新潟市西区の歯医者、新潟西歯科クリニック|ブログ

【新潟市西区新潟大学前駅の歯医者】口腔機能発達不全症で見られる”話す機能不全”について

口腔機能発達不全症は、15歳未満の子どもで障害がないにもかかわらず、口周りの機能が十分に発達していない状態を指します。

また口腔機能発達不全症を発症すると、話す機能や食べる機能、呼吸機能などに異常が生じます。

今回は、これらの中でも”話す機能不全“について解説します。

〇話す機能不全の概要

口腔機能発達不全症に見られる話す機能不全とは、文字通り会話や発音に機能障害が発生していることを指しています。

話す機能の中でも、正しい音を出す機能については、一般的には5~6歳頃に完成すると言われています。

しかし、口腔機能発達不全症の子どもは、まだ十分に発音機能が完成していません。

〇話す機能不全の主な症状

口腔機能発達不全症の子どもは、発音機能が完成していないことから、特定の音が正しく発音できない可能性が高いです。

具体的には、カ・サ・タ・ナ・ラの発音が明瞭でなく、混同してしまうようなケースが見られます。

例えば、本来は“サカナ”と発音しなければいけないところを、口腔機能発達不全症の子どもは“タカナ”と発音してしまうことがあります。

このような子どもは、唇がうまく閉じられていなかったり、舌をうまく動かせていなかったりすることが考えられます。

さらに唇・舌・頬の筋肉の力不足や不調和、形態異常などにより、発音に影響が出ている可能性もあります。

ちなみに、唇が閉じられない子どもは、普段から上の前歯が口元から見えているケースが多いです。

また、舌をうまく動かせていない場合、口を開けたまま舌で上の前歯を触れないケースがよく見られます。

〇話す機能不全を改善する方法について

口腔機能発達不全症により、話す機能不全に陥っている場合は、まず唇や舌を鍛えなければいけません。

具体的には、歯科クリニックに通い、歯科医師や歯科衛生士の指導のもとで発音の練習を行います。

また、舌小帯が原因の場合は、治療によって改善することもあります。

舌小帯は、舌の裏側についているヒダであり、こちらが短いことで発音に影響が出ていることも考えられます。

もし、舌小帯が短いのが原因であれば、切除する治療を行います。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・口腔機能発達不全症の“話す機能不全”とは、会話や発音に機能障害が発生していることを指す

・話す機能不全がある場合、カ・サ・タ・ナ・ラの発音が混同するケースが多い

・話す機能不全は唇や舌、頬などの問題によって起こる

・歯科クリニックで発音の練習、舌小帯の切除などを受ければ、話す機能不全は改善する

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【新潟の歯医者】日本と海外における根管治療の成功率の違い

残念ながら、根管治療は必ずしも成功するとは限りません。

根管内で虫歯が再発した場合、再根管治療を受ける必要があります。

また日本と海外では、ある理由により、歯科クリニックによる根管治療の成功率に違いがあります。

今回は、これらの違いを中心に解説したいと思います。

〇海外の根管治療の成功率

アメリカの歯科クリニックにおける根管治療の成功率は、およそ90%を誇ります。

成功率が低いと言われている根管治療において、こちらは驚異的な数字です。

また、なぜここまで成功率が高いのかについては、アメリカの歯科クリニックにおける環境が関係しています。

アメリカでは、主治医と専門医が連携して根管治療を行うため、専門性の高い治療を施すことができます。

ちなみに、アメリカと並ぶ歯科先進国と言われているスウェーデンも、同じく約90%の成功率を実現しています。

〇日本の根管治療の成功率

アメリカやスウェーデンの根管治療が約90%成功するのに対し、日本は30~50%の成功率にとどまっています。

つまり、10本中5~7本は再根管治療をしなければいけないということです。

日本の歯科クリニックでは、ラバーダム防湿のように、根管治療に不可欠な治療環境が整っていません。

ラバーダム防湿はゴムシートを患部に装着して治療することで、唾液と歯との接触をなくし、根管治療の成功率を上げるというものです。

また、日本では治療が難しい歯であっても、専門医に紹介するという習慣がありません。

同じ歯科医師でも、根管治療を専門に扱う医師とそうでない医師がいます。

ほとんどの歯科クリニックが一般歯科医院として治療を行うため、根管治療が苦手な医師の場合、どうしても成功率は下がります。

〇根管治療の成功率を上げるには?

