、口内の酸を減らす働きもあります。

また、キシリトールの甘味により、唾液の分泌効果が高まり、それによって自浄作用や歯の成熟作用、再石灰化が促進され、歯が強化されます。

ちなみに、虫歯予防だけでなく、口臭も防ぎたいという方は、消臭効果があるクロロフィル(銅葉緑素)も含まれているガムが適しています。

〇ガムの効果的な噛み方について

虫歯予防としてガムを噛む場合、噛み始めの唾液はなるべく口内に残しておくべきです。

キシリトール成分は、噛み始めたときに多く出るため、このような噛み方をすることにより、虫歯菌に有効成分が浸透しやすくなります。

また、ガムを噛むタイミングとしては、食後30分以内がおすすめです。

虫歯菌は、食事の際に口内に入った糖、タンパク質を元に酸を作り出します。

こちらが歯を溶かす原因となりますが、虫歯菌がキシリトールを取り込むことで酸を生成できなくなるため、食後は早めにガムを噛んだ方が良いというわけです。

〇ガムを噛みすぎるとどうなる?

虫歯予防としてガムを噛むのは良いことですが、1日に何十粒と大量に噛みすぎると、歯の表面のエナメル質が擦り減り、噛み合わせが深くなる場合があります。

また、ガムを噛みすぎてエラが張ってきたり、臼歯が擦り減って顔の下半分が短くなったりと、見た目への影響が出ることも否定できません。

そのため、ガムは適量を噛むようにしましょう。

具体的には、一度に2粒、1日に2~3回程度噛むことをおすすめします。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・虫歯予防のガムは、キシリトール100%配合のものがおすすめ

・口臭も防ぎたい方はクロロフィルも含まれたガムを選ぶべき

・ガムを噛む際は、噛み始めの唾液をなるべく残しておくのがポイント

・ガムを噛みすぎると、歯質や顔の見た目に影響が出るため注意が必要

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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予防歯科に通う頻度はどれくらいが目安なのか?

予防歯科は、たとえ現時点で虫歯や歯周病などの症状がなくても、定期的に行わなければいけないものです。

では、歯科クリニックで行う予防歯科には、一体どれくらいの頻度で通うべきなのでしょうか?

今回は、予防歯科の頻度の目安とその理由について解説したいと思います。

〇予防歯科の頻度の目安

普段歯科クリニックへの通院習慣がない方は、歯の痛みや歯茎の腫れなどの症状が出ないと、なかなか歯科クリニックに足を運びません。

しかし、多くの病気と同じように、歯にまつわる病気に関しても、早期発見と早期治療が大切です。

また、そのために必要なのが予防歯科ですが、「どれくらいの頻度で通院すれば良いのか?」という疑問を持つ方は多くいます。

予防歯科は、一般的に3ヶ月前後に一度くらいの頻度で通うと良いとされていて、歯科クリニックでも、「次は3ヶ月後くらいに来てください」と言われるケースが多々あります。

〇なぜ予防歯科の頻度は3ヶ月に一度?

予防歯科の頻度がおよそ3ヶ月に一度であることには、もちろん理由があります。

歯科クリニックでクリーニングなどの予防歯科を行うことで、一時的に虫歯菌や歯周病菌は減少します。

しかし、その後自宅でケアを続けていても、次第に細菌の数は元に戻ってしまいます。

このとき、口内の環境が元に戻るまでの期間がおよそ3ヶ月であることが、3ヶ月に一度予防歯科を行うべき理由です。

ちなみに、すでに歯周病を患っている方、唾液が少ない体質の方などは、1~2ヶ月に一度の通院が推奨されることもあります。

〇予防歯科では何を行うのか?

歯科クリニックの予防歯科では、歯と歯茎の状態を観察、記録しています。

日本人の成人の約8割は歯周病にかかっていると言われているため、前回と比べて歯茎の色や歯周ポケットの深さに変化はないか、プラークや歯石がついていないか、歯茎の状態はどうかといった点は、特に注意深く観察します。

その他、歯石や着色のクリーニングを行ったり、セルフケアが適切に行われていない場合にアドバイスを行ったりすることも、予防歯科の一環です。

ちなみに、予防歯科の際に虫歯が見つかった場合は、別途治療のための通院を行う必要があります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・予防歯科は、3ヶ月前後に一度くらいの頻度で通うのが一般的

・目安が3ヶ月に一度なのは、歯科クリニックでのクリーニングの効果が切れるのが3ヶ月程度であることが理由

・予防歯科では、歯と歯茎の状態の観察や記録、歯のクリーニング、セルフケアの指導などを行う

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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虫歯予防のための歯磨き粉はどうやって選べば良い?

