虫歯予防につながる食品としては、小魚やカボチャ、ニンジンといった野菜類などが有名です。
また、あまりイメージがない方も多いかもしれませんが、実はチーズも虫歯予防効果を持っています。
ここからは、虫歯予防にチーズが効果的な理由や、特におすすめのチーズなどについて解説したいと思います。
〇虫歯予防にチーズが効果的な理由
食事をした後は、口内が酸性に傾きます。
これによって酸の量が増加し、歯のエナメル質が溶けやすくなるため、虫歯ができやすくなります。
虫歯予防にチーズが効果的な理由は、ずばり口内を酸性からアルカリ性に変える働きがあるからです。
つまり、チーズを食べることで口内の酸性化を防ぎ、虫歯になりにくくなるということです。
また、チーズにはリン酸カルシウムが多く含まれていて、こちらには歯の再石灰化を促す効果があり、チーズの主要タンパク質であるカゼインには、歯のエナメル質に吸着し、虫歯菌の付着を抑える働きもあります。
〇特におすすめのチーズ
特に虫歯予防におすすめのチーズは、硬めで重量感のあるものです。
例えば、以下のような種類のチーズです。
・チェダーチーズ
・ゴーダチーズ
・ミモレット
・グリュイエールチーズ
・パルミジャーノレッジャーノ など
このようなタイプのチーズがおすすめの理由としては、硬めの方がよく噛まなければいけないため、唾液が出やすくなり、自浄作用が高まることが挙げられます。
〇虫歯予防としてのチーズの食べ方
虫歯予防としてチーズを摂取するのであれば、食後に2~3口をよく噛んで食べることをおすすめします。
こうすることにより、唾液にチーズの成分が溶け出し、虫歯予防効果がアップします。
また、チーズの虫歯予防効果をより高めるために、チーズを食べた後の歯磨きはすぐに行わないようにしましょう。
具体的には、10分程度時間を置いてからブラッシングを行います。
こちらは、すぐに歯磨きをすることにより、虫歯予防効果のある栄養素が洗い流されてしまうことが理由です。
もちろん、チーズさえ食べていれば虫歯にならないというわけではないため、効果を持続させようとして、ブラッシングをしないというのはNGです。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・チーズには口内を酸性からアルカリ性に変える働きがある
・チーズに多く含まれるリン酸カルシウムには、歯の再石灰化を促す効果がある
・虫歯予防におすすめチーズは、チェダーチーズなどハードタイプで重量感のあるもの
・食後に2~3口をよく噛んで食べることで、虫歯予防効果がアップする
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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