根管治療の成功率を上げるには、まず根管治療の経験や実績が豊富な歯科クリニックを選ぶことが大切です。

このような歯科クリニックは、ラバーダムやマイクロスコープなどの設備も取り揃えていることが多いです。

また、根管治療後における、患者さん自身での感染のコントロールも重要です。

歯科医師の技術が確かでも、治療後のブラッシングなどをおろそかにしていると、再感染のリスクが高まります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・アメリカやスウェーデンの根管治療の成功率はおよそ90%

・日本の根管治療の成功率は30~50%程度しかない

・日本の成功率が低いのは、設備不足や専門医を紹介する習慣がないことなどが理由

・成功させるには経験豊富な歯科医師を選ぶこと、治療後の感染のコントロールが大切

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【新潟の歯医者】根管治療後の歯の寿命はどれくらい?

根管治療は、歯の神経を除去して虫歯のリスクを軽減させる方法です。

こちらの治療をすることで、虫歯が重度にまで悪化しても抜歯が必要なく、歯を残せます。

しかし、根管治療後は歯の寿命が短くなります。

今回は、具体的な寿命の年数、長持ちさせるための対策などについて解説します。

〇根管治療後の歯の寿命は何年?

根管治療後の歯の寿命は、およそ11年です。

こちらはアメリカの研究所によって発表されたもので、journal of Dental Researchという医学雑誌に掲載されています。

具体的には、アメリカの99ヶ所の歯科クリニックにおいて、根管治療を受けた患者46,702人のデータを分析して算出されました。

11年という数字は、一般的な天然歯の寿命に比べて短く、半分程度だとされています。

ちなみに同研究では、根管治療を受けた歯のうち20年以上残存しているのは、26%であることも明らかになっています。

〇根管治療後の歯の寿命が短くなる理由

根管治療後の歯の寿命が短くなる理由は、主に以下の通りです。

・虫歯が進行しやすくなる
・歯根が割れやすくなる
・歯根が感染する場合がある
・天然歯と人工歯の間に汚れが溜まりやすい

歯の神経を除去すると、痛みやしみるといった異変を知らせるサインがなくなります。

そのため、虫歯が進行しやすくなり、寿命が短くなる原因になります。

また根管治療後の歯は歯質がもろくなり、割れやすくなったり、歯根が感染して虫歯が再発したりすることもあります。

さらに、天然歯と人工歯の間に隙間や段差ができるため、汚れが溜まりやすくなって歯の寿命が縮まりやすいです。

〇根管治療後の歯を長持ちさせるには?

根管治療後の歯を長持ちさせるには、マイクロスコープやラバーダムなどに対応した、精密な治療を行う歯科クリニックを選ぶべきです。

また、面倒だからといって治療を途中でやめたり、計画通りでない間隔が空いたりしないようにすることも大切です。

その他、治療後は定期検診に通い、経過観察を行うことも忘れてはいけません。

クリーニングなどのメンテナンスを受けることで、虫歯や歯周病があっても早期に発見でき、これらが原因で歯を失うリスクは軽減されます。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・根管治療後の歯の寿命はおよそ11年で、一般的な天然歯の寿命の半分程度

・根管治療を受けた歯のうち、20年以上残存しているのはわずか26%

・根管治療後は歯質が弱くなり、虫歯も進行しやすいため寿命が短くなる

・根管治療後の歯を長持ちさせるには、歯科クリニック選びや定期検診が重要

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【新潟の歯医者】根管治療で歯を残すべき理由とは?