虫歯を予防するにあたって徹底しなければいけないのは、やはり丁寧なブラッシングです。

また、ブラッシングの際には基本的に歯磨き粉を使用しますが、一体どのような製品を選ぶのが良いのでしょうか?

ここからは、虫歯予防のための歯磨き粉の選び方について解説します。

〇フッ素が多く含まれているものを選ぶ

虫歯予防のための歯磨き粉は、フッ素が含まれているものを選ぶべきです。

フッ素は虫歯予防に欠かせない成分であり、厚生労働省、日本歯科医師会などにおいても、一定の有効性が認められています。

主な働きとしては、虫歯菌の働きの予防、歯質強化、再石灰化の促進などが挙げられます。

また、特におすすめなのは、フッ素が多く含まれた歯磨き粉で、具体的には1,000~1,500ppmほど含まれているのが望ましいです。

ただし、歯ができる時期に過剰なフッ素を摂取すると、歯のエナメル質がダメージを受けてしまうため、子ども(~8歳程度)には高濃度の歯磨き粉を使用してはいけません。

〇殺菌成分が含まれているものを選ぶ

虫歯予防のための歯磨き粉を選ぶ際は、殺菌成分が含まれている製品がおすすめです。

虫歯の原因菌が口内に多く存在するほど、当然虫歯のリスクは高くなります。

そのため、以下のような殺菌成分が含まれているかどうかは、必ず確認すべきです。

・イソプロピルメチルフェノール
・塩化セチルピリジニウム
・塩化ベンザルコニウム など

ちなみに、殺菌成分は虫歯予防の効果を発揮してくれるだけでなく、歯周病や口臭の予防にも効果的です。

〇研磨剤が含まれていないものを選ぶ

虫歯予防の歯磨き粉を選ぶ際は、研磨剤が含まれていないものを選ぶべきです。

研磨剤は、炭酸カルシウムや無水ケイ酸といった名称であり、歯磨き粉のパッケージでは清掃剤と表記されることもあります。

研磨剤はしっかりと汚れを落としてくれるため、市販のホワイトニング歯磨き粉にはよく含まれています。

しかし、虫歯予防として歯磨き粉を選ぶ際は、歯の表面にキズがつき、虫歯の原因になり得る研磨剤を避けなければいけません。

ちなみに、研磨剤は歯だけでなく、歯茎にもキズをつけてしまい、こちらが知覚過敏につながる可能性もあります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・フッ素が1,000~1,500ppmほど含まれている歯磨き粉は虫歯予防におすすめ

・8歳までの子どもはフッ素高濃度の歯磨き粉を使用してはいけない

・虫歯予防のための歯磨き粉を選ぶ際は、殺菌成分が配合されているものもおすすめ

・歯の表面にキズがつき、虫歯の原因になるため、研磨剤入りの歯磨き粉は避けるべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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院内マスク着用のお願いにつきまして

患者様へ

 

【病院内におけるマスク着用継続のお願い】

厚生労働省より、

令和5年3月13日以降のマスク着用は原則個人の判断に委ねるとの方針が示されましたが、

併せて医療機関の受診時や医療機関・高齢者施設などを訪問する時には、マスクを着用することが推奨されております。

 

当院では、高齢者や重症化リスクの高い患者様への感染を防ぐため、

3月13日以降も、感染の有無に関わらず、引き続き院内でのマスク着用をお願いすることと致します。

 

皆さまのご理解とご協力をお願い致します。

 

 

院長

【虫歯予防】間違ったブラッシングの方法について

規則正しい食生活を送ること、間食を控えることなど、虫歯予防にはさまざまな方法がありますが、やはりもっとも重要なのは毎日のブラッシングです。

しかし、ブラッシングもポイントを意識しなければ、有効な虫歯予防とはなりません。

今回は、間違ったブラッシングの方法について解説したいと思います。

〇強い力で磨く

間違ったブラッシングの方法としては、まず強い力で磨くということが挙げられます。

ゴシゴシと力を入れて磨くことにより、歯の汚れが落ちている感覚はあるかもしれませんが、実際こちらの方法では、大きな虫歯予防効果を得ることはできません。

なぜなら、ストロークが大きくなりすぎることにより、磨き残しが出やすくなるからです。

また、強い力でのブラッシングは、歯ブラシが傷むスピードを早めたり、歯茎が退縮して知覚過敏を発症する原因になったりもします。

そのため、磨く力を抑え、細かく1本1本の歯を磨くことを心掛けてください。

〇バラバラに磨く

虫歯予防としてブラッシングを行う際、特に磨く順番を決めず、バラバラにあちこちの歯を磨いている方もいるかと思いますが、こちらは良くありません。

バラバラにブラッシングをすると、比較的早く口内全体に歯磨き粉が行き渡り、まだプラークが残っているにもかかわらず、しっかり磨けた感覚になってしまいます。

また、歯並びが良くない方は、このような磨き方をすることにより、無意識に磨きにくい歯のケアが足りなくなってしまうため、きちんと順番を決め、各箇所を丁寧にブラッシングすることが大切です。