根管治療では、歯根部の内部にある根管という部分を消毒し、虫歯の原因菌を除去します。

このような施術により、抜歯を防ぐことができます。

また、抜歯を防ぐことは、私たちの生活にさまざまなメリットをもたらしてくれます。

今回は、根管治療で歯を残すべき理由について解説します。

〇噛み合わせの悪化を防止できる

根管治療で歯を残すべき理由としては、まず噛み合わせの悪化を防止できることが挙げられます。

できる限り歯を残すことで、歯が移動したり伸びたりすることなく、噛み合わせを維持できます。

逆に抜歯をすると、隣り合う歯が隙間の方に倒れてきたり、今まで噛み合わさっていた部分の歯が伸びてきたりします。

すると、噛み合わせのバランスは崩れやすくなります。

また、噛み合わせが変わることで、顎の動きや形状にも変化が生じます。

根管治療は、こういったリスクを防ぐためにも必要な治療だと言えます。

〇自身の歯で食事ができる

根管治療で歯を残すべき理由としては、自身の歯で食事ができるということも挙げられます。

自分自身の歯で食べることで、より食事を楽しむことができ、充実した生活を送れます。

また、よく噛めることで表情筋や咀嚼筋が鍛えられるため、顔の表情が明るくなります。

さらに、口元や輪郭が引き締まるため、美容効果も期待できます。

ちなみに、自身の歯を残すことで、正しい発音での会話もできるようになります。

つまり、根管治療で歯を残すことは、人生を豊かに生きることにつながるということです。

〇義歯になる時期を遅らせることができる

根管治療で歯を残せば、義歯やブリッジ、インプラントになる時期を遅らせることができます。

義歯やブリッジ、インプラントは人工物であるため、口内に入った段階から劣化が始めます。

永久に持つわけではなく、いずれは治療をやり直さなければいけません。

そのため、根管治療で極力歯を残し、装着する時期を遅らせることには大きな意味があります。

人間には誰しも寿命というものが存在します。

寿命の間にやり替えが必要になるかどうかという意味では、歯を抜く時期を遅らせれば遅らせるほど有利になります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・根管治療で歯を残せば、噛み合わせの悪化を防止することができる

・できる限り自身の歯を残すことで、食事を楽しみやすくなる

・よく噛めることで表情筋や咀嚼筋が鍛えられ、美容効果も期待できる

・根管治療で歯を残すことで、義歯やブリッジ、インプラントになる時期を遅らせることができる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【新潟の歯医者】根管治療後の再根管治療を防ぐにはどうする?

根管治療を行うことにより、歯の根まで進行した虫歯の症状が改善されます。

しかし、一度根管治療を行ったからといって、二度とその箇所で虫歯を発症しないというわけではありません。

再発時には、再根管治療を受ける必要があります。

今回は、再根管治療を防止するための方法について解説します。

〇正しい歯科クリニック選び

再根管治療を防ぐには、まず正しい歯科クリニック選びが大切です。

環境が整った歯科クリニックで根管治療を受ければ、虫歯再発のリスクは軽減されます。

根管治療が必要な歯は細菌感染が原因であり、その細菌をできる限り少なくすることが治療の本質です。

そのため、使用する器具・器材の減菌処理の徹底など、感染を防止する環境が整った歯科クリニックがおすすめです。

また、治療に関しても、以下に根管内を無菌状態にするかが鍵になります。

具体的には、治療箇所以外の口腔内全体をゴムシートで覆うラバーダムという治療法が採用されているところを選びましょう。

〇日々のブラッシングを徹底する

再根管治療を防止するには、日々のブラッシングを徹底することも大切です。

ブラッシングが不十分だと、被せ物と歯の間に汚れが溜まり、細菌も増殖します。

やがて細菌は内部に進行し、一度治療した根の先で繁殖することで、虫歯が再発します。

そのため、特に被せ物と歯の間は丁寧に磨かなければいけません。

また、被せ物を装着すると、どうしても自身の歯との境目ができてしまいます。

境目のケアについては、歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシの使用も欠かせません。

〇定期検診を受ける

根幹治療後の再根管治療は、歯科クリニックの定期検診を受けることでも防止できます。

治療後に歯の内部が悪くなっているかどうかは、症状がないと確認できません。

また、内部に膿が溜まっているかどうかも、レントゲン検査をしなければ発見は難しいです。

そのため、歯科クリニックに通い、健康な状態を維持できているか確認するのが大切です。

定期検診を受けていれば、もし再発が始まっていたとしても、初期段階で早々に対処することができます。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・再根管治療を防ぐには、減菌処理が徹底された歯科クリニックを選ぶべき

・細菌の侵入を防ぐラバーダムが採用されている歯科クリニックを選ぶのもポイント

・日々のブラッシングでは、歯と被せ物の境目を重点的に磨くのが大切

・定期検診を受ければ、虫歯が再発しても早めに対処することができる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【新潟の歯医者】根管治療を行うと歯の寿命が短くなるって本当?

根管治療を行うことで、虫歯の強い痛みがなくなります。

また抜歯を回避しつつ、虫歯の進行を食い止めることにもつながります。

しかし歯の神経を除去すると、歯の寿命が短くなることが懸念されます。

ここからは、なぜ根管治療が歯の寿命を短くすることになるのかについて解説します。

〇虫歯の発見が遅れる

根管治療で歯の寿命が短くなる原因としては、虫歯の発見が遅れることが挙げられます。

歯の神経には“痛い”、“しみる”といった歯の異常を教えてくれる役割があります。

しかし痛みが発生しないと、歯の内部で虫歯が進行していても気づきにくいです。

よって治療が遅れてしまい、歯の寿命も短くなるという仕組みです。

また虫歯治療は基本的に、遅れれば遅れるほど大がかりになる傾向にあります。

もちろん治療にかかる費用や時間も多く必要になります。

〇歯が脆くなる

根管治療を行うと歯が脆くなります。

こちらも歯の寿命が短くなる原因の一つです。

歯の神経を除去すると周囲の血管も失われます。

よって歯に必要な水分や栄養が届かなくなり、歯が脆くなります。

また歯の強度が低下すると、当然破折のリスクが高まります。

例えばせんべいなど硬いものを食べるだけで、簡単に折れることも考えられます。

歯が折れてしまえば、抜歯につながるケースが多いです。

特に被せ物の土台に金属を使用している場合は注意が必要です。

コアと脆くなった歯の根が触れることで割れてしまう可能性があります。

〇歯根が感染する可能性がある

根管治療を行った後、再び歯根が感染する可能性があります。

これによって歯の寿命が短くなることも考えられます。

根管治療の際に細菌を除去しきれなかった場合、根尖病変を発症することがあります。

根尖病変は、歯根が細菌に感染して炎症を起こす病気です。

発症すると強い痛みを感じたり、膿が出てきたりします。

さらに根尖病変を発症すると、健康な歯へ影響が出ることも考えられます。

つまり根管治療を行った箇所以外も、歯の寿命が短くなる可能性があるということです。

ちなみに根尖病変は再根管治療で対応しますが、改善しない場合は抜歯が必要です。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・根管治療を受けると虫歯の発見が遅れて重症化し、歯の寿命が短くなることがある

・根管治療を行うと歯に水分や栄養が届きにくくなり、破折のリスクが高まる

・根管治療後に根尖病変が見られると、健康な歯にも影響が出ることが考えられる

・再根管治療で根尖病変が改善しない場合は抜歯が必要

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【新潟の歯医者】根管治療後に必要な経過観察について

根管治療を行うことで、神経にまで到達した虫歯の症状が改善します。

しかし根管治療は神経を除去すれば完全に終了するわけではありません。

治療後は順調に治っているかどうかの経過観察が必要です。

今回は経過観察の必要性や期間、問題が発生したときの対処法について解説します。

〇根管治療後の経過観察の必要性

根管治療後の経過観察は、成功か失敗かを判断するためには必要不可欠です。

根管治療は根尖病変を除去するためのものです。

根尖病変は、細菌感染などによって発症した根の先端付近の病気です。

しかし根管治療を受けても、根尖病変が治っているかすぐにわからないことがあります。

痛みがなくなったり、歯茎の腫れが引いたりすればわかりやすいです。

一方自覚症状がなかった症例については、すぐに成功と失敗の判断がつきません。

治療後は成功したように見えても、数ヶ月で痛みが再発するケースもあります。

よって根管治療後には、レントゲンやCTによる経過観察が必要です。

〇根管治療後の経過観察の期間

根管治療後は、最低でも3ヶ月は経過観察を行わなければいけません。

3ヶ月という期間は、治療後に骨が戻り始めるまでの期間です。

ただしこの期間中ずっと噛めない状態が続くのかというとそうではありません。

根管治療後1ヶ月が経過した段階で症状がなければ、一度仮歯を装着します。

また患者さんの感覚が正常に戻るまでには、もう少し期間が必要です。

具体的には治療後6ヶ月経過して問題がなければ、患部は完治したと言えます。

〇根管治療後に虫歯が再発した場合

根管治療後の経過観察を行っていく中で、虫歯の再発が見つかったとします。

このようなケースでは再根管治療が行われます。

まずは被せ物や内部の土台を除去し、根管内の汚染された組織を除去していきます。

完了したら再度薬を詰め、土台や被せ物を装着します。

また再根管治療は、すでに神経がない状態で行われます。

以前の根管治療で神経は除去されているからです。

よって麻酔は使用しないことが多いです。

ちなみに再根管治療の成功率はそれほど高くありません。

ただしマイクロスコープなどが使用できる場合は成功率が上がります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・根管治療後は成功か失敗かを判断するための経過観察が必要