〇食後、時間を置いてブラッシングする

虫歯予防としてブラッシングをする場合、なるべく食後すぐに行う必要があります。

虫歯菌は、プラークに含まれる糖を取り込んで酸を生成し、歯を溶かします。

そのため、虫歯を予防するには、できる限り口内にプラークがとどまる時間を少なくしなければいけません。

ただし、サイダーやコーラなどの炭酸飲料を飲んだ後は、歯の表面のエナメル質が一時的に柔らかくなり、普段よりも歯が傷つきやすい状態になります。

このような場合には、30分程度ブラッシングまで時間を空けることをおすすめします。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・強い力で歯を磨くとストロークが大きくなり、磨き残しが発生しやすくなる

・順番を決めずにあちこちの歯を磨くと、プラークが残っていても磨けた感覚になってしまう

・虫歯予防としてのブラッシングは、なるべく食後すぐに行う必要がある

・炭酸飲料を飲んだときは、ブラッシングまで30分程度時間を空けるのがおすすめ

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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子どもの虫歯予防としてタブレットを与える際のポイント

親御さんは大切な子どもの歯を虫歯から守るために、さまざまなことに注意しながら食べ物を与えなければいけません。

また、子どもの虫歯予防に有効な食べ物としてタブレットがありますが、こちらを与える際には、どのようなポイントを押さえておけば良いのでしょうか?

今回はこちらの点について解説します。

〇虫歯予防のタブレットを与えるのは何歳から?

虫歯予防の成分が含まれたタブレットを与えるのは、子どもがおよそ1歳6ヶ月頃になったタイミングが望ましいです。

こちらは、奥歯が生え始めるタイミングであり、硬めのタブレットを食べるためには奥歯が必要不可欠です。

また、最初食べ与える際には、そのままの形で食べさせないようにすべきです。

具体的には、タブレットを袋の外から砕いて与えたり、キッチンバサミなどで半分~1/4程度にカットしたりすることをおすすめします。

こうすることで、誤飲などのリスクも低くなります。

〇虫歯予防のタブレットの選び方は?

子どもに与える虫歯予防タブレットの選び方としては、甘味料としてキシリトールが含まれているものを選びましょう。

虫歯菌は、砂糖などの糖分をエサに増殖しますが、キシリトールはエネルギーとして取り込めず、虫歯菌を死滅させてくれます。

つまり、継続してキシリトール入りのタブレットを摂取することにより、口内の虫歯菌はどんどん減少していくということです。

また、キシリトールには虫歯菌を減らす作用だけでなく、歯を溶かす酸を少なくし、歯質を強化する作用もあります。

〇虫歯予防のタブレットを選ぶ際の注意点は?

子ども用の虫歯予防タブレットを選ぶ際は、砂糖が入っている製品を選ばないように注意しなければいけません。

せっかくキシリトールが配合されていても、砂糖などの糖質が含まれていれば、虫歯予防の効果は半減してしまいます。

もっとも理想的なのは、“甘味料としてキシリトール100%配合”、“糖類0g”とパッケージに記載された製品です。

また、その他に注意したいのは、クエン酸などの酸性物です。

虫歯予防タブレットの中には、果汁で味を付けているものもありますが、柑橘系の果汁にはクエン酸が多く含まれていて、こちらは歯の表面のエナメル質を溶かす原因になります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・虫歯予防のタブレットを与えるタイミングは、子どもの奥歯が生え始める時期がベスト

・最初はそのままの形で与えず、砕いたり小さくカットしたりすべき

・虫歯予防のタブレットは、甘味料としてキシリトール100%配合のものがおすすめ

・砂糖やクエン酸などの酸性物が含まれるタブレットは避ける

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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野菜が苦手な方へ!~気軽に食べられる虫歯予防食品~