・経過観察の期間は最低3ヶ月、感覚が正常に戻るまでは6ヶ月ほどかかる

・根管治療後に虫歯が再発した場合は再根管治療を行う

・マイクロスコープなどを導入している歯科クリニックは再根管治療の成功率が高い

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【新潟の歯医者】根管治療が難しい場合の選択肢について

重度にまで進行した虫歯でも、根管治療で改善できる可能性があります。

根管の中の細菌や汚れを取り除くことにより、ある程度痛みや腫れは改善します。

しかし場合によっては、根管治療が難しいほど虫歯が進んでいることがあります。

今回はこのような場合の選択肢について解説したいと思います。

〇まずは根管治療を行う

根管治療が難しいほど重度の虫歯でも、まずは根管治療を実施するケースが多いです。

しかし、こちらの方法は予後があまり期待できません。

虫歯が極端に大きい場合、削ると歯冠部(歯茎から出ている歯)はほとんどなくなります。

また過去にも根管治療を行っている場合、根管壁をかなり削っています。

よってもう一度根管治療を行うと、強度不足で割れる可能性があります。

おそらく治療が完了しても、短期間で問題が起こることが予想されます。

〇インプラントも選択肢の一つ

根管治療が難しい方の選択肢としては、インプラントも挙げられます。

虫歯が重度で抜歯せざるを得ない場合は、インプラントが適しています。

インプラントを行うには抜歯が必要です。

しかしインプラントは、機能面・見た目ともに天然歯とほぼ変わりません。

そのため、慣れれば抜歯をしたことを忘れるくらい使いやすくなります。

またインプラントの寿命は一般的に10~15年です。

適切なメンテナンスをすれば長持ちするため、再治療を避けたい方にはおすすめです。

もちろん、インプラントは人工物のため虫歯になりません。

今まで根管治療後の再発に苦しんでいた方は、そういった悩みから解放されます。

〇ブリッジが採用されることも

根管治療を行うのが困難である場合、ブリッジが採用されることもあります。

ブリッジは入れ歯のように毎日取り外し、手入れをする必要がありません。

また場合によっては、保険の範囲内でも行うことが可能です。

ただし根管治療以外の選択肢としては、インプラントと比べて劣る点が多いです。

例えばブリッジの治療を行う場合、隣の健康な歯も削らなければいけません。

そのため、少しでも歯を失いたくない方にとってはデメリットです。

ちなみに、残っている歯が少ない場合は適用できないこともあります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・根管治療が困難な場合でも、まずは根管治療で対応することが多い

・重度の虫歯で過去にも根管治療を行っている場合などは、成功率が極めて低い

・虫歯が重く抜歯せざるを得ない状況の場合はインプラントがおすすめ

・ブリッジが採用されることもあるが機能面などはインプラントの方が上

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【新潟の歯医者】根管治療後の土台に使用される素材について

根管治療は歯の神経を除去するための治療です。

また歯の神経を除去した後の歯は大きく欠損します。

そのため被せ物をする際、大きく欠損した部分を補填して土台をつくる必要があります。

では根管治療後に使用される土台にはどのようなものがあるのでしょうか?

今回は素材の種類と特徴について解説します。

〇レジンコア

レジンコアは、金属のピンで補強したプラスチックの土台です。

保険が適用されるため費用が安く、歯を削る量が少ないのがメリットです。

また後述するメタルコアより歯根が破折する心配も少ないです。

金属アレルギーのリスクも低く、安全性があります。

ただし弾性や強度、耐久性については他の素材よりも劣ります。

再治療が必要になった場合は、金属ピンの除去も困難です。

さらに金属による暗い影があるため、審美性はそれほど高くありません。

〇メタルコア

メタルコアは、保険診療の中でももっとも一般的な金属の土台です。

コア自体に強度があり、レジンコアと同様に費用はリーズナブルです。

また製作手順がシンプルなことから、歯の状態や術者の技術に影響されにくいです。

一方で金属は歯より硬く弾性がないため、歯根破折のリスクがあります。

金属アレルギーやメタルタトゥー(金属が溶け出す現象)の危険性も無視できません。

その他、レジンコアやファイバーコアと比べて歯を削る量が多いのもデメリットです。

〇ファイバーコア

ファイバーコアは金属を使用しない素材でできた土台です。

レジンをグラスファイバーというガラス繊維で補強してつくられます。

2003年に厚生労働省に認可された比較的新しい素材です。

硬さや弾性が天然歯とほぼ同じであるため、歯根破折のリスクは低いです。

強度や耐久性があり、歯に似た白さのため審美性も高いです。

その上金属アレルギーや、金属の溶け出しによる歯茎の変色もほとんど見られません。

もし再治療が必要になったとしても除去が容易です。

しかしファイバーコアは保険適用外のため、費用は高くなります。

歯科クリニックにもよりますが、金額は1本20,000~30,000円のところが多いです。

また歯質が極端に少ない場合などには適用できません。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・レジンコアは安全性が高い反面、弾性や耐久性については他の素材よりも劣る

・ファイバーコアは高い耐久性や審美性、安全性などメリットが多い素材

・ファイバーコアは保険適用外のため費用は高額になりやすい

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【新潟の歯医者】根管治療で使用する保険適用の補綴物について

根管治療では、まず数ヶ月かけて根管内の細菌や汚れを除去します。

最終的に補綴物の治療が可能と判断できたら、治療箇所に補綴物を装着します。

またこのとき選ばれる材料には、保険適用と自由診療のものがあります。

今回は、根管治療で使用する保険適用の補綴物の種類や特徴を解説します。

〇硬質レジンジャケット冠

硬質レジンジャケット冠は、被せる歯全体が硬質のプラスチックで作製されたものです。

色が白いため天然歯と馴染みやすく、審美性を重視する方にはおすすめです。

金属アレルギーが起こる心配もありません

ただし、唾液や飲食物の影響で変色しやすいというのはデメリットです。

また歯を削る量が多く、慢性的に歯茎が腫れる可能性もあります。

ちなみに硬質レジンジャケット冠は前歯と小臼歯、犬歯のみが保険適用の範囲内です。

奥歯の根管治療には保険が適用されません。

〇硬質レジン前装冠

硬質レジン前装冠は、金属のフレームにプラスチックを貼り付けた補綴物です。

硬質レジンジャケット冠と同じく、色が白く自然です。

また中身が金属のため強度が高く、強い噛み合わせにも耐えることができます。

しかし装着から年月が経つと光沢が失われ、審美性を損ないます。

その他、金属部分が見える可能性があるのもデメリットです。

大きく口を開けると、裏側から金属が見えます。

硬質レジンジャケット冠とは違い、金属アレルギーのリスクもあります。

〇銀歯

銀歯は保険適用の補綴物の中でももっとも一般的なものです。

丈夫で割れにくく、噛む機能が回復しやすいというメリットがあります。

値段に関しても非常に安価で手を出しやすいです。

ただし根管治療においては、極力銀歯は使用しないことをおすすめします。

銀歯を使用すると再感染のリスクが高まります。

こちらは噛むときの圧力により、少しずつ変形して歯との間に隙間ができるからです。

また銀歯は金属アレルギーのリスクもありますし、メタルタトゥーも見られやすいです。

メタルタトゥーは、金属が唾液や飲食物の影響で溶け出すというものです。

溶け出した金属は、歯茎に黒い色素を沈着させます。

銀歯は溶けやすいため、他の金属素材よりも特にメタルタトゥーのリスクが高いです。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・硬質レジンジャケット冠は審美性が高いものの変色しやすい

・硬質レジン前装冠は強度が高い一方で、裏側から金属が見えるリスクがある

・銀歯は保険適用の補綴物でももっとも安価な素材

・銀歯は根管治療後の再感染リスクが高いため、なるべく使用を避けるべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。