日々の歯磨きだけでなく、食べ物を工夫することでも、虫歯はある程度予防できます。

しかし、虫歯予防に効果的な食べ物の中には、カボチャやニンジン、ピーマンといった

野菜も多く、野菜嫌いの方にとってこれらを摂取するのは大変です。

今回は、野菜が苦手な方に向けて、気軽に食べることができる虫歯予防食品を紹介します。

〇卵

野菜が苦手な方におすすめの虫歯予防食品の1つに、卵が挙げられます。

卵には、さまざまな栄養素が含まれていますが、虫歯予防に効果的な栄養素として注目したいのがビタミンAです。

ビタミンAは、歯の一番外側を覆っているエナメル質をつくる際に必要です。

卵の中でも、卵黄には特に豊富に含まれています。

ちなみに、ビタミンAは脂溶性のため、卵を炒め物などにして食べれば、より効率的に摂取することができます。

〇海苔

海苔も、野菜が苦手な方におすすめの虫歯予防食品です。

海藻の一種である海苔には、歯を強化するフッ素が含まれています。

フッ素が歯に作用すると、歯質が強化され、虫歯になりにくい歯になります。

また、フッ素には酸が作られる過程をブロックしたり、抗菌作用を発揮したりする上に、再石灰化の促進もしてくれるため、初期の虫歯はこれによって治ることもあります。

ちなみに、海苔は先ほど紹介した卵との相性も良いため、朝食などでは海苔と玉子焼きをあわせて食べることにより、手軽な虫歯予防対策となります。

〇ヨーグルト

ヨーグルトも、野菜嫌いの方におすすめの虫歯予防食品です。

ヨーグルトには、歯の材料となるカルシウムが豊富に含まれているほか、乳酸菌の含有量も多いです。

乳酸菌は、人間の身体に有益な働きをする善玉菌であり、虫歯菌や歯周病菌といった悪玉菌の繁殖を抑制する働きがあります。

特に抑制効果を発揮するのは、乳酸菌LS-1やL8020であり、他にも免疫力を高めて細菌感染を予防するL-137、細菌バランスを整えて口内環境を良好にするL-ロイテリ菌など、さまざまな乳酸菌が口内で力を発揮し、健康を守ります。

そのため、朝食だけでなく、間食でも虫歯を予防したいという方は、積極的に無糖のヨーグルトを食べるようにしてください。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・卵はエナメル質を形成するために必要なビタミンAが豊富

・ビタミンAは脂溶性のため、卵を炒め物にして食べると効率的に摂取できる

・海苔に含まれるフッ素には、歯を強化したり、再石灰化を促したりする効果がある

・虫歯菌を抑える乳酸菌が豊富なヨーグルトも、野菜嫌いの方におすすめの虫歯予防食品

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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子どもに歯科治療を受けさせる際のNG行動について

虫歯などの症状が出てしまったら、当然子どもも大人と同じように治療しなければいけません。

また、親御さんが子どもに歯科治療を受けさせる際には、嫌なイメージを植え付けないように注意する必要があります。

ここからは、子どもに歯科治療を受けさせる際のNG行動について解説します。

〇歯科クリニックについてしっかり説明しない

子どもに歯科治療を受けさせる際、親御さんはまず「歯科クリニックは怖いところではない」ということを説明しなければいけません。

「歯を削るところ」「歯を治療するところ」といった情報だけ伝えると、子どもに恐怖を与えてしまい、スムーズに通院できない可能性があります。

また、親御さんの中には、「言うことを聞かないと歯を削ってもらうよ」といったように、歯科クリニックをまるで罰のように話す方もいますが、こちらもNGです。

本人のために治療が必要であることを十分説明し、優しく通院を促すことが大切です。

〇嘘をつく

子どもに歯科治療を受けさせる際、親御さんは嘘をついてはいけません。

例えば、「今日は何もしない」「口の中を見てもらうだけ」といった言葉をかけ、嫌がる子どもを連れてくるといった行動は控えましょう。

このような嘘をつくことは、日本小児歯科学会でもNG行動としてアナウンスされていることであり、結局歯科クリニックで治療をすることになると、子どもがトラウマを抱えてしまったり、親子の信頼関係が崩れてしまったりする可能性があります。

そのため、「できるだけ痛くないように治療してもらうから」といったように、嘘をつかず、子どもの不安を軽減させてあげることを考えましょう。

〇強引に治療を受けさせる

強引に治療を受けさせることも、子どもに歯科治療を受けさせるにあたってやってはいけない行動です。

例えば、「これくらいの治療、痛くないでしょ」「治療を受けないと終わらないよ」といった言葉をかけ、強引に治療を受けさせてしまうと、子どもは間違いなく歯科クリニックに対して恐怖心や嫌悪感、ストレスを抱きます。

大人にとっては我慢できることであっても、子どもにとっては耐えがたい苦痛だということを理解し、なるべく厳しい言葉はかけないようにしましょう。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・子どもに歯科治療を受けさせる際には、歯科クリニックについて十分説明する必要がある

・「今日は何もしない」などと嘘をつき、子どもを歯科クリニックに連れてくるのはNG

・強引に治療を受けさせることも、子どもにトラウマや恐怖心を受け付ける原因になる